南千歳→(国道36)千歳
→(国道337)中央
→(市道・道道226)追分
23km
夕張
追分
中央
千歳
南千歳
北海道Tour03 #1
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翌朝目覚めると、大雨だった。
あれだけ用意周到に着々と諸問題をクリアしてここまで来たのに、雨で全部パーになってしまったのである。
またもや大窓展望食堂車で、大雨を眺めながら朝食を取る。過去の北海道Tourで例がないゴージャスな気分だが、いかんせん台風なのだ。
今日は美瑛まで輪行か、と考えていると、苫小牧辺りで雨が弱くなってきた。以前もこんなパターンがあったが、なにしろ南千歳で下車して、内陸部の雰囲気を見て決めようと思った。
8:15、南千歳着。改札を出ると、かつて千歳空港への連絡通路が見るも無惨に途中で鉄板で塞がれている。その手前に国道36に降りる非常階段のような階段がある。
この連絡通路から眺める外は再び大雨だった。が、千歳の街はくっきり見えている。意外に雨が少ないのかもしれない。走るかどうかしばらく迷ったが、迷うぐらいならちょっとでも走ってみよう、と決めた。
9:05、南千歳発。
国道36から千歳の街中で国道337へ分岐する。千歳郊外の住宅地は広葉樹林と牧草地に変わっていった。途中で追分へショートカットする道へ逸れると、僅かに登りが始まり、道路脇の轍には流れができていた。次第に雨が強くなっている。
10:00、追分着。千歳には無かったセイコーマートを発見。ボトル代わりの1.5lペットボトル調達を兼ね、セイコーマートだけで売っているウィスラーウォーターを仕入れた。このウィスラーウォーターのペットボトル、これ以上無いほどミノウラの1.5lペットボトルケージに似合う形状をしているので、毎回持ち帰って重宝している。
やって来た郵便屋さんに天気予報を聞くと、これからますます悪化するとのこと。実際、雨はますます激しくなっていたので、夕張・富良野経由の今日のコースは諦めることにした。結局こうなるのか、と思った。
フロントバッグのマップケースの下に入れておいた買ったばかりのツーリングマップルが、走行わずか20数kmにして早くも湿気でぐにゃぐにゃになっている。新版ツーリングマップルは急版に較べて情報が少なく誤植が多いだけではなく、水に弱いことがよくわかった。
追分から輪行して、旭川駅の地下で去年断念した「蜂屋」のラーメンを食べ、美瑛着は14:56。室蘭本線の気動車はのんびり、スーパーホワイトアローはいつものように気合いの激走り、蜂屋のラーメンも久しぶりで美味しかったが、圧倒的につまらない。ぼうっとしているうちにだらだら時間が過ぎていった。
美瑛では雨がますます激しくなっていた。
区画整理が行われたかのように一変してしまった駅前でちょっと当惑してみたり、駅でぼうっとしてみたりしたが、雨が弱くなるわけもなかった。うろうろしていたら、待合室の置いておいた荷物の隣にあやしい浮浪者が座っていたりして、あまりこのまま駅にいても大した結果は出ないように思えた。
結局タクシー輪行で、駅からそう遠くない遊岳荘着。
この季節、やけに簡単に予約できたので不思議だったのだが、この人気の宿で今日の宿泊者は6名。昼間からバイクの姿もほとんど見かけない。年々北海道の旅行者は減っていることを実感する。
記 2003.8/9
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Last Update 2003.9/21