五島列島Tour19#3
2019/4/29(月)
若松島-2・中通島-1 神部→小串郷-1

神部→青方 (以上#3若松島2・中通島1-1)
→七目郷→小串郷
38km  ルートラボ

青方から七目郷経由で榎津へ 赤は本日の経路
ニューサイ写真 RICOH GRV GR18.3mm1:2.8

 
五島列島Tour19#3 2019/4/29(月)中通島-1 長崎県南松浦郡新上五島町青方郷 #theta360 - Spherical Image - RICOH THETA

 9:25青方着。漁協の大きなビルが湾の一番奥に鎮座している。その袂の農産物販売所、メル・カピィ青方で小休止することにした。上だけ着ている雨具を脱ぎ、ヘルメットを脱いで一息付く。
 天気予報を確認しておくと、午前中は弱い雨マークに変わっていて、午後は無印の雨マークが付いている。降水量も2〜3mm。可能なら可能な限り走りたくない降水量ではある。雨が降らないとしても、低い雲に覆われた薄暗い風景が続くのだろう。ならば、もうなるべく早めに宿に着いてしまおう。

 どうせ可能性がインドア指向なら、この辺にはこなしておかなければならない課題がある。「空から日本を見てみよう+」で紹介していた五島うどんの店が、確かこの辺にあった筈だ。もともと狙い定めて訪れる計画ではなかったので、事前予習もしていないし正確な場所は解らない。しかし土地勘が無いなりにでも、大まかでも良いから地図は見ておくものである。
 販売所のおばさん(と言っても明らかに私より若い)に伺うと、
「有川へ青方峠を越えてトンネルを1つか2つ抜けたところの店かもしれない」
とのこと。青方と有川の間の国道384の丘は、青方峠という名前が付いているのか。
 雨は弱くなっていたが、一旦消えるようにすっと止んでから、再び小雨ぐらいまで降り始めていた。でももう待って多少弱くなったとしても、その後また本降りになったり弱くなったりするのだろう。面倒臭い、行ってしまえ。

 9:45青方発。

 青方峠という名の丘の標高は50mぐらい。狭く細長く切り立った陸地の中通島の、大きな2つの塊が南北から接する、その境の西と東に中通島の2大市街地有方と青方があり、2つの街の間、南北から下ってきた稜線が落ち込んで接する場所に、青方峠はある。
 標高50mの国道丘越えながら、しかし道の斜度は峠手前で軽く7%以上、多分10%近くある。国道384は青方以南の西側海岸沿い区間であれだけトンネル改良が進んでいるのに、2大市街の間の幹線国道にこんな短い登りが放置されているという点に、中通島の道は基本的に10%基準であること、こんな坂など問題外の外であることが伺える。

 有川西端の浦桑では、ここまでの国道384沿いに無かった、地方都市っぽいロードサイド系店舗が目立つ。トンネルを一つ抜けた七目で、行く手の山裾にもう1つトンネルが見えた。これがさっき聞いた2つのトンネルだろう。ならばそろそろいつうどん屋が登場してもおかしくない。「空から日本を見てみよう+」の空撮だと浦桑からすぐだったんだけど、と思っていたらうどん屋「竹酔亭」を発見。間違いなくここだ。

 

 10時開店のお店にはすぐに入れた。そして、番組で紹介されていた「地獄炊きうどん」は予約が必要なメニューとのことだったものの、結論から言えば念願の釜揚げうどんを、比較的待たずに食べられたのは幸運だった。釜揚げの五島うどんを、生卵とあごだしに浸けて食べる豪快なメニューである。
 うどんを待つ間に、宿に「早く着くかもしれない」旨の電話をしておく。お昼頃に到着しちゃうな、これは。
 等と思っている間に一瞬だけ雲が薄くなり、天気雨ぐらいまで辺りが明るくなり、すぐにまた暗くなった。まあ、宿へ向かう間に晴れたら、その時はその時で寄り道を検討すればいい。

 10:45、七目「竹酔亭」発。浦桑へ戻って中通島東岸を北上する県道32へ。

青方から榎津経由で小串へ 赤は本日の経路
 

 榎津から県道32は細道に変わった。山裾の小さい峠を越えたと思いきや、下り始めるとすぐに再び拡幅新道となって、ほとんど下らずに高台の農村を、緩い登りで少しづつ高度を上げて登り始めた。1/5万地形図の、海岸へ下る細道とは経路も断面も違う。

 標高60mまで登り、似首で県道32は稜線を越えて西岸の奈摩方面へ向かってゆく。こちらは稜線の手前で林道に分岐、東岸経由で小串郷を目指す。小串郷まで、西岸経由と東岸経由の登り総量はそれほど変わらないが、西岸経由の方が登り量は少しだけ多いように見える。交通量は林道の方がかなり少ないだろう。距離もくねくねの林道と少しだけ大回りの県道32の比較で、どちらかと言えば東岸経由の方が短いのではないかと思われる。比較すると、一見交通量以外は微妙な差に見えるものの、林道には林道で残っている理由というものがあり、気象条件は林道の法が厳しいだろうと考えるのが自然だ。
 ちょっと悩んだが、今日の所は林道に行くことにした。途中で海岸に降りる必要はあるものの、地形図に載っていた大浦カトリック教会も気になる。

 林道に分岐してすぐ、小串まで5.9kmの看板が出た。何だ、もう小串までそんなもんなのか。どうしよう。

五島列島Tour19#3 2019/4/29(月)中通島-1 長崎県南松浦郡新上五島町似首郷似首 #theta360 - Spherical Image - RICOH THETA

 林道は10%位の斜度でどんどん高度を上げ、一度稜線を越えて西側斜面に出たりもした。稜線越え区間は道の周りに森が続いたものの、その両側では時々道の脇の森が切れ、有川港の賑わいや、明後日向かう予定の頭ヶ島方面が遠望できた。なかなか豪快な展開の道だ。

 林道区間では雨が続いていたものの、本降りの時間は短くて助かった。雲は厚く、海上の遠景や、見上げる山の上の方が霞んでいる。天気予報も午後はずっと雨だし、午後になっても劇的に晴れることは無さそうな雰囲気がぷんぷんしている。

 後半では大浦の集落への看板が登場したものの、そこには教会の看板は無かった。ここまでのどこでも、教会があれば必ず標識風統一書式の教会看板を普通に見かけたのに。雨も本降りだったので、海岸近くまで100m下る気にはとてもなれず、そのまま通過して小串へ向かった。後で調べると、大浦教会は現在廃墟になっているとのことだった。この辺りから、次第に教会コンプリート訪問を断念し始めたような気がする。
 大浦には1日1組だけの宿泊客を停める宿があるようだだし、人は確実に住んではいそうだ。しかし海岸への分岐の看板の先でも、林道から集落を見下ろそうとしても、断崖の下にあるはずの大浦の集落辺りに番屋っぽい仮設ハウスだけがちらっと見えただけで、集落そのものは全く見えなかった。斜面が急なのか森が茂っているのか、さすが潜伏キリシタンが多かった五島らしい。

 RICOH GRV GR18.3mm1:2.8 パノラマ合成

 その後林道は勢いよく海岸際へ下りきって、やや大きめの漁港と親しげな集落が並ぶ漁村へ。

五島列島Tour19#3 2019/4/29(月)中通島-1 長崎県南松浦郡新上五島町小串郷大浦 #theta360 - Spherical Image - RICOH THETA

 11:50、小串郷「いずみや旅館」着。

  神部から青方経由でいずみや旅館へ 赤は本日の経路

 何と午前中に着いてしまった。早着にも程がある。しかしここまで本降りだっったり弱くなったりしていた雨が、荷物を降ろして一息付いた12時半頃、雨音と水の音が絶えない豪雨に変わった。全く早く着けて良かった。
 雨はその後夕方にかけて弱まったり止んだりした。気温はどんどん下がって、暖房を付けて過ごした。明日の天気予報は雨に変わってしまい、
「もし走れそうなら明日は走りに行ってきます」
等と一応女将さんに宣言してみるものの、もうすっかり籠城気分だ。明日の予定は中通島の中部周回コースであり、宿はここ「いずみや旅館」連泊だ。島から島へとやや慌ただしい計画中、ここは唯一の連泊である。一方で明日周回コースを計画したために、重複区間が多めになってしまったことを多少後悔していた。しかし、その連泊の2日が綺麗に雨にはまりつつあるのだった。
 港の防災無線放送で
「九州商船の奈良尾発福江行きジェットフォイルは、時化のため運行中止です。」
と言っているのが聞こえてきた。そんなことあるんだ、と思った。フェリー運行中止の案内は無い。多分荷物を積む分波にも安定しているのだろう。フェリー依存の計画で良かった、と思えた。

 

 360°カメラTheta Vの充電ができなくなっている。更にUSB接続でPCに認識されない。フロントバッグの蓋が無いポケットに入れておいたため、水がUSB端子辺りに入ったのかもしれない。乾かせば治るのだろうか。是非とも治ってほしい。スマホとのWiFi接続は上手くいった。撮影画像を全部スマホに移し、スマホからDropboxに移して事無きを得るものの、相変わらずGPS転送ができていない(これは私の操作が悪いかも)のも残念だ。そしてBluetooth接続もできなくなっていた。ということはUSBとBluetoothの回路が壊れたのかもしれない。
 一度49%に下がった電池残量は、そのまま放置しておいたら何故か56%にまで上がった。その辺の検出回路ももしかしたら影響を受けているのかもしれない。しかし前回充電したのは一昨日だ。49%か56%か、どっちにしてもたかだか2日使っただけでそんなに電気を食うカメラではない筈である。
 撮影自体は問題無くできる、だろう。できて欲しい、頼む。

記 2019/5/29

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Last Update 2019/6/30
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