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雨だと思っていても、一応5時には起きてみる。
天気予報は長崎県内の3箇所中、五島列島を含む2箇所で午前中曇りで降水確率40%、午後は雨で50〜80%。予報サイトによっては1日中曇りで降水確率は40〜10%のサイトも1箇所あった。そして5:55現在、雨雲は鹿児島辺りにしか無い図になっている。一方、衛生画像では雲が九州全体を覆っているし、前線が鹿児島の南にビシッと構えていて、今日は低気圧が1日かけて東海地方から次第に関東南部へ延びてゆくらしい。これだけみると、判断に困る天気予報だ。
外へ出て小串郷の現実を確認すると、山の雲も海上の雲も極めて低く濃く、辺りは薄暗い。そして僅かに雨が降っていて、道路は未だ黒々のぬらぬらだ。少なくとも、というより明らかに、喜んで出かけるような状況ではない。もし朝食後、意外に明るくなり始めたら、タイミングをみて出かけることはできるかもしれないとは思う。
部屋に戻ると、TVの天気予報では五島地方は雨後曇りとのこと。現地情報か何かで天気予報を補正したのかもしれない。事程左様に、予報にも迷うような状況なんだろう。
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朝食中、天気予報はまた変わった。午前中雨、午後は曇りだが降水確率30%。私的ボーダーラインだ。しかし今のところの結論としては、要するに天気が不安定、というのが適切だろうな。そして確実に言えるのは、少なくとも喜んで出かけるような状況じゃない、ということ。明日は朝から雨が上がるようだし、それなら今日は1日、明訓高校の里中に習って腹を据えて休もう。
私はここ2〜3年の北海道のせいで、ツーリング中の籠城の味というものを覚えてしまった。心構えやネタには何も困らない。休むときには目一杯休む、それがおやじツーリングだとすら考えている。むしろ雨が、狙い定めたように計画上の2連泊にきれいにはまってくれていること、その宿が行程上ちょっと重複が多くなって後悔していたはずのこの場所であることを、有り難いすらと思う。街中の宿じゃあ籠城が面白くない。
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8時半ごろ、それなりに辺りは明るくなった。しかし相変わらず山も海上も雲が低く濃厚で、路面も相変わらずぬらぬらだ。雨は降ったり止んだり程度。
9時半過ぎに海上の遠景が次第に澄み始め、11時半頃には7〜80mぐらいの上空には雲は無くなったものの、相変わらず辺りは今ひとつ明るさには欠ける。それに、7〜80mから上空の雲は相変わらず消える気配は無い。見上げる山がすぐ上で霞んでいる。これじゃちょっと出発するわけにはいかない。
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走らなければヒマ、というわけじゃない。ノートPCでの写真やGPSトラックなどデータ整理、ツーレポメモ書き、地形図とルートラボで今後の行程再確認・検討等、意外に忙しい。
明日は晴れの予報だ。朝の内に頭ヶ島へ往復し、復路に小河原半島南岸で林道を経由し、青方港に13時までに到着する必要がある。その後フェリー太古で小値賀へ向かわねば。多分、行けると思うんだが。
翌日5/2は小値賀島の後宇久島だ。宇久島には10時前に着き、13:30に宇久平発、その後津和崎発14時で青方の先の今里郷まで南下する。これも充分行けると思うんだが、宿に早く着くためにどこかでもう1時間余裕が欲しい気もしないでもない。5/3、5/5も気になることがある。こういう不安に対して、最初勢いで描いた行き止まり道のローラー作戦を片っ端から止め、これなら絶対大丈夫だという線までスペックダウンし、現実的な行程として距離と獲得標高を確認しておくのだ。
とにかく明日、早めに出発するために朝食を6時にお願いしておく。6時半頃に出れば、それなりに余裕はあるだろう。
この間ずっと、TVで平成最後の番組を観ていた。何だか東京にいるのと変わらないようではあっても、窓の外は中通島、新上五島町小串郷。これはこれで贅沢な旅先の時間なのだ。
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Theta Vは相変わらず充電もPC接続もできない。更に電源ランプが黄色から赤になった。スマホ接続で状態を確認すると、電池残りは48%。50%を切ると赤に変わるのかもしれない。ウルトラマンよりはやや安全寄りの設定だ。しかし、今まで1週間ぐらいほっといてもそんなことを意識したことは無かった。私の使い方だと、1日フルで使っても10%ぐらいしか減らなかったはず。それなら、あと4日ぐらいは何とか保つのかもしれない。頼む、保ってくれ。
記 2019/5/29
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