八王子→(都道・県道521他)和田→(市道)下岩
(以下#2)
→(県道522)黒田→(市道)棡原→(県道18)飯尾
(以下#3)
→(県道18)浅久保→(国道139)深山橋
→(国道411・町道)奥多摩 88km
GWの最終日。諸般の事情で出かけられなかった鬱憤を近場の峠企画で晴らそう!というrikoさんの発案で、ayakoさんと3人で鶴峠に行くことになりました。コースは2000年にFサイOFFで連れていっていただいた、和田峠→棡原→鶴峠→今川峠。景色がキレイなら、何とかその後一ノ瀬林道から柳沢峠も勢いで行ってしまえることでしょう。
出発は八王子、7:40。田舎の駅と違って大都会の駅での自転車組み立ては、何だかいつもとちょっと気分は違いますが、組み立て内容が変わるわけではありえず、とりあえずささっと組み上げて街中でコンビニ補給後、まずは和田峠へ。
郊外の新興住宅地は丘陵を浸食して拡がります。多少迷走気味に無駄に丘越えを挟みつつ、陣馬街道へ出るとすでに今朝も新緑と青空が絶好調。
北浅川に沿って狭い谷間を遡る陣馬街道、多少車が多く気が抜けませんが、すでにこの時点でもう今日の目的、新緑と青空を楽しむのを達成できた気分です。
8:50、途中「夕やけ小やけふれあいの里」で小休止。
まだ朝早いからかお店も何も開いていません。とりあえず水だけ補給しますが、ちょっと寒い1歩手前のひんやり涼しい木陰が何とも快適。
この先で道が細くなって、まもなく観光地然とした和田峠への分岐に到着。
分岐から更に道が細くなります。谷間に続く集落が終わって杉林に突入すると、しばらく誰もいない静かな登りが続きます。
登り区間は標高差約400m。えっちらおっちら杉林のひんやりした空気が快適です。のんびり登っていると、時々練習ロードが追い抜いていきます。
峠手前では八王子市街の向こうに拡がる東京都の平地が一望に。この辺りまで来るともう峠も間近、最後のひと登りを残すだけ。
9:40、和田峠到着。折しも雰囲気のいい峠の茶屋が営業中です。
rikoさんとayakoさんを待って小休止後、再び出発。峠の向こう側、神奈川県へ向かいます。
個人的には最初に来た20年以上前、まだダートだった頃の印象が強いこの和田峠。神奈川県側は特にダートの激坂が続いて泣かされましたが、その記憶通りに下りもなかなか強烈です。
だだっと下って谷底へ降り、橋詰への登り返しへ。地図を見れば等高線が走っているので登りとは思っていましたが…。
ここがかなりの激坂。取り付きだろうが集落の中だろうが容赦無い斜度で、気が付くと細道の幅を一杯に活用して登っています。しかし、真っ青に染まりそうな程の木漏れ日、そしてやはりこの季節特有のひんやりした木陰の空気がたまらなく快適です。
登り切って斜度が安定した集落外れでは、眼下に藤野への谷間を展望。青空の下山影も青々、涼しい風に吹かれてきりっと眩しい初夏のような日差しの下、しばし一息ついて見入ります。
作業中のおじさんから教えて貰ったその先の展望ポイントでは、真っ白な富士山も遠望。
開けた斜面もあれば、一転して深い森の中の道になる箇所もあり、お約束のダートも登場。ころころ変わる景色がとても楽しいびっくりどっきりコースです。▼動画1分56秒
記 2008/12/31