雨畑→(県道810)大島→(県道37)新倉
(以上#2-1)
→(県道37)奈良田
(以上#2-2)
→(林道丸山線)北湯ノ川
(以上#2-3)
→(林道丸山線)奈良田→(県道37)上沢
→(国道300)下部温泉 90km
14:10、奈良田へ粛々と戻り始めます。
戻りとは言え、とりあえず標高差100mぐらい登りかえさないといけません。
途中では私以外のメンバーが何人かパンク。とりあえず私じゃなくても非常にパンクしやすい道だということですし、さっきの私のパンクも少しは仕方無いということだ、などと盗っ人猛々しく一人で頷く帰り道でした。
頷いていると、再び谷間の向こうに登って行く丸山林道が登場。2度目に眺めるその途中には、さっきより明らかに崩落土砂が確認できます。やはり撤退は仕方無いのであった、などと再び一人で頷くのでありました。やたらと自分で納得するような思考は、残念さの裏返しかもしれません。
▼動画22秒 林道丸山線 撤退 激下り開始
登りが厳しかっただけあり、下りもブレーキを握る手が痛くなってくるぐらいの激下り。途中の岩場の橋では、午後の日射しに包まれた南アルプスがもう一度姿を見せてくれました。
さっきと同じく眼前に立ちはだかってこちらをじろっと見ながら、しかしながら南アルプスの神様が「またおいで」と語りかけてくれているような気もします。今回は天気的には残念な局面もありました。なかなか来にくい山奥ですが、また。
▼動画35秒 林道丸山線 再び橋の絶景ポイント
▼展望270° 林道丸山線 橋の絶景ポイント 画像上でマウスをドラッグしてください
登りが厳しかった分、下り始めればもうこっちのもん。途中の展望ポイントだけ見逃さないようにして、悪路とブレーキでいい加減手が痛くなったところで休みつつ、一気に下ってしまいます。
▼展望220° 林道丸山線 だいぶ下って早川登場 南アルプスも見納め 画像上でマウスをドラッグしてください
15:25、奈良田着。集落に着いたところで、狙い定めて日帰り温泉「奈良田の里温泉」へ。
かれこれ10年ぐらいの懸案だった奈良田の温泉。果たして「女帝の湯」こと奈良田の里温泉の実態は、木材現しの浴室も温めのお湯も実に素朴で何とも居心地が良く素晴らしく、お風呂でうとうとしながら奈良田にもう1泊したくなってしまうのでした。併設の食堂がもう閉まっていのが、ちょっと残念。
うっとりしている間に順当に時は過ぎ、お風呂から上がったら16:20。すでに深い谷間の底は日が隠れてしまっています。
▼奈良田 展望220° 温泉終了、これから下り開始 画像上でマウスをドラッグしてください
さあ、これからいよいよ富士川の谷間まで一気に下ってしまいます。
▼動画1分2秒 奈良田出発
▼動画11秒 西山温泉通過
▼動画1分12秒 湯島手前
朝からえっちらおっちら登ってきただけあり、ほとんど脚を動かさず、だだっと一気にどんどん下ってしまいます。西山、湯島と、えっちらおっちら登ってきた道の景色が、面白いように次々過ぎて行きます。
▼動画1分 下湯島
▼動画4分51秒 青崖隧道新道へ
長い下りです。景色も深い谷間がどこまでも続き、改めて秘境を感じさせます。
▼動画1分5秒 大島へ最後の下り
大島からは波高島方面へ更に下ります。朝はあまり予想していなかった、大島3方向制覇なのでした。
波高島からは国道410のトンネル新道へ。18:20、下部温泉到着。
折しも駅前では地元お祭り中。もともと少ない飲食店は、お祭り対応でほぼ全滅。夕食難民の心配に気を揉みつつ、一方で上機嫌な地元の皆さんに御神酒を勧められ、仕方無いので萬屋でカップ麺を仕入れたりするうち辺りは次第に暮れてゆき、下部温泉に宿を取った栗さんに見送られて特急富士川に乗り込む一行なのでした。
というわけで、新緑が最高に美しいこの季節、最高の新緑を最高の場所で、最高の空気の中で楽しめたと思います。個人的には過去の5月OFF中、出色でした。
参加の皆さん、楽しいOFFをありがとうございました。事前調査不足やパンクでいろいろご迷惑おかけしましたが、あー楽しかった!!!
記 2011/1/22