塩山→(県道38・国道140)窪平→(県道210)杣口
→(杣口林道)柳平→(川上牧丘林道)大弛峠
(以上#1)
(以下#2)
→(川上牧丘林道・村道)梓山
→(県道68・林道梓山線)三国峠
(以上#2)
(以下#3)
→(村道13)神流川出合→(県道210)中津川大橋
→(国道140)三峰口 124km
11:10、大弛峠到着。下界の暑さが原因か、意外に時間が掛かってしまった今回の大弛峠でした。夏だからか登山客の車も多く、あまり落ち着きません。下りでカラマツをじっくり眺める方が楽しいので、ここはささっと下ってしまいましょう。
峠下の下りはじめはしばらくガタガタのガレガレ、そろそろと進みます。
かつてはここから川上村の高原野菜畑や正面の屋根岩の偉容がよく見えたのですが、木々が茂っているためか木自体が育って高くなったためか、場所を選んでも下界はあまり見えにくくなってしまいました。
三段ぐらいつづら折れを下ると、ようやく路面が少し安定し始めます。
気が付くと新緑ちょりちょりだった峠の景色と比べて、辺りのカラマツの緑がずいぶん濃くなり始めています。
ガレガレの道に気を取られてしまってあまり気付きませんが、下り斜度も結構厳しいこの辺り、標高もどんどん下がっています。
カラマツはどんどん高くなっていて、さっきまでの茂みや若木という雰囲気がもうすっかり森の中。
魚留沢を渡るととりあえず峠下の壁からは離れますが、更にどんどん下りが続きます。
細かいピッチのつづら折れが何と16段。
谷間の森の深さとともに、大弛峠下り区間の個人的ハイライトです。
つづら折れが終わって東股沢の橋の向こうから、唐突に舗装が復活。
ここで気を許しちゃいけません。せっかくの舗装路面が荒れていて非常に危険だし、相変わらずまだしばらく急な下りが続きます。
やがて高いカラマツの梢の下が開けてくると、唐突にカラマツの森が終了、森から放り出されるように高原野菜畑が拡がって、川端下到着。
少し峠を振り返って、ぐっと拡がった道を少し下ったところで、さっき峠道から水平に眺めた屋根岩が聳えるのが見えてきます。
しばらく高原野菜畑の中を、下りに任せて秋山までひたすら下ります。
12:35、秋山到着。県道まで降りずに梓山へ向かう村道へ。
畑のキャベツと雲の浮かぶ青空を眺めながら、のんびりてれてれ梓山へ。
12:50、梓山着。いつものヤマザキデイリーで一息付きますが、それにしても下界の暑さよ。でもこんなに下ってまだ標高1100mもあるのです。秩父や甲府盆地の暑さは想像するのも嫌になります。贅沢は言えません。
多少時間が押し気味なのは相変わらず。今日みたいに天気のいい日は、中津川林道でたっぷり緑の山々、渓谷が楽しめるでしょう。ここはうだうだせずに先に進みましょう。
高原野菜畑の中を少し進んで、三国峠登り区間へ突入。
エゾハルゼミの蝉時雨の中、木漏れ日の森がしばらく続きます。
畑区間まで来ると峠区間全体の1/3。その先からカラマツの森が始まります。
途中には湧き水も。多少粉っぽいときもありますが、いや、この暑さの中冷たい水で生き返る気分です。
峠区間最後の1/3は大きなつづら折れ。辺りの木々はカラマツから再び広葉樹に。
峠手前では道ばたに桜が立ち並びます。一度花の時期に訪れてみたいものです。
記 2009/1/2