沼越峠の三川側 小さくも深い谷が足下に RICOH GR DIGITAL GR5.9mm1:2.4

2007/6/3 喜多方ラーメン
Tour07 村松→喜多方 #1

村松→(県道17他)揚川ダム→(国道49)津川
→(県道14・国道459他)鹿瀬大橋
(以下#2) →(県道322)角神→(国道459)元島
(以下#3) →(町道)豊島→(国道459)飯里→(県道361)新郷
→(県道338)豊洲→(町道他)小ヶ峯
→(県道367)荻野→(県道16)喜多方
   128km

赤は本日の経路 濃い灰色は既済経路

 夏の緑も秋の紅葉も四季折々の装いは素晴らしいが、個人的には初夏の輝くような明るい緑が一番好きだ。日も長くなるこの時期は、私にとって走らなきゃ損のツーリングかき入れ時なのである。
 というわけで、渓谷の美しさが印象的な、新潟県から福島県の阿賀野川沿いを辿り、終点の喜多方で喜多方ラーメンを食べるというコースを試すことにした。

 6:40、村松発。

村松から沼越峠経由で鹿瀬へ 赤は本日の経路

 暦としては初夏、早出川沿いから山間に切り込む谷間とはいえ、さすがにもう寒くも何ともない。

 すっかり高く登った朝日に照らされた山間の里を松野、小面谷と遡る。すっかり青々と育ちつつある田んぼが美しい。

 早出川ダムへ登ってゆく谷と別れ、道は沼越峠へと登ってゆく。高谷の集落を過ぎ、しばらく狭い谷の遡上が続く。

 やがて谷の奥で何回かのつづら折れで一気に離陸、その後はしばらく斜度が落ち着く。道ばたに畑は現れるものの、時々開ける辺りの谷間には、人気は全く無い。小さいが、山深い峠である。

 7:50、沼越峠着。閉鎖的な森の道の、登りが下りに変わるだけの、割と素っ気ない峠だ。こちらも特に足を停める理由は見つからない。

 森の中、曲がりくねった道が少し下ると、眼前に渓谷が拡がった。沼越峠のハイライトだ。

 朝日に輝く森、足下に落ち込む谷間は見事だが、山肌トラバースで道は一気に谷底へ。基本的にそう大きくない峠だ。

沼越峠から揚川ダム経由で津川、鹿瀬へ 赤は本日の経路

 五十母川を渡ると、県道17は再び登り返しとなる。もう一発100m程度の丘越えがあるのだ。

 丘越えの道の広葉樹主体の森はそう開けることは無く、大須郷の集落に民家はまばらで、こちらも小さく静かな山の道だ。

 下りきると今度は山間の平地が拡がった。阿賀野川河岸である。

 谷沢、谷花と河岸の平地を北上、揚川ダムで国道49に合流。あとはひたすら国道49を遡上する。遡上とはいえ斜度は無きに等しく、交通量は当然ながら増え、追い風に乗ってやや黙々と粛々と津川の文字を待ちわびつつ、しばし足を回す。

 8:50、津川着。阿賀野川を渡って旧市街へ。

 津川から小さなトンネルを抜けて麒麟山温泉、そして鹿瀬市街へ。いつも通っている北岸の、やや遠回りの森の道とは違う距離と空間の感覚が新鮮だ。

津川から阿賀野川沿いに喜多方へ 赤は本日の経路

記 2008/4/12

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Last Update 2008/4/5
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