八王子→(都道・県道521他)和田→(市道)下岩
(以上#1)
→(県道522)黒田→(市道)棡原→(県道18)飯尾
(以下#3)
→(県道18)浅久保→(国道139)深山橋
→(国道411・町道)奥多摩 88km
10:50、谷底の下岩へ下りきって県道522へ。
さっきの激坂の後でもう視覚は麻痺してしまっていて、地図上の等高線もあまり目に入らず、谷底に降りたという根拠の無い安心感で進んでしまいますが、足に感じる負荷は坂道そのもの。
黒田で今度は小和田への細道へ。
谷底へ下りきるとしばらく平坦な道が続きます。
途中拡幅途上箇所もありますが、概ねひっそり交通量ほぼ皆無の静かな道です。
細道区間では頭上に新緑、木漏れ日きらきら、青い光で青く染まってしまいそう。いつまでもこんな道が続いて欲しい気分になります。
11;35、唐突に棡原の交差点へ。近年では県道33で甲武トンネルから上野原へ下る途中で通ることが多かったこの交差点。いつもどこからともなく現れた細道を眺めて通過していたものでしたが、今日はその細道から交差点を県道33を横切り、鶴峠への県道18へ向かいます。
ここからいよいよ本日のメインイベント、鶴峠への登りが始まります。
ayakoさんの強い要望で、途中で登場した道ばたの豆腐屋さんへ少し寄り道。そろそろ汗をかき始めていたので、ひんやりした豆腐と水にほっとします。ついでにちょっと食べてみて美味しかった豆腐たこ焼きも注文。
2000年に訪れてから久しぶりのこの道、それにしちゃあまり拡幅は進んでいない印象。
集落間ではけっこう幅広の道で谷間を越えていきますが、集落では親しみやすい表情の細道が続きます。
そうこうするうち、谷がぐっと狭くなって田和峠が次第に近づきます。
鶴峠へ向かうこの道、実は途中の田和でショートカット峠があるのでした。
その通りに次第に斜度が厳しくなります。
12:45、田和峠到着。看板もある峠ですが、集落の中の峠部分はあまり峠という気分にはなりません。まあ鶴峠まではまだまだ途中。
息を整えて下り始めると、道は一気に谷底へ急降下。
せっかく登ったのに何だか勿体無い気分になります。
まあそれでもすでに標高はだいぶ上がって谷間の奥に来ていて、浅い川も山影も佇まいがどこか少し違うのでした。
気が付けば、木々も初夏を思わせるような賑やかな装いから、まだ春まっただ中の芽吹きの色。
道ばたには遅咲きの八重桜さえ見かけます。
記 2008/12/31