2009/9/20 柳津･喜多方 #1

　終日薄曇り〜曇りだった昨日の天気でしたが、起きてみると空は激晴れと言っていい青空。しかしさすがに標高1200m、布団から出るとかなり寒いです。こういうときに温泉が近いといいんですが。

　朝食を食堂で食べ、荷物を自転車に積む頃には、陽射しも出て少しは暖かくなってきました。
　7:20、檜枝岐｢民宿　開山｣発。昨日の行程継続で、国道352を下ります。

　町中の旅館街を抜けてゆく途中、2001年にできさんの｢山椒魚オフ｣で泊まった清水屋旅館を少し物色。実は当初今回もお世話になろうと思ったのですが、高齢化で宿は営業していないとのこと。

　気を取り直して、その先へどんどん進みます。

　温浴施設、スキー場、町外れのカラマツ林を過ぎると、旧伊南村まで約10km、コンクリートや鋼製のスノーシェッドがこれでもかこれでもかと続きます。

　シェッド区間を抜け、更にしばらく森の中をどんどん下ってようやく大桃の集落が登場。

　8:10、内川着。檜枝岐から標高600mを下ってきたことになります。長い下りな訳です。
　道ばたで少しこの後の地図確認と、宿で作ってもらったおにぎり休憩で停まった後、ここ内川で国道401と名前の変わった沼田街道を、そのまま継続して下り再開。

　少し先の浜野で、旧道らしき県道352で伊南川対岸へ。

　稲穂が重そうに黄金色に実った田んぼ、こぢんまりした小集落が次々現れる中を、細道が辿っていきます。

　こういう景色の中をのんびりてれてれと流すのが、秋ツーリングの楽しみです。

　大橋では国道401から国道289が分岐して、東の山へ向かっていきます。この分岐を逃さないように国道401へ復帰したつもりが、早合点したようで、交差点で地図をよく見たら、進むべき道はもう少し先の国道401そのものの沼田街道からの分岐であることが判明。

　もうこの際分岐の界まで国道401を進むことにしましたが、県道352の農村風景が楽しかったので、少し後悔です。
　9:20、今度こそ本当の分岐の界発。

　沼田街道から界で分岐した国道401は、国道番号は今までの沼田街道区間と変わりませんが、道はがらっと変わって交通量皆無の車線無し細道。道ばたに一杯のススキの穂が、午前中の白い陽射しに逆光でまぶしい、ツーリング向きの道です。

　谷間を緩緩と遡って新鳥居峠へ向かう道は、途中から急に斜度がきりきり上がって10％以上に。こういう一貫性の無さは400番台国道ならでは。

　新鳥居峠を越えると、昭和村へ下る峠道から、山に囲まれたなだらかな裾野の盆地に、森が続いてゆく景色が拡がります。

　その景色通り、少し下ってからはしばらく森のアップダウンが続きます。珍しいタイプの峠道です。

　以前はここ、確かちょろっとダートがあったような気もしますが、今回は完全舗装に変わっていたのでした。

記 2010/1/3