頸城の秋06 #1-2 2006/11/3 十日町→宇津俣

 

十日町→(県道75・国道253他)北鎧坂→(県道49)高島
→(県道528)名ヶ山→(県道427)海老
(以上#1-1)
→(市道)池之畑→(県道350)坂下
→(国道353)松之山→(県道80)天水島
→(国道405)天水越→(林道大厳寺線)大厳寺
(以下#1-3) →(林道天水島野々海線)菖蒲
(以下#1-4) →(林道菱ヶ岳2号線)須川→(国道403)和田
→(国道405)柳島→(県道301)宇津俣
   90km

海老から池之畑経由で松之山へ 赤は本日の経路
海老の展望台にて 私的定番アングル RICOH GR DIGITAL GR5.9mm1:2.4

 いつもはここから細道林道で赤倉へ向かうのだが、今回は海老の集落へ下りきってしまう。ずっと未済だった池之畑への、初めての道だ。

 海老の集落から、道は更になだらかに山間を下って行く。ずっと登りだったせいかやや長く感じる下りだが、まあここで下っても登っても、どっちにしても今日はこの後最後まで登り下りばかりなのだ。徒然なるままに粛々と何でもこなすしかない。

 下山手前の谷間は、この辺りでは見慣れない新しい橋で通過。

 渡りきった下山の集落から再び登り、くねくねと小坂を登り切るとまた周囲の展望が拡がった。▼動画2分47秒

 高台の池之畑から道が下り始めると、見覚えがある棚田となり、間もなく松代からの県道350に合流。松代から松之山方面へ向かうと、松代の谷間からいきなり始まる登りがそろそろ一段落する辺りである。ここで合流だったのか。いつも松代から即登りなので、今回はここに下って来れたのがちょっと得したような気分だ。もちろんここまでの登り総量は全く考えていない。

 棚田の谷の縁を越えて杉林や雑木林を抜け、見下ろす谷間に棚田が登場すると、県道350は水口の集落へ着陸する。▼動画51秒

 杉林が切れて集落が現れるのがいつも楽しみなこの水口、そのまま細くくねくねと農家の軒先を抜けていた道は、何と今回は見違えるように拡幅されていた。

 低山に囲まれて拡がる田んぼが空を映し、その田んぼと農家に挟まれて細道がくねくね続いていた集落のど真ん中、一直線に幅広い道が突っ切っている。そういえば前回通った2001年秋、部分的に整地が始まっていたような気もする。

 坂下から国道353へ。水口の盆地から盆地の縁へ少し登りが続くと、まもなく上の方に松之山の役場周辺の賑わいが見えてきた。

11 松之山から天水越経由で大厳寺へ 赤は本日の経路
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 12:20、松之山到着。県道80に乗り換え、松之山温泉、天水島の信越国境稜線への国道405合流点を通過、いよいよ深坂峠へ登り開始である。

 まず天水越の集落。木造3階建ての民家、2階に設けられた出入り口、背の高い消火栓と、大雪対策満載の景色が続く。

 集落奥の折り返しポイント辺りでは、大掛かりな崩落復旧工事が行われていたようで、通行止めの看板が。一応人に聞いてみても、どうも全然ダメらしく、今まで記憶に無かった集落の激坂ショートカットを通らされる羽目になった。近年猛威を振るった天災は、山間の例に漏れず、この辺りでも深い爪痕を残しているのだ。

 そういえばさっきの十日町側でも、鉢で崩落復旧工事が行われていた。でも、そもそも地滑り地帯のこの辺り、いつも必ずどこかでこういう通行止めには出会うことを思い出しもした。

 天水越の上手で、国道405から林道天水島野々海線へ。さっきの天水越の集落から周りの山々へ登って行く棚田を見下ろす道となる。

天水越の棚田が拡がる RICOH GR DIGITAL GR5.9mm1:2.4 13
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 刈取後も田んぼに張られた山の湧き水による水面が、畦道のススキの穂の縁取りでふさふさ細かく分割され、山間に拡がってゆく。その所々、杉の木がにょきにょき立ち、山裾からは赤や黄色の紅葉の木々が斜面を覆い尽くしている。2001年の春にみんなで通って、私のホイールポテチ事件が起こった道もよく見える。

 少し進むと開けた視界は道ばたの杉に隠れ、その杉が切れるとまた棚田が拡がり、位置関係の変化でどんどんその眺めも変わり、景色にとても動きがある。これこそ東頸城の景色である。▼動画2分12秒

 谷をぐるっと回り込みながら高度を上げた林道は、大厳寺原牧場へ乗り上げる。ここのレストハウスも最近は大分商売っ気を出してきたのか、だいぶ手前からレストハウスの食堂の看板を見かけていた。13:10、ちょっとそろそろ補給ぐらいしても良いぐらいの時間。レストハウスの軽食は魅力的だ。が、早くも日差しは赤くなり始めている。ここは先へ進むとする。

記 2006/11/19

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Last Update 2007/7/16
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