2005.6/18
大弛峠・三国峠・
中津川林道・八丁峠
#3

三国峠から中津川林道で中津川へ 赤は本日の経路

塩山→(県道38・国道140)窪平→(県道210)杣口
→(杣口林道)柳平→(川上牧丘林道)大弛峠
(以上#1)
→(川上牧丘林道・村道)梓山
→(県道68・林道梓山線)三国峠
(以上#2)
→(村道13)中津川→(県道210)大黒
→(林道金山志賀坂線)志賀坂峠→(国道299)西武秩父中寺尾
→(県道72・国道299他)西武秩父   137km   FCYCLEへ

埼玉最西部の金山志賀坂林道を八丁峠へ再び登り返し RICOH GR1 GR28mm1:2.8 CTS200

ちょっと下った辺り 雲は多いが展望はそう悪くない 道自体は広々

 山肌に張り付いてぐいぐい下る中津川林道、何度来ても迫力を感じる山々と岩場の切り通しに、しょっちゅう足が停まります。

道端から即落ち込む谷間と開ける展望 しょっちゅう足が停まる 安心感ある道

 深く包まれるような濃い森に瑞々しい渓谷と蝉時雨がたっぷり続きます。今回はどういう訳か車やバイクが非常に少なく、tiktikさんとおしゃべりなどしながら、普段よりも粛々と落ち着いて道を楽しめました。

山肌に張り付いて下る 緑色の木陰の中は雰囲気最高 眼下に落ち込む谷間 谷底は見えないがすぐにあんな下まで下ってしまうのだ
路面はかなり安定 しかし車は多いので気をつけて下る

 所々では荒々しい岩肌が目を見張るほど。また、道を包むこんもり茂った木々の隙間から、時々緑の生い茂った山々と、すとんと落ち込んだ深い谷が見渡せます。その度に、自分が今いる高さを思い出させられます。

岸壁に張り付いてまだまだ下る 大々的な切り通し 谷底まで一気に急降下 露出オーバーだが薄暗い岩陰
谷底が見えてきた ようやく谷底に降りてきた まだほぼ半分ダートが残っている

 その見下ろす山々は下るにつれ次第に近づき、それが山腹を横に見るようになると、道がどんどん谷に降りているのを意識するようになります。

緑に染まりそうな道 切り立った谷底が続く 素掘りトンネルも登場
路面は比較的良好だが崩落の痕跡も 谷間を振り返る ぼこぼこのガードレール

 岩に張り付くような山腹区間が谷の奥でくるっと折り返すと、林道は中津川沿いの谷底を更に下り続けます。谷底とは言えまだまだ下りの急な箇所がありますが、生い茂った緑は時には頭上を覆い尽くし、緑の木漏れ日のダートは何ともたまりません。
 また、ここまで下ってくると多少車を見かけるようにはなりましたが、普段より少ない交通量は相変わらず。騒音も砂埃も煽られる心配も無く、またもやつくづく今日来て良かったという気分になりました。

ひたすら谷間を下り続ける 緑に飲み込まれそう 中津川林道から八丁トンネルへ 赤は本日の経路
王冠通過

 一度は泊まってみたかった王冠の元キャンプ場を過ぎ、こまどり荘の手前で舗装が復活。そのまま中津川を過ぎ、神流川との分岐着は15:15。

ようやく舗装復活 中津川通過 中津峡の分岐

 何となく空がどんよりと低く暗く湿っぽい雲に、しかも下り方面から覆われ始めていました。ちょっと行く手が不安になりますが、このまま初志貫徹で八丁峠方面へ。

中津峡分岐の短いトンネルの向こうは他に類を見ない切り立った狭い狭い谷底 岩山と緑が頭上を覆う 大型ダンプ時々登場 切り立った岩山の姿が見え始めるとそろそろ狭谷間区間も終わり

 短いトンネルの向こう、垂直の岩壁に挟まれた狭く深い谷間の上空はかなり明るく雨の心配も無くて一安心。

次第に谷間が広くなってきた まだまだ狭いが トンネルの向こうも緑の世界 大黒から鉱山が始まる
枯れた鉱山の脇を通過 7%断続 じりじり登る

 渓谷から鉱山施設が登場する辺りで、林道大滝上野線と分岐します。そっち方面の谷には切り立った岩山が聳えていて、こっちも近いうちに訪問せねば、と思わせられます。

狭い谷間に鉱山施設が断続 かつての最終自販機前 小倉沢に沿って谷間を遡る

 鉱山施設では「廃墟好きなんですよ」というtiktikさんが大喜び。確かにこの埼玉の一番山奥の寂れた鉱山には一種独特の秘密基地みたいな雰囲気があります。

道端のゾウムシ 地図に載せると死んだふり 折り返して山腹へ tiktikさん常に先行 凄いパワー

 鉱山施設の一番奥から本格的な峠区間へ。

雑木林の道 またまた折り返し登場 沢の空気が涼しい 斜度はもはや緩め のんびり登る

 ちょっと長目のつづら折れ2回の後、八丁トンネルを抜け、切り立った山にぽっかり空いた穴から向こう側の空へ放り出されるような、トンネル手前の広場へ到着。この時点で16:40。

森の道が続く 八丁トンネル直前 採掘所見晴らしポイント 八丁トンネル到着 気温と湿度の関係かトンネルからは白い水蒸気がもくもく

 ガードレールの外、空の中には夏の山々が拡がっているはずでしたが、今日はちょっと雲っぽく、双子山の迫力有る姿もうっすらシルエットで見えるだけ。

靄に霞む今日の八丁峠 ガードレールの向こうは空の中

 雨の後ではありましたが、最近涸れ気味の湧き水も今日も不発に終わり、とっとと志賀坂峠へ下ります。

八丁トンネルから小鹿野経由で西武秩父へ 赤は本日の経路 下りはかなりぐいぐいの道
つづら折れ角度も斜度も急

 尾根から山腹へ、巻いたり折り返したりぐいぐい下りが続き、途中でさっきの八丁峠の休憩所を眺め上げ、志賀坂峠はそのまま通過。
 最近双子山にトンネルが出来たらしい西秩父林道への分岐も通過、一気に小鹿野から秩父市へ。

国道299に合流 これから下る谷底を見下ろす 谷底へ 小鹿野までは時々道が狭くなる まだまだのんびりした国道299 もうほぼ下る一方 tiktikさん快走

 18:30、夕暮れの西武秩父に到着。速攻で接続をチェック、東飯能で八高線との接続が素晴らしい18:40の普通列車へtiktikさんに乗って戴いた後、のんびり自転車を畳み、駅前の蕎麦屋でざるを食したのでした。

小鹿野から秩父市へ小さな登り返しは2回 橋の向こうは秩父市内 到着すると各停が4分後 東飯能で乗り換えるtiktikさんは速攻で輪行 私は次のレッドアロー待ち

 爆速のtiktikさん(何とそれでも風邪気味だったとのこと。絶好調のtiktikさんって一体…)が私にペースを合わせてくれたおかげで、西武秩父までおしゃべりしながらのんびり楽しいツーリングが続きました。どうもありがとうございました。

記 2005.6/20

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Last Update 2006.1/23
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