2008/7/12 大弛峠・三国峠・中津川林道 #1

塩山→(県道38・国道140)窪平→(県道210)杣口
→(杣口林道)柳平→(川上牧丘林道)大弛峠
(以下#2) →(川上牧丘林道・村道)梓山
→(県道68・林道梓山線)三国峠
(以下#3) →(村道13)神流川出合→(県道210)中津川大橋
→(国道140)三峰口
  124km

川上牧丘林道登りっぱなのオアシス区間 RICOH GR DIGITAL 2 GR5.9mm1:2.4 赤は本日の経路 濃い灰色は既済経路

 毎年恒例の大弛中津川ツアー。諸般の事情で2008年は6月にどうしても時間が取れず(だって47件もあったんだもん…)、7月に入ってからになったのでした。

 中央線始発で塩山には6時半前に到着、いつもながら有り難い列車です。駅前で出会うタクシー運ちゃんももうすっかり顔なじみ。声を掛けてもらえるのは嬉しいのですが、秩父へ出ると言っても「またか」てな感じなのがちょっと残念です。

塩山から柳平経由で大弛峠へ 赤は本日の経路

 6:45、塩山発。恵林寺から国道140を掠め、窪平方面へ登りが始まります。

 窪平の覚えにくい分岐から県道120へ。果樹園、畑、田んぼと斜面の農村の中をのんびりマイペースで登ります。

 青々とすっかり生い茂った葡萄棚には、すっかり豊かに実った葡萄の房が。桃も袋が付いています。

 葡萄だけではなく、畑や田んぼの作物も元気にすくすく育っていて、いかにも夏到来を感じさせます。

 金峰神社を眺めつつ杣口を過ぎると、裾野の農村区間からいよいよ山肌の森に突入。

 7:50、琴川の谷底で道がくるっと折り返して杣口林道開始。汗はだらだらですが、何とかまだ涼しいうちに木陰区間に逃げ切れました。

 ひんやりした森はやはり濃く深く生い茂り、夏を強く感じさせます。

 森の中をくねくねと登って行く道。時々開ける外側の視界には、やはりこちらと同じく生い茂った周囲の山肌が。

 やがて周囲が開けると拡幅済み区間。もうすっかり下界から高度が上がっていて、振り返る甲府盆地は遙か彼方。

 開けた山肌を登ってゆく行く手の道を見上げながら進みます。

 鳥居峠を過ぎると、琴川貯水池を見下ろしながら国道140からの分岐以来の初めての下り。

琴川貯水池 RICOH GR DIGITAL 2 GR5.9mm1:2.4 パノラマ合成

 せっかく稼いだ標高を何だか勿体無い気がしますが、まあ道に抗えるものでもありません。だだっと下って8:55、柳平に到着。

鳥井峠から川上牧丘林道経由で大弛峠へ 赤は本日の経路

 やや到着時間が掛かっているのが少し気になります。やはり暑さが影響しているのかもしれません。ここは休憩せずにそのまま進みます。金峰牧場の脇は杣口林道最急区間ですが、えいやっえいやっと登り切って、牧場の外れで川上牧丘林道へ。

 林道入り口から少し進むと、少しの間落ち着いていた登り坂がきりきりっと再開。さっきの杣口林道最急区間以上に厳しい、川上牧丘林道の最急区間です。標高1700m付近、個人的にはいつもここで空気の薄さにも悩まされます。

 何とか登り切ると、斜度はいったん安定。カラマツ林の中の極楽区間が始まります。

 決して平坦とは言いませんが、登りじゃないみたいな楽々の斜度に、道を包む濃い青緑のカラマツ、響くエゾハルゼミの声。時々鹿も登場します。

 所々の展望ポイントでは南アルプスを一望、湧き水ポイントも多く、大弛峠のオアシス的区間です。

 再び登りが始まると、峠手前まで山肌をじりじり高度を上げていきます。

 空の中の南アルプスに別れを告げると、今度は正面に朝日岳、金峰山の山肌が大きく立ちはだかります。

 その後はしばらくやや閉鎖的な森の中。黙々と高度を上げていきます。

 標高がだいぶ上がっているだけあって、辺りの木々は麓から杣口林道辺りの夏の装いとは明らかに違う春の芽吹きの色。

 正面に峠の凹みが見え始めると、最後のつづら折れ&山肌回り込み区間です。

記 2009/1/2

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Last Update 2019/7/25
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