北海道Tour22#3
2022/8/12(金)開陽→札友内-2

開陽→養老牛 (以上#3-1)
→仁田
(以下#3-3) →札友内
57km

A地点からC経由でB地点へ 赤は本日の経路
ニューサイ写真 RICOH GRV GR18.3mm1:2.8

 

 12:25、養老牛ながかわ商店着。この場所毎度のイベントで、自販機で缶コーヒーとする。
 まもなく、俣落辺りから抜きつ抜かれつ(というより抜かれた後お休み中にこちらが通過してゆく)だった自転車の2人組のうち、お一方がやって来た。ご挨拶して少しお話しする。中標津の会社員の方で、屈斜路湖岸の古丹でキャンプして1泊して帰ってくるとのこと。
 ちょうど一通りお話しが一段落したところで、もうお一方が旭新養老牛方面の彼方に現れた。頃合い良く、お先に出発させていただくことにした。

 RICOH GRV GR18.3mm1:2.8
   RICOH GRV GR18.3mm1:2.8

 その先、空はますます晴れ、気温はどんどん上がっていった。昨日眺めつつも通過していた上虹別までの牧草地展望ポイントや武佐岳登山口、中標津・標茶町界などで、各駅停車のようにことごとく立ち止まってゆく。

 RICOH GRV GR18.3mm1:2.8

 ふと時刻を見ると、まだ出発したばかりなのにもう13時ではないか。そりゃそうだ、出発が10時半だったからな。

 RICOH GRV GR18.3mm1:2.8

 イレギュラーな時間感覚はそもそもこの辺でこの時間に走ったことがあまり記憶に無いからかもしれない。それは、今までにあまり無かったお天気のパターンをそのまま反映しているのだと改めて気が付いた。

 RICOH GRV GR18.3mm1:2.8
 RICOH GRV GR18.3mm1:2.8
  A地点からC経由でB地点へ 赤は本日の経路

 萩野では、昨日の国道243合流点の手前から国道243の萩野へショートカットする農道へ。
 国道243の丘一つを通らなくてもいいこの道も、久しぶりになってしまっている。近年、毎回開陽から札友内に向かってはいても、直接道道885から弟子屈方面へ向かうことが無かったからだ。

 RICOH GRV GR18.3mm1:2.8
 

 短い区間でもあるし、前回通ったのはもういつだか忘れているし思い出す気にならない。開けた平地っぽい風景の印象とは裏腹に、登り総量は国道243経由とあまり変わらないこと、萩野近くでは森から熊が出そうな怖い雰囲気が漂うことは憶えていた。登り総量についてはあまり変わらないではなく、ほとんど変わらない事が今回よくわかった。そして熊が出そうな怖い雰囲気は、相変わらずだった。2つ着けている熊除け鈴だけが(心の)頼りである。

 萩野からはしばし国道243へ。通ってみれば、車は大変意外にも多くない、いや、少ない。思えばまだ8月12日。今年のお盆期間には入っていないし、今日はそもそも平日なのだ。

 

 国道243の路上は暑い。登りたったの50mで、汗がだらだら出てくるぐらいに暑い。暑いときに思考が逃げる先は、過去の記憶だ。ここは北海道初自転車の86年以来、根釧台地から出るときの道の印象が強い。あの時は暑かった。稜線付近に立っている電波塔も印象的であり、汗だくだったその時の不快さを思い出させてくれる。その時は養老牛のながかわ商店で、別海牛乳の三角パックを買ったんだったな。

 しばらくこの道を通らなかった時期もあった。根釧台地を202kmコースで訪問するようになって以来、開陽→札友内のパターンが崩しにくくなっているため、国道ながら他にあまり選択肢が無いこの道を通る機会がまた増えているのだった。

 スノーシェッドを抜けると仁田の牧草地だ。カーブした道が下ってゆく先、牧草地と樹海が続いてゆく摩周の山裾が彼方に拡がっているのが圧巻だ。たった50mの登りなのに。こういう展開を見ると、国道243もなかなか悪くないと思う。いや、屈斜路湖岸、美幌峠、美幌側白樺並木ののんびりした風景など、見所が多い道だと思う。とはいえ、2014年から弟子屈へ降りる経路としては、国道243ではなく予め仁田農免農道を選んでいる。

記 2022/11/12

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Last Update 2023/3/4
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