北海道Tour18#2 2018/8/10(金)
民宿地平線の根釧台地130kmコース-2

中春別から豊原経由で中西別へ 赤は本日の経路

開陽→中春別 (以上#2-1)
→豊原
(以下#2-3) →開陽 127km ルートラボ

道道123が見えてきた RICOH GRU GR18.3mm1:2.8

 11:05、中春別発。道道8から西側の内陸へ。

 相変わらず霧雨が空気中に漂っているにも拘わらず、急に路面が乾き始めた。のみならず、防風林の陰には、完全に乾いている場所すらみられた。武佐からずっと続いている西北の風は強い。霧雨もかなり密である。木陰だから雨が当たらないということは考えにくい。道の乾き方から言えば、雨が降り始めたばかりか、或いはここだけずっと雨が止んでいるかのどっちかと思われる。まあ、過去には土砂降りの中半径100mぐらいの範囲で局地的に雨が止んでいるという状態を、根釧台地で見たことはある。

 西北の風は、概略南西向きの進行方向に対して横風気味だ。時々道の向きが変わって追い風気味になると、楽に30km/h巡航できて風を全く感じなくなる。かなり強い風だ。そして今のところは楽でも、この風向きのままだと、帰りにはそのまま向かい風となる。午後になって風が弱くなるとか、国道272の北側に行ったら風が弱くなるとか、そういう事態に期待するしかない。

豊原から中西別経由で豊原へ 赤は本日の経路
 

 100kmコースでも通る豊原で、空気中の水滴が完全に消えた。100kmコース、130kmコースとも202kmコースの内側で、100kmコースは概略東西方向、130kmコースは南北方向に拡がっている。二つのコースの交差部分に位置する豊原はやや小規模の集落ながら、高いアンテナ的建造物や簡易郵便局、そして自販機が印象的であり、集落の人里っぽい佇まいや雰囲気が心に残る。幹線道道が無くて旧標津線沿いでもないのに、根釧台地中程にあってこういう集落は珍しい。豊原を両コースが通っているのは、自販機があるというだけでなく、それなりに理由があるのだ。
 130kmコースは南側で8の字を描いていて、豊原の南にその交叉部分がある。豊原は130kmコースの要所の一つなのである。

 

 12:55、中西別着。中春別から2時間かかった。根釧台地も内陸部まっただ中。景色の拡がりのみならず、地名が付いている場所の間隔が長いためか、移動していても時間の経過が早く感じられる。
 道道311〜928で中西別をクランク通過するパターンは、昨夏を含めて近年比較的よく通っている。中西別は130kmコースの、というより別海北部の貴重なセイコーマートポイントだ。さっき中春別で休憩したばかりであまり買い込む必要は無いものの、折角のチャンスは逃す訳にはいかない。コーヒーととうきびを店の前でかき込んでおく。
 相変わらず雲はかなり低く、再び、道が濡れない程度の僅かな水滴が絶えず空気中に漂っていた。とうきびにかぶりつきながら店の前で眺めるのは、市街のやや鄙びた建物と時々車が通る国道243。もうすっかりツーリング中の、のんびりと寛いだ緩い気分になれていた。とうきびも甘くてぷちぷちと大変美味しい。

 13:05、中西別発。相変わらず雲は低く空に垂れ込め、辺りは薄暗い。ただ、空気中に漂っていた水滴は、殆ど消えていた。また、西北の風向きと道の向きが次第に揃って、横風〜追い風の快調な行程に変わっていた。

中春別から中西別経由で当幌へ 赤は本日の経路

 矢臼別の大森林手前、別海町内陸最深部と言っていいこの辺り。台地上の平面に続く道がコースに選ばれていて、行程は平坦基調で時々起伏がある程度だ。台地上には牧草地は広々と続けど、牧場はあまり見かけない。130kmコースは、牧草地と縁の森をかき分けてどんどん南下してゆく。最終的に202kmコースの手前まで南下するものの、202kmコースが脚を踏み入れる浜中町には、130kmコースは到達しない。さすがに202kmコースは、かなり外側に広く大きく回っているということも実感する。

 
北海道Tour18#2 2018/8/10(金)民宿地平線の根釧台地130kmコース 別海町上風連にて - Spherical Image - RICOH THETA

 南下区間の終端で、コースは折りすように再び東へ。やはり南北の既済経路に挟まれた、過去に通ったことが無い農道だ。
 ここまで台地上に続いてきた道の向きが直角に変わると、当然のように丘陵横断の連続となる。追い風気味だった西北の風も、道の向きが微妙に変わるとともに横風に変わり、やや進みにくい。そして、矢臼別の大森林に近づいているためか、空を覆う雲は更にどかっと低く、辺りは目に見えて暗くなってきた。
 とはいえもう別海も南部、地形が全体的になだらかになっていて、斜度もそう厳しくない。ややイレギュラーな地形に拡がる牧草地とグリッドを感じさせない一直線の道は、丘陵を横断しているというより、どこまでも拡がってゆく根釧台地のとてつもない広さが印象づけられる。

 石川さんの手書き地図には「農援隊」という文字があり、Googleマップではその場所が確認できなかったのだが、現地で確認することができた。牧場の名前のようだった。

豊原から中西別経由で当幌へ 赤は本日の経路

 既知の道道123に直角に突き当たり、コースは北上し始める。道道123はかれこれ20年以上、根釧台地内陸の私的幹線である。北上するにつれ次第に台地全体の標高が上がり、低地の谷を横断するアップダウンは大きくなってゆく。

 少し北上した豊原で、再び雨が上がった。初めて訪れた頃に比べ、道道123の道幅、道沿いの牧場の建物は大分変わった。20年以上前にはまだ営業していた豊原の商店も、何年か前から自販機が置いてあるだけになっている。まあ根釧台地では、自販機がある場所自体がかなり限られるので、それだけでも有り難い。

 国道243を横断し、コースは道道123を離れて町道となり、再び西へ向かい始める。国道243の南側では多くの道が概略南北方向に通っていたが、北側では方向が45°ぐらい北西向きに変わる。また、道の南北方向直交グリッドが崩れ、ランダムなパターンとなる。130kmコースのこの辺りも、南北方向の道はけっこう通っているはずだが、地形図頼りだと毎回どこを通ったか覚えきれず、結局未済経路なのか何なのか解らない道が多い。目印に乏しく地形が平坦で道を把握しにくい上に、道がわかりやすいエリアが南北にあるため、尚更よくわからない印象が強いのだ。

 さっき往路に通った道を横断してメーターの積算距離も90kmを超え、名実ともにコースは次第に後半へ推移してゆく。まとまった集落も無く、途中クランクから農道細道へ入り込んだりして、道に任せて進んでいると方向感覚が全く無くなってしまう。
 幸い100kmコースも130kmコースも、根釧台地内部のこういう訪れにくくも美味しいところをたっぷり味わえるようになっているのが、大変有り難いところだ。

記 2018/12/9

#2-3へ進む    #2-1へ戻る    北海道Tour18夏 indexへ    北海道Tour indexへ    自転車ツーリングの記録へ    Topへ

Last Update 2019/3/9
ご意見などございましたら、E-Mailにてお寄せ下さい。
Copyright(c) 2002-19 Daisuke Takachi All rights reserved.