北海道Tour25夏#3-2
2025/8/9(土)開陽→札友内

A地点からC経由でB地点へ 赤は本日の経路

開陽→萩野 (以上#3-1)
(以下#3-2) →札友内  78km 
RIDE WITH GPS

ニューサイ写真 RICOH GR GR18.3mm1:2.8

 9:00、萩野着。そのまま交差点を直進、道道1040で磯分内へ。大体12kmで150mぐらいの下りである。根釧台地らしい牧草地の広がりから下った後は、根釧台地裾の狭く鬱蒼とした雰囲気の谷底が続く。そして毎度の事だが、根釧台地よりこちらの釧路川沿いの谷の方が気温が上がるようで、この辺で暑さを感じ始めた。というより、多和平分岐辺りから明らかに晴れ始めている。青空すら見え始めていた。

 萩野で分岐する前から、多和平に寄っても良いかなとは思っていた。展望台の眺めと共に、しばらく食べていない牛肉のトマト煮が思い出された。でも、今日はそれほど見通しが良さそうな訳じゃない。どうせこの時間、売店もまだやってないだろう。

 結局何カ所かある分岐は、迷わずそのまま通過してしまった。

 10:00、磯分内着。だらだら進んでいたら1時間もかかってしまった。国道243をクランク経由、そのまま釧路川対岸の広域農道へ向かう。

 川原の平地から段丘裾の広域農道へ合流するつもりで渡った釧路川手前の橋で、土手上に舗装路面がちらっと見えた。一昨年か何時だかに弟子屈の南で通った、釧路川土手の短い河川管理道を思い出した。けっこう離れたこんなところで土手の上が舗装されているなら、弟子屈市街の外れまで舗装路面が続いているのかもしれない。
 いや、弟子屈まで約15km。この手の河川管理道が、天下の釧路川とは言えこの規模の川でそんなに続いているだろうか。北海道開発局途中がそんな大サービスをするとも思えない。途中で舗装が途切れても、何の不思議は無い。というより、それは想定内の自体だ。
 まあでも、舗装が途切れて戻ったってまだ10時台。折角気分で脚を向けた磯分内でこういう展開があるのだ、ここは乗ってみましょう。

A地点からC経由でB地点へ 赤は本日の経路

 向こう岸と地図を眺めて土手への入口を探しつつ、一旦国道391へ戻り、対岸で無事土手の道へ入り込んでみた。結論から言うと、土手の道は弟子屈の手前まで結構良好な舗装路面で続き、嬉しい新ルート発見となった。

 通常国道391から見えていた畑の向こうに続く釧路川の岸は、東岸の国道391と西岸の農道から付かず離れずの位置ながら、しかし鬱蒼とした森で隔絶されている。これまでその2本の道を訪れたときに、その森の奥がどうなっているか、あまり想像したことは無かった。森が濃かったからだ。

 私にとってそういう場所だった川面や川原の森、畑と茂みに囲まれて、土手の道は続いていた。その空間は外界と隔てられているというのに、意外な程あっけらかんと落ちついた開放感が感じられる。森や茂みに囲まれて静かだからかもしれない。周囲や川原の森や茂みは鬱蒼と深く、川まで揃ってるので白昼堂々熊が出てきても何の不思議も無い状況だ。ただ、路面や道端には特に糞などはみられず、あまり根拠無く安心できていた。陸側には畑裏手に建つ農家の他、時々別荘風の民家が見えた。或いは釣り好きの人の別荘なのかもしれない。

 しばらく河岸にそんな道が続いた。釧路川を渡る橋を「もう1本先に進んでみよう」と思いながら何度か通り過ぎた後、GPS画面に土手の道の終端が現れた。画面の地図と地形図を見比べて、手前の畜舎から分岐する道で東側段丘の森へ。

 釧網本線を渡って道はダートに替わったものの、すぐ上に国道391が通っているのであった。そのすぐ先は国道391・243との合流点。ここに出たか。

 国道243で弟子屈の裏手を通り、11:00、そば処福住弟子屈店へ。開店とほぼ同時に着いたというのに、私が自転車を停めた直後、早くも車で別のお客さんが登場。更に店内に入ってすぐ、何組かのお客さんがぞろぞろ入って来た。さすが福住だ。
 昼食後は道の駅へ。と言っても何か食べたかった訳じゃない。時々小雨が降ったり止んだりする間、屋外休憩所らしき四阿で食後の居眠りをして、ゆっくり目覚めても手持ち無沙汰なのには変わり無い。

 道の駅に飽きてセイコーマートに向かっても、腰を据えて何か食べるわけでもなく、目的無く店先に長居できるわけもない。再び道の駅へ戻ると、13時過ぎからやや本降りっぽく雨が降り始めた。天気予報通りの展開だ。15時まで降るのかもしれない。
 まあ、朝に考えたとおりの推移ではある。居眠りしたり欠伸したりソフトをいただたいたり、雨が止んだところを狙って14:30、道の駅発。
 雨から逃げ切る趣旨で出発したものの、弟子屈の市街を出るとすぐ雨が降り始めた。仕方無い、雨具を着てもう2〜3km。

 RICOH GRV GR18.3mm1:2.8

 14:50、鱒や着。今日のお客さんは私一人。何日か前の暑かった日には、屋内に熱気が籠もってしまうため、客さんをお断りする羽目になったお話しを伺いつつ、美味しい夕食を頂くことができた。

A地点からC経由でB地点へ 赤は本日の経路

 明日の天気予報は弟子屈町曇り20%、北見市と津別町は10時以降晴れだが、降水確率が一部で40%。何となく事態が想像できる。しかし去年と違い気温は29℃止まり。40%の時間帯は短く訪問予定の時刻とずれているので、逃げ切れそうな気もする。現地で考えるつもりにしておくことにしよう。ということは天気予報がこのままなら、明日は3年振りの津別峠とチミケップ湖だ。

記 2025/10/19

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Last Update 2025/12/3
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