北海道Tour05 #1-1 2005.8/13

トマム→(道道136)串内→(道道1117)ルーマ
→(落合農免農道)北落合
(以下#2)→(落合農免農道)ルーマ→(国道38)落合   45km

赤は本日の経路 串内牧場にて 午後の陽差しはまぶしく森からの風は涼しい Canon NewF-1 FD20-35mm1:3.5L PKR
赤は本日の経路

 14:40、トマム下車。
 開けた明るい空、鋭い日差し、濃い緑と涼しい風。無人駅のホームからぱらぱらっと降りた乗客と、彼らの自動車が去った後は、そこはもう静かな北海道の山奥である。ここまでたどり着くのに今回は苦労したが、到着してみればその気苦労が嘘みたいにいつもどおりだ。それにしても本当に来れてよかった。
 キリギリスとエゾゼミの声が響く中、おもむろに自転車組立開始。早速いつものゴマフアブも大量に来襲してきた。今回は薬局で奨められたムシペールを使用すると、さすが医薬品。これがアブに良く効くのである。今まで使ってたスプレー缶虫除けとは大違い。

おおぞらトマム到着 しかしすごい快晴 トマムから北落合経由で落合へ 赤は本日の経路
自転車組み立て完了

 15:20、いよいよ出発、北海道ツーリングの始まりである。
 広い道の頭上は開けていて、午後の傾き掛けた陽射しは明るくまぶしい。森の中から吹いてくる風は涼しく、多少登り基調の道道130も交通量は少ない。遂に北海道を走っているのだ、という気分になる。

登り基調の開けた道に森の中ペンションが断続 交通量も少ない 上トマム到着

 10年前に泊まったトマムのペンションを横目で確認したり、上トマムの交差点のスーパーで買いだしたりしてから、串内へ。
 上トマム先の直角カーブから道道130は下り始める。それまでそんなに登っていないのに、下りは落合までしばらく続く。なんか今回は列車で登りのずるをしたようだが、過去にはここを登ってきたこともあるのだ。構うことはない。などという引け目の理由も言い訳も、他愛はない。

上トマム出発 トマムの山々を眺めつつだらだら進む 元直角カーブ付近 もう全然直角ではないが

 道道130という道は、「串内牧場」の大きな木の看板から東へ向かい、根室本線の新狩勝峠や新得畜産試験場方面の未開通山越え区間の手前で終わる。今日向かうのは落合方面、ここから番号が変わる道道1117だ。でも、多少時間があるのでちょっと串内の牧場を偵察してみることにした。行き止まりの牧場を、以前から一度見てみたかったのである。

串内信号場へ 看板を目印に串内牧場へ寄り道 串内牧場 山間の意外な拡がり

 件の看板方面へ進むと、少し登りが続き、周囲が開けて牧場下手に到着。誰もいない静かな牧草地の広がりが、逆光の日差しの中に拡がっていた。周囲を低山に囲まれ、草むらの茂みからはキリギリスが、周囲の森からはエゾゼミの声が止まらない、ごく普通の牧場がそこにあった。まあこんな雰囲気だろう、という気もしないでもないが、課題を果した気にはなった。

串内牧場から再び落合方面へ 直角カーブから下り基調 足を止めてのんびり下る カラマツの高い森が続く 道が広いので鬱蒼とした雰囲気は少ない

 16:00、ルーマ着。
 そのまま国道38を横切り、予定通りこの辺りへ来るといつも訪れる北落合へ向かう。往路の北斗星が遅れてしまい、当初予定の南千歳からの行程は大幅短縮になってしまった。でも、もともと今日のハイライトはこの北落合のつもりだった。むしろ今日の内容が凝縮されたと考えることもできるではないか。

ルーマ到着 国道38が見えてきた 北落合への一直線道路 見えるときは大雪山系がよく見えるのだが今日は薄っすら 森と畑が断続

 雲は多少出始めていたが、動きは早い。時間も十分にある。1999年以来6年ぶりの、農道どん詰まりの680m地点へ向かうことができるだろう。

次第に陽差しが傾く 段丘の下に到着 カラマツの向こうに畑がちらちら見えてきた

記 2005.8/30

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Last Update 2005.12/26
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