(以上#5-1)
→(町道女満別東4号)大東→(道道249・町道)朝日
→(道道246)山里→(道道102)藻琴→(国道244)浜小清水
→(町道オホーツク線・道道250)止別→(国道244)斜里
(以下#5-3)
208km
11:00、美幌着。
美幌の町中から国道334へ、美幌川を渡った報徳から、取付がちょっとわかりにくい台地上の町道女満別東4号へ。カーブと分岐が連続する国道39・334からのこの取付で、地図入GPSが心強い。
台地上へ登ると、町道は丘の稜線を通っていて、アップダウンは思いの外少ない。
▼動画44秒
丘からの見晴らしは素晴らしい。
青空の下、どこまでも広々と拡がる丘、緑や小麦色の畑に防風林、その中を一直線に続く道。
▼動画50秒
遠くには北見、阿寒、そして屈斜路湖方面の山々が。
鮮やかに、そして広々と、北海道らしいとしか言いようがない。
ただお昼前の時間帯、照りつける太陽光線が絶好調で、汗がだらだら流れて止まらない。
道道249から町道へ、巴沢の女満別川越えアップダウンへ。暑さのためか、100m程の谷越えなのになかなか堪える。
登り切った朝日からの道道246は、また丘の上の道。
さっきのように素晴らしい景色が次々拡がるが、木陰の少ない道で厳しめのアップダウン、直射日光が辛い。
立ち止まると身体に当たる風も止まり、暑さでちょっとくらくらしてしまう。たまたま見つけた自販機で500mlを飲むが、身体にすいすい入ってとたんに汗が噴き出るのには、我ながらびっくり。
中園の丘の上の交差で少し地図を確認するが、ぼうっとした頭でまたもやGPSが頼りになる。
▼動画38秒
しかし幸いこちらが動いて雲の場所に移ったためか、うまい具合に雲に陽が隠れ、身体が一気に楽になった。
そのまま丘から藻琴川の谷の山里へ一気に下ってしまう。
山里の道道102との交差点では、運良く商店と自販機を発見。すぐさま冷たい飲料で身体を冷やす。
もう13時過ぎ、斜里まではまだちと距離がある。YH到着時刻の18:30から逆算、斜里到着を16時前とすると、この先丘越え連続の斜網広域農道では、間違いなく時間オーバーになりそうである。そもそもこのくそ暑い中、登りが辛くて仕方無い。
そこでこの先は藻琴へ向かい、最短コースの国道244へ向かうことにした。オホーツク海にも近づくことだし、涼しさも期待できる。
13:40、藻琴発。
国道244は意外にも車はそう多くない。そもそも道幅が広いので、比較的安心して走れる道だ。しかし海岸沿いに来て向かい風が厳しくなっていて、斜里到着時刻は危ぶまれた。
藻琴、北浜、原生花園と、有名な釧網本線の車窓風景通り、濤沸湖と小清水原生花園を眺められる。しかし厳しい向かい風に気が遠くなりそうで、速度はもはや19kmを割りつつある程。
浜小清水の道の駅「はなやか原生花園」でソフト休憩とともに、岩尾別YHに電話してみた。ここで岩尾別YHに泣きを入れるパターンは過去1998年に一度あった。その時は下方修正の宿泊キャンセルだった。今日はキャンセルなどするもんか。ただ、到着時刻は知らせておかないと、夕食が捨てられては悲しい。
と、「今日は鮭のフルコースが無いので、18時過ぎ到着なら問題無い」とのこと。18時半に着けないと言ったのに、18時過ぎ到着なら問題無いというのは、会話として成立していない。ちょっと不安ではあるが、どっちにしてもこの先真面目に良心的に走って着ける時間にしか着けないのである。何しろ一応時刻の報告ができたので、YHに心配を掛けることは無いだろう。
14:30、小清水発。ここから国道244は大きく方向を変え、一旦内陸へ向かうが、ここで止別まで町道オホーツク線・道道250へ少しだけ寄り道することにした。寄り道とは言え、国道244が内陸へ大回りするので、こちらの方がずっと近道なはずである。
それに、そう距離は無いものの、静かな道には気持ちがほっとする。
おまけに、止別から再び国道244に合流してみると、有り難いことにだいぶ車が減っていた。小清水辺りで近所の車が減ったのかもしれない。
国道244は斜里の町中を経由しない。懐かしい斜里駅前も、ちらっと見回してみたいような気もするが、ここはちゃちゃっとセイコーマートで補給でもして、知床半島へ進むべきだろう。
そのセイコーマートには、少し前から一直線の道路の先に姿が見えてはいた学生ツーリスト3人組と同着。店の裏手には先着の学生さんがまだ数名、さすがに知床には自転車が多い。
記 2007/9/13