2005.7/17 一ノ瀬高原 #1 |
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拝島からの電車は青梅線名物「四季彩」。7:46到着の奥多摩駅には、5時川越自走出発のさんぽさんが先行到着していました。梅雨時にもかかわらず、駅前には毎度おなじみおやじハイカーがうようよ。中には夏山サイらしきMTB乗りも3人いました。
天気は曇り。空を覆う雲はちょっと高くはありますが、不穏な灰色の雲も見え、雰囲気としては要観察というところ。この季節のツーリングには比較的気温が上がらない曇りはむしろ有り難いですが、雲行きによっては微妙な判断を要求されそう。「まあいざとなったら小菅温泉→松姫峠なんて事になっちゃうかもね」等と話しながら自転車を組み立てます。
バス輪行で丹波へ先回りをもくろむrikoさんの見送りを受け、8時過ぎ奥多摩発。ちょっと青梅街道最終コンビニで行動食を補給し、まずは檜村の分岐から奥多摩むかしみちへ。
ダート、ちょっと荒れ気味の舗装、道端の急斜面に張り付いた集落、そして多摩川の渓谷が入れ替わり立ち替わり断続します。杉に広葉樹、下草が鬱蒼と生い茂り頭上に覆い被さり、すっかり緑のトンネル状態。緑色の木漏れ日に路上や法面の苔もますますその雰囲気を助長します。
森の中や時々渡る沢の空気はひんやり冷たく、山の鳥や猿らしき声、飛び回る蝶にトンボ、大きなヤマユリを初めとした花など、毎度の事ながら季節を感じさせてくれます。
小河内ダム前の分岐から中山へ。途中の谷間を見下ろす橋で休憩後、青梅街道に合流。
湖面からの風がちょっとは涼しい奥多摩湖沿いに快調に進み、奥多摩周遊道路、小菅村方面の分岐を通過。
留浦の賑わいを過ぎ、次第に谷間が狭くなって再び登りが始まります。
山奥とはいえ国道、だだっ広く大味な道が続きます。来るときには集中してやって来る自動車のせいもあり、ちょっと我慢という気分。ただ、程良い具合の曇り空で、この開けた登り区間で暑くてたまらないという事態は避けられたようです。時々谷間からの涼しい風も感じるほど。去年も思いましたが、この時間にここまでこれているからこその涼しい風でした。
登りが一段落して少し下りが続き、谷底に保之瀬の集落が登場すると、毎度のわさびポイント「ふなき物産店」。ここの生わさび、いつも安くて大きいので、毎回楽しみにしているのです。今回も\500で中程度よりやや大きめのわさびが3本から4本入り。私は\500のを買いましたが、\1000の惚れ惚れするような立派なわさびには目を奪われました。
山葵を買ったら、店番の半井小絵さん似(S氏談)のお姉さんがどくだみ茶と梅干しをサービスしてくれました。この梅干しがまたしそ味豊かで美味しかったです。秋になったら今年の梅干しができるとのこと、これもいつか仕入れに行かないと。
保之瀬から丹波までは一気に下り。10:15、丹波の町中でrikoさんと再会。
そのままいつものお寺の境内でちょっと一休みします。のんびりした境内は、田舎の夏休みの雰囲気が一杯で、丹波まで来るともう暑さも程良い程度。
丹波から先は谷底の道。谷間も一気に狭くなり、次第に登り斜度もじりじり増えてきます。
谷間に溢れかえるように生い茂った木々の間、渓谷をのんびり遡り、おいらん淵に着くともう一ノ瀬林道分岐です。
記 2005.7/18