2005.6/18 大弛峠・三国峠・
中津川林道・八丁峠 #1

赤は本日の経路 濃い灰色は過去の経路

塩山→(県道38・国道140)窪平→(県道210)杣口
→(杣口林道)柳平→(川上牧丘林道)大弛峠
(以下#2)→(川上牧丘林道・村道)梓山→(県道68・林道梓山線)三国峠
(以下#3)→(村道13)中津川→(県道210)大黒
→(林道金山志賀坂線)志賀坂峠→(国道299)中寺尾
→(県道72・国道299他)西武秩父
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大弛峠川上村側ダート下り カラマツ青々 RICOH GR1 GR28mm1:2.8 CTS200

 4時前、外に出ると早速霧雨が降り始めました。雨はそのまま国分寺まで続き、中央線乗車後再び目が覚めた高尾手前、土砂降りに変わっていたのでした。
 高尾でtiktikさんと合流。なんと2時半起床、3時半に地元出発で、土砂降りの多摩サイを突っ切って来たとのこと。夜明けから早くもご苦労様でした。しかし、この大雨では今日のツーリングの実施それ自体が危ぶまれます。ひょっとしたら6時台塩山折り返しかも(過去数度経験あり)。
 悩んでも降るときは降るし、晴れるときは晴れる。等と思いつつまた寝て起きた甲斐大和では、何と北側の雲は薄く高くなりつつあります。いける。勝沼ぶどう郷では更にうっすら青空まで現れたのでした。

列車は勝沼からまもなく塩山到着 毎度の塩山駅前 県道38へ

 というわけでちゃちゃっと自転車を組み立て、町中のコンビニで物資を仕入れて6:50、出発。

tiktikさんはマウンテンで出動 塩山から杣口林道経由で柳平・川上牧丘林道へ 赤は本日の経路
窪平の町

 塩山から恵林寺を過ぎ、牧丘の直登区間へ。雨上がりのせいか朝の涼しい空気の中に何となくむっと湿気があり、「意外に汗をかくねえ」などと話しながら農村をどんどん登ります。

直登 周囲は開けてぶどう畑に ぶどうも夏らしく青々 道がぐっと狭くなって杣口の集落の中へ この辺りで標高700m まだまだ先は長い ぶどう棚が続く

 ブドウ棚や桃畑の緑色がそろそろ濃くなってきていて、早くも実が大きくなり始めています。

金峰神社の赤い鳥居が登場 杣口の農村区間もいよいよ終盤 谷の奥でくるっと折り返して杣口林道開始

 金峰神社からは一転して森の中へ。

農村区間は蒸し暑かったが森の中は木陰が涼しい 斜度も一段落 静かな木陰の細道が続く

 周囲は山っぽくなりますが、杣口林道の看板と共に始まったつづら折れ区間から斜度は一段落。

木陰の涼しい空気の中足を勧める 緑に染まりそう 道は多少しっとり気味
こってり白い霧 ブラインドコーナー多し

 広葉樹も杉も濃い緑、森の涼しい空気に響く鳥の声を聞きながら、のんびり進みます。

森の道が続く つづら折れうねうね 木々も青々

 森の中から周囲が開けると、周囲の山々を眺めながら山肌を巻いて高度を上げる区間に入ります。

ちょっと撮影で止まって貰いました カーブの向こうは雲 もう1300m超ぐらいか 山肌に張り付く開けた道へ tiktikさんぐいぐい登ります 前方に行く手が見え隠れ 鳥居峠か 鳥居峠へは山肌をぐわっと巻く

 この辺りの道は拡幅工事が大分進行中。うるさいくらいに大合唱するエゾハルゼミ、勢いの良い緑の山々、何ともこの季節らしい景色に涼しい空気がたまりません。

鳥居峠通過 柳平までダム工事を見ながらしばし下り ちょっと勿体無い気分 柳平分校前で休憩 ダム方面を見下ろす

 8:50、金峰牧場着。ちょっと休憩後、いよいよ峠越えの川上牧丘林道へ。

柳平分校でtiktikさんニューサイ写真中 柳平から川上牧丘林道経由で大弛峠へ 赤は本日の経路
金峰牧場への登り 大弛峠最急区間始まり

 ゲートの向こうからきりきりっと少し登ると、斜度が一旦緩くなり、しばらくカラマツの森の中になります。

ぐいっと登って斜度が一段落 ゲート登場 ここから川上牧丘林道 去年工事中の道 見事に舗装完了 谷の奥へぐいぐい登る この辺から先もかなり急 急坂だが木洩れ日が楽しい 森の中から向かい側がちらちら カラマツ区間へ

 森の中は静かでひんやり涼しく、いろいろな鳥の声が響き渡ってまるで天国みたい。ふと足を止めると、虫が顔の回りに弱々しく集まってきます。汗が目当てか血が目当てか、改めて今年の虫の多さを感じさせられます。

静かな道 高い梢 緑一色 交通量も少ない 木が切れると見下ろす周囲の山々が登場 もう標高1800m弱ぐらい カラマツ区間終了 巨大落石ごろごろ

 カラマツ区間を抜けると周囲の展望が拡がって、行く手にはどーんと朝日岳・金峰山が巨大な姿を現します。実はいつもは雲で稜線から下が隠れることが多く、迫力あるその姿に久々にお目にかかれて得した気分。

眼下に渓谷を見下ろす 森の登りが続く ペースを会わせてくれるtiktikさん この辺りは昔の砂ダートの印象が強い 朝日岳・金峰山の山裾登場 ど迫力

 1800m以上くらいに標高が上がると私の持病(?)で突如眠気が。私だけあくびを連発、一瞬居眠り運転などしながら(笑)、それでも次第に高度を上げます。高度が上がると空にも雲が増え、その動きが速くなってきました。

雲が速い 山肌をを巻きながら次第に高度を上げる 開けた道 時々陽差しが当たるがここまで来ればそう暑くない この辺りでは空気が薄くてあくび連発 青味の強み撮りはほんとにキレイ

 比較的勢いのいい水場があったので、ここで塩山の水を交換することにしました。この水がまたものすごく冷たく、手にすくうと数秒で間接が痛くなってきました。

淡々と似たような森の道 水場で水補給 冷たくてオイシイ 再び出発

 あまり冷たかったので最初は味がわからなかったほどでしたが、その後秩父までずっと美味しい水でした。

いよいよ前方にに大弛峠登場峠手前のつづら折れ区間へ 金峰山の山裾が見事 濃淡の緑はほんとにキレイ
tiktikさんと激撮

 その後は淡々と登りが続きます。やがて前方が開けると、山肌に張り付いた針葉樹林と、稜線が落ち込んだ峠部分が見渡せるようになります。もうあと少し。

大弛峠から朝日岳を見渡す

 最後に2段つづら折れで高度を上げて山腹を巻き、11:10、大弛峠着。雲は多いですがかなり高く、雨の心配は全くありません。以前は峠から見えた川上村の高原野菜畑の感動的な眺めは、育ちつつある周囲の木々に隠れて年々見えにくくなっています。
 峠の手前から道ばたや駐車場に多くの自動車が停まっていて、何となく気分は落ち着きません。お馴染みの「大弛」の札もいつの間にか倒れてしまっていたようでした。

塩山から川上牧丘林道で大弛峠へ 赤は本日の経路 峠目前 縦列駐車の車も登場
大弛峠到着 標高2370m

記 2005.6/20

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Last Update 2006.1/23
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