北海道Tour07 #7-2 2007/8/14 尾岱沼→札友内

尾岱沼→(国道244)床丹→(道道929・町道・道道8)別海
→(国道243・道道128)上風連
(以上#7-1)
→(道道128)中円朱別→(町道円朱別北4)西円朱別
→(道道813・928)中西別→(道道311)計根別
(以下#7-3) →(道道775・町道46)旭新養老牛
→(道道150・885)萩野→(国道243)札友内
   153km

上風連の交差点 すかっと一直線の道 1995年に訪れて以来けっこうオキニ場所 RICOH GR1 GR28mm1:2.8 100UC 上風連から中円朱別経由で西円朱別へ 赤は本日の経路

 道道813の分岐では浜中方面へ。いつも茶内原野から別寒辺牛を通って太別へ抜けるのに使っているのが道道813だが、ここまで通ってきた道道128はその1本南を浜中町から糸魚沢の国道44へ向かう。

 なれの果ては国道44なので、都合上いつもあまり通らない道だが、いかにも茶内原野の南側らしい広々とした牧草地、起伏の続く緑の大地の展望を味わえる良い道だという印象がある。▼動画1分27秒

 10:00、円朱別着。さあ、根釧台地折り返し目安の10時になってしまった。アップダウンと予想外の暑さのためか予定を超えては遠くには行けなかったが、まあ予想通りの展開ではある。もう少しこの辺りに踏み込むと、一気に2時間プラスぐらいの大回りになってしまう。後で開陽台を再訪するためにも、ここで北上を始める方がいい。

別海から中円朱別経由で中西別へ 赤は本日の経路

▼動画1分
 町道円朱別北4号での円朱別の牧草地横断は、相変わらず牧草地や森、緑のアップダウンだが、道が道道から町道に変って斜度は厳しく、路面は多少荒れ気味に変わる。

緑の丘をまっしぐら RICOH GR DIGITAL GR5.9mm1:2.4

 もう10時過ぎ、1日の内で一番暑い時間が始まった。日陰の少ない道、晴れ渡った空、路面の照り返し、森の木陰が切れてしまえば逃げ場所は無い。立ち止まると全てがじりじり暑い。干上がるように鋭い陽差しだ。

 牧草地と森と湿地帯がアップダウンで延々と続く割には、中円朱別、西円朱別と、緑の砂漠のような印象の強い根釧台地にしては、牧場農家が比較的多い。見渡す景色の中にも牧場が目立ち、暑くはあっても少しほっとさせられるのが浜中らしい。

 西円朱別で、さっきの分岐をそのまま進んだ道道813に合流。茶内原野らしい丘と牧草地の中を少し戻り、今度は中西別へ向かう道道928へ。

 別海から靴下形コースの踵、足の裏をぐるっと大回りして、足の甲からいよいよ踝へ向かうことになる。

▼動画36秒
 朝別海から来た道道128とほぼ並行する道だが、こちらの方がくねくね屈曲するのと森が多いのとで、見通しはあまり良くない。丘の上で急に方向を変えたりするので、GPSで地図を確認したりもさせられる。

 11時を過ぎ、いよいよ陽差しは厳しさを増していた。

 おまけに向かい風基調で、アップダウンのちょい坂でもう一杯一杯である。

 しかし空には速い雲が出始め、時々陽差しを隠してくれた。その度に「助かった」と思った。

 くねくねとしょっちゅう方向を変えるので、進行方向の把握の難しい道道928だったが、GPSや分岐の「中西別」の文字を頼りに進み、最後は唐突に民家が前方に登場。

中西別から計根別経由で旭新養老牛へ 赤は本日の経路

 12:05、中西別着。ここにはセイコーマートがあることを知っていた。久々にコンビニ休憩とするべく、とにかく店に飛び込むように入った。冷房の冷えた空気が涼しい。頭がくらくらしていたのが、一気にはっきりしてきた。すっとこの中にいたい。人間は暑過ぎるところでは生きてゆけないことを実感していた。思えばこれがあるから、こんな夏の日中でも走れているのだ。
 それでもいずれは炎天下に出て、出発しないといけない。意志を強く持たなくては。
 店の前でおにぎりを強引に腹に押し込んでいると、ヤンキーのような地元カップルが農業トラックで登場。買い出しを済ませた二人はうろちょろしていたが、何とヤンキーの兄ちゃんが話しかけてきた。昔道内を自転車で回ったらしいその兄ちゃん、「こんな自転車ってもう特注で作るしかないんですよねえ」などとマニアックな話で揺さぶりをかけてきた。
 そんな話をしていたら、なんだか元気が出てきた。やがて立ち去ったその兄ちゃんだったが、あるいは中西別の神様が活を入れに来てくれたのかもしれない。

 というわけでついつい長居してしまったが、長居したのはだらけていただけではなく、実は今後の検討で悩んでいたのだった。
 昨日の時点では、まだこの後開陽台に向かうつもりだった。しかしこの先開陽台へ向かうと、到着は15時半ぐらい。詰めに詰めて出発は16時だが、それから弟子屈へ向かうとなると到着は19時を過ぎてしまい、宿の夕食に間に合わない。それ以上にこの暑さ。明日の津別峠・チミケップ湖からサロマ湖の丘陵、そして明後日の上紋峠他に備え、今日無駄に疲れるわけにはいかない。それにもともと今日はリハビリ日なのである。
 結局、今日は開陽台へ向かわずに、このまま進んで旭新養老牛からそのまま弟子屈へ向かうことにした。あまりにも暑すぎる。

 12:30、中西別発。道の名前は道道311になって、そのまま北上継続。▼動画1分17秒

 辺りは相変わらず牧草地と森だが、別海の起伏の大きな地形から、中標津の台地上の平坦な地形に変わった。

A地点からC経由でB地点へ 赤は本日の経路

 お昼過ぎの暑さで、てれてれ流していてもくらくらする。日差しの厳しさに加え、汗が目に入って目が痛い。

 日陰があれば逃げ込んで、何とか台地上をのろのろ進んだ。

 計根別着は13:40、またもやコンビニへ避難。さっきから1時間しか経っていないが、こういうときはどんどん冷たい物を飲まないと駄目だ。身体が欲しがっているうちが華である。

記 2007/9/2

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Last Update 2007/10/27
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