浜鬼志別→(村道エサヌカ線他)浜頓別
(以上#8-1)
→(国道275他)中頓別→(道道120)兵知安→(道道647)上頓別
→(国道275)音威子府
(以上#8-2)
93km
RIDE WITH GPS
仁宇布→(町道他)ファームイントント
3km
RIDE WITH GPS
天塩川の谷間に出てから、もうすっかり暑くなっていた。厳しい日差しの中で、駅前での輪行作業が暑くてたまらない。ちんたら輪行作業を終えても、まだ列車まで1時間近くある。こういう時に普段はなかなか訪れにくい音威子府蕎麦を食べるべきだ。いや、近年道北で天気が悪く輪行ばかりなので、最近は毎年駅蕎麦を食べることができているように思う。
何はともあれ、駅蕎麦が妙に混んでいる。そして、普段お店を切り盛りしている老夫婦と一緒に、その娘さんとお孫さんらしき方がけなげにもお手伝いしていた。最北駅蕎麦として旅行者に人気のこの音威子府蕎麦、少なくともこの期間だけはなかなか賑やかである。
13:07、音威子府発。今日の各停には輪行自転車は私以外乗っていない。当たり前だ、今日のこちらの天気なら、みんな国道40を走っていて輪行なんかしないだろう。しかし、美深に出て見上げる函岳の向こうには濃く湿っぽさそうな雲がたっぷり溜まっていた。あの中はどうなっているかわからない。
13:47、美深着。気温は31℃。それが予約しておいたデマンドバスで仁宇布に向かうと、途中で見事に空が曇り始め、その雲は仁宇布近くでかなり低くなってきた。歌登から仁宇布へ向かったらどうなったかを想像し、やはり今日の輪行は間違っていなかったかもしれない、と諦めるには十分な曇りである。
14:40、仁宇布「トロッコ王国」到着。去年と同じく15時便に間に合うことができたので、折角なのでここはトロッコに乗っておくことにする。
▼動画48秒 トロッコ入線
▼動画28秒 出発進行
トロッコ自体が大変楽しいのは去年と同じだし、今回はトップバッターを拝命した。
▼動画2分17秒 森の中を疾走
▼動画11秒 高広PAで折り返し待機中 後続のトロッコが到着
▼動画4分1秒 最後のトロッコ到着と共に折り返し開始
しかし、トロッコ乗車中も結局雲は低いまま、途中雨がぱらっとは来たが、それ以上降らなかったのが有り難いというべきというぐらいの曇天だった。
16:40、ファームイントント着。
今年もいよいよ終盤のファームイントントだ。さっきトロッコに寄ってきた旨を報告すると、「トロッコ料金\1800がファームイントントで特別割引券\1200が買える」ことを教えていただいた。昨年も聞いたはずなのに、すっかり忘れていたのだった。まあ私にはトロッコは\1800でも安いと思えるので諦めは付くし、ファームイントントに寄ってからだとトロッコは1便遅れてしまい、風呂上がりに食堂でサッポロクラシックを呑みながら夕暮れの牧草地を眺めるのも1時間遅れてしまう。
女将さんによると、仁宇布は毎日こんな天気らしいとのこと。意外にもあまりまとまった雨は降っていないらしいが、西尾峠方面や山の中はわからないらしい。ただ、私が仁宇布から美深に向かった一昨日は、
「あの日は変だったなー。ずっと雷が鳴って怖かったよー。ここでは降った時間はそう長くはなかったけど」
とのこと。
しかしそれでも、やはり山方面に黒い雲がいつまでも溜まっていたらしい。行かないで良かった。
ファームイントントでは、以前一緒だったお客さんと泊まり合わせることが多い。今回は、去年ファームイントントで出会った家族と夕食時に再会できた。
前回「アナと雪の女王」を、夕食中振り付きでフルコーラス熱唱していた4歳の娘さんは、今年は「ダーウィンが来た」に夢中らしく、平原綾香の主題歌をやはり振り付きで絶唱してくれた。その後、番組で紹介された生き物の話に移行。DVDで繰り返し観ているらしく、こちらも日曜日に「ダーウィンが来た」を流し観することが多いので、いろいろな生き物の話で話は熱っぽく盛り上がった。
こちらがハチクマの話を出すと、まだ観ていないらしく、悔しそうな顔をする娘さん。ハチクマというのは蜂の巣をを襲う鷹で、あの凶暴なスズメバチにたかられながらものともせず、巣を襲撃する凄まじい映像が人気で、続編も放映されたぐらいなのだ。お父さんお母さんもその間合いの手を繰り出したり、面白がって「観ないといけないねー」などと話していた。ところが、北海道から帰宅した8月18日のダーウィンは、なんとそのハチクマの再続編だった。娘さんはハチクマを観ることができただろうか。
前回の「アナと雪の女王」は、結局年末の紅白歌合戦で3回も歌われるほどの大ヒット。昨年は耳にする度にファームイントントの夜を思い出していた。今回も帰った途端にそういう復習ができ、何か道北の神様に毎年素敵なお土産を頂いている気分になれた。
明日から天気は少し良くなるようだ。何とか1日晴れて欲しい。そして、自走で美瑛に辿り着きたい。
記 2016/1/24
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