2005.2/20
保田見林道・
ポタカモ街道・
石射太郎 #2

鹿原林道から保田見林道経由でポタカモ街道へ 赤は本日の経路

上総湊→(市道・国道465)関尻→(農道・市道)小志駒
→(県道182)上郷→(鹿原林道)高塚(以上#1)

→(保田見林道)山中→(県道182)上畑
(以下#3)→(県道34)横根→(市道)大崩→(市道)畑→(市道)入上
(以下#4)→(県道88)関尻→(国道465)東大和田
→(市道・高宕林道)宇藤原→(高宕山自然遊歩道・他)石射太郎
→第一高宕トンネル→(高宕林道・市道)大原台
→(国道465・市道)上総湊
   77km

迷い込んだ秘境内台 不安な山サイ後のニューサイ写真

高塚の外れからぐいぐい登り始める 棚田の中一旦道は平坦に 道はコンクリート舗装、時々ダートに あまり登らずにどんどん谷の奥へ

 ぐいぐいっと登って高塚の集落を過ぎると、ほぼ平坦な細道がくねくねとかなり狭い谷間に続く。コンクリート舗装とダート、棚田と密に生えた木々がが入れ替わり登場する、そのコンパクトな距離感、箱庭感覚は、あまり他では見かけない独特な雰囲気だ。

谷はくねくね蛇行しながら次第に奥へ>

 行く手の道には時々猿が、自転車が近づくのを確認して山の中へ消えて行く。そう思って気を付けると、上の方の茂みの中から、姿は見えねどがさがさと獣が移動してゆく音が聞こえる。一方、谷の向こうの山の中では、何の鳥か、大群で谷に響きわたるほど大騒ぎしていた。あの大群、まさか猿ではないだろう。

しっとり雨上がりの谷 時々路上に猿も出現 結構奥まで田圃が続く 谷底区間終了 ここから激坂開始

 やがて始まった激坂の、一番下から見える最後の急カーブのすぐ向こうに素堀のトンネルが登場。そう長くないが、ライト無しで抜けるにはつらい程度の長さである。くずてつさんによると、暖かい季節には吸血コウモリが飛び交うそうだ。まあ何もコウモリが吸血しなくても、狭くて暗くて不気味なトンネルではある。おまけに登り坂だ。

路面が悪い上に濡れていてスリップしたり前輪が浮く 不安定な登り 激坂の一番下から見えたカーブの向こうにトンネルの口が 件の素掘トンネル 暗いが路面は荒れていなくて助かる その後短いトンネルが断続 もちろん素掘り 周囲はほぼジャングル 舗装復活 でも中央は苔と草 カーブの向こうにもう集落が見えてきた

 いくつか短い素堀トンネルが続き、苔生した砂岩と路面を眺めながら再び始まった激坂をもう少し登ると、杉の向こうに棚田が見え始めた。釜ノ台の集落だ。

釜ノ台到着 相変わらず細道が続く カーブの桜並木は雰囲気が良さそう

 集落に入ると、急に周囲が拡がった。棚田の隙間を道はくねくね登り、農家の庭先を擦り抜け、稜線近くの尾根道となる。道を進むと斜面の集落が刻一刻と表情を変え、なかなか楽しい。

梅の花 廃屋もあった 畑、農家、林の中に登り基調アップダウンが続く

 道の脇には梅の木が多く、白い花が満開だ。ごつごつした桜の低木が並木状に立っている場所もある。春先から新緑の季節にはまたがらっと表情が変わるだろう。

それにしても細道 保田見到着

 集落の中でも相変わらず激坂は断続したり、稜線近くの等高線に沿ってくねくね進み続ける。変化に富んだ細道が何とも楽しい。

相変わらず続く坂 集落の端をぐいぐい登る もうすぐ最高地点

 保田見(ぼてみ)の集落が終わる辺りで、南の谷に降りる分岐に入りたかった。が、ころころ変わる周囲や時々開ける谷間の展望に見とれているうち、どうも見逃してしまったようだった。過去2回来ていても、実はいつもどこに分岐があったか、未だに把握できていないのだ。
 仕方ないので大分通り過ぎた辺りで、涙を飲んで今登ってきた激坂を戻ってみたが、結局わからない。一往復して、結局もう少し進んだ辺りで畑の脇に入ってゆく道に突入。地図上では破線だし、そう距離もないので、あまり大したことにはならないだろうと思った。

尾根近くに道が続く 分岐点付近 畑の脇道へ

 しかし「もう少し、戻るのも何だし」等と思っているうち、行く手の道が途中で完全に消えていて進退窮まった。

一気に下る 森の中で道が無くなった ちょっと戻って別の道に分岐 足下危うし

 結局途中の分岐まで戻り、何とか謎の集落には出ることができて一安心だったが、その後合流したのは、何と出戻りの保田見林道だった。

茂みの向こうに民家登場 ほっと一息 謎の集落に細道が続く 結局保田見林道に再合流

 保田見林道の最後は、毎度のことだが恐怖を感じる激下り。その後はさっき通ってきた志駒川渓谷の県道182に合流する。

記 2005.2/23

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Last Update 2005.5/24
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