北海道Tour20#11
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荷物を持ってホテルを出ると、空が明るい。駐車場奥の掃除置場には、私の自転車の他にロードバイクやらなんやら自転車が数台増えていた。
東京へ帰る今日になってやっと晴れた。やっとの晴れでも、旭川空港まで雨に降られないのは有り難いし、今のところまだ空気もひんやり、大変快適だ。等と思いつつ殺風景な駐車場奥から自転車を表へ出し、荷物を積み始める。
5:25、旭川発。空は再び雲に覆われていた。しかしもうこうなったら何が降っても行ってしまえ。
空港までは去年の秋通ったコースのパクリだ。まずは昨年見覚えのある駅裏手の公園入口から忠別川沿いの自転車道へ。
土手の中に降り、公園が終わると、辺りは森となる。最初は公園っぽい森は、次第に茂みが断続し始め、夜明けのしっとりした雰囲気がやや鬱蒼とした印象に推移してゆく。時々通る散歩の人、そして土手の向こうに何とは無しに伺える住宅地の気配に安心させられる、旭川市街にしちゃ大変好ましい道だ。以前道道だけで旭川空港に向かったときより、こっちの方が断然いい。
ひじり野で忠別川を出て南岸の平地へ。平地とは言え、美瑛へ向かって平地全体が少し登りになっていて、走りが一気に重くなる。相変わらず向かい風も強い。こうなるともう、空港まで記憶にある風景を逆の順に辿るだけだ。
20℃の表示を眺めつつ、6:15、旭川空港着。旭川アプローチとして退屈しにくいコースではあったものの、やはり美瑛から空港に向かいたかったな、等と思う。例え毎年恒例タク輪であっても。
輪行作業をのんびり進め、荷造りまで1時間。7:30、空港が開いた。7:45に手荷物預かりが開始され、検査を受け、8時前には2階へ。
北海道Tour20#11 2020/8/16(日)旭川→旭川空港 旭川空港にて #theta360 - Spherical Image - RICOH THETA |
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昨年秋に新規開店していたフードコートは11時からの営業である。あっしには関わり合いのねえ場所でござんす、とつぶやきつつ、検査場を通って乗り場へ入り、こちらでサッポロクラシック生をいただくことにした。しかし、8:45にはもう搭乗開始なのであった。
9:15、旭川空港発。ANA4782便は、10:20頃にはもう筑波辺りの上空を通過していた。到着時間まで3/5位しか経過していないのに、距離はもう4/5以上稼いでいるのだ。これが飛行機の行程というものだろう。
11:00、羽田着。フライトはすごく順調で、実際には着陸が50分前後、手荷物受取所に着いて11:00。行程自体は順調でだったものの、やはり帰ってきた東京は暑い。とにかく暑い。その日の最高気温は36℃だった。
記 2021/2/14
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