北海道Tour15#1
2015/8/6 釧路空港→厚岸-1

釧路空港→(道道65・952)山花
→(道道834釧路阿寒自転車道他)昭和町
(以下#1-2) →(市道・道道113他)桜ヶ丘→(道道142)尾幌
(以下#1-3) →(農道)沖万別→(町道)門静
→(国道44・道道123他)厚岸
  91km   RIDE WITH GPS

赤は本日の経路

 4時台の都内某所、そして早朝の羽田空港は暑かった。

 去年よりやや空いていた気がする搭乗手続き、バス搭乗の待合室、離陸してからもずっとじりじりと鋭い日差しに焦がされるようだった。

▼動画5分31秒 羽田離陸  ▼動画5分31秒 釧路着陸
 しかし到着した釧路空港はやや薄暗目の曇り。荷物を受け取って、自転車を組み立て始めた空港ポーチの電光温度掲示は22.5℃。屋根を外れると、空気中には時々水滴が感じられる。曇り予報ではあったはずだが、思えば4回目の釧路空港発は毎回こんな感じか、もっと雨っぽい。

 もともと釧路はあまりからっと青空が拡がるようなイメージの場所ではないし、何よりここ1ヶ月、ずっと望んでいたのはこの涼しさなのだ。

釧路空港から山花経由で釧路自転車道へ 赤は本日の経路

 予報は曇りなのだから、こんな雨はじきに止むだろう。という希望的観測とともに、10:35釧路空港出発。

 空港の前の道を、過去3回とは逆方向へ。どちらへ向かっても空港がある丘陵から市街地や釧路湿原から続く平地に降りてゆく。向かうのは去年と同じ山花方面。こちらはいつもの道より幅が広い。中央分離帯まである。しかし、交通量としては全く問題無いぐらいに静か、というよりいつも通っている方がずっと交通量が多いように思える。それでいてこちらの道は、丘陵のなだらかな部分を使い、山花近くまで緩い下りが続く。あちらは標高差分を急に下ってしまい、向かい風や横風の平地を山花へ向かうイメージがある。つまり下りの場合、こちらの方が楽な走りやすい道なのだった。

 山花からは釧路阿寒自転車道へ入り込み、釧路へ。山花から釧路方面へ向かうのは、と思って7年振りであることに気が付いた。2008年に阿寒から釧路阿寒自転車道を初めて全区間通ったのを昨日のように思っていたが、歳を取るとこういうことは多いように思う。

山花から釧路自転車道経由で釧路へ 赤は本日の経路

 牧草地や木立の中を、道はいかにも鉄道跡らしい穏やかで緩やかな線形で、道道や他の車道から次第に離れてゆく。どんよりした空には雲がけっこうな速度で動き、相変わらず空気中には水滴が感じられた。雲の密度が急に増すことは無いようだが、今日の行く手に不穏な気配が迫りつつあるように感じられる。

 そう離れていないはずの道道や、道道沿いの集落は、道が通っている牧草地から雰囲気は伺いにくい。何本か道道を横断しているので、地図上では牧草地の外側に次第に街っぽい要素が登場していた。気が付くと道ばたの距離標識の、起点らしき「昭和町」という場所からの数値は確実に減りつつあり、地図を裏返すともう釧路の市街地外れと言っていい場所であることがわかった。

 道はまだしばらく続いてから、市街地の北側を西から東側に抜けたところで終わるようだった。実は釧路市街地近くの区間が長い釧路阿寒自転車道なのであった。

 そうこうするうち、並木の向こうに唐突に新興住宅地が登場。自転車道は川沿いから住宅地の中へ、最後は唐突に並木が切れ、釧路の町中に放り出されるように昭和町で終了。GPS通り、大通りにぶつかった角の向こうにセイコーマートがあった。釧路空港から13時半過ぎの標茶まで何も食べられない、例年の標茶行程を思い出しつつ、めでたく今回の行程初のセイコーマート休憩とする。
 しかし、今年は羽田で弁当を2つも腹に押し込んでおいたのと、去年と違って昼まで坂が少ないのであまり腹は減っていない。Hotchefにも目当ての豚丼は無く、ここではクロワッサンとコーヒーだけにしておく。

記 2015/10/21

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Last Update 2020/3/19
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