2005.7/17 一ノ瀬高原 #2 |
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休憩後、11:30に一ノ瀬林道突入。
切り立った岸壁に張り付いてぐいぐい高度を上げる道から、すぐにおいらん淵から続く谷間が見渡せるようになります。その谷間の拡がりには勢いのいい広葉樹が一杯。
時々見晴らしが開ける道ですが、基本的には木陰が多く、広葉樹林の木漏れ日はきれいな緑色。谷間からの涼しい風や時々渡る沢の冷たい空気がたまりません。森の中から間近に聞こえる山鳥の声、谷底からはかずかに遅めのヒメハルゼミの声が、またこの道の楽しさを盛り上げてくれます。
対岸の切り立った山が近づき、見下ろすと恐怖を感じるほどだった谷底がいつの間にか一気に登ってきて、登り続ける道の向こうに畑や民家が見え始めると、一ノ瀬高原です。
木立や畑、キャンプ場の中を更に登って、12:25、お馴染み三之瀬「民宿しゃくなげ」到着。ここで昼食にします。「今日は忙しいんだけど、ちょっと待っててね」ということで、食事は自動的に手打ち蕎麦に。
時間がかかった分たっぷり出てきた前菜も、椎茸出汁のお汁の蕎麦も、いかにも山の物で楽しめました。
13:20、再び出発。しばらく森の中に脚に堪える登りが続きます。でも、もうここまで来ると空気が涼しく、森から吹いてくる風が快適そのもの。沢を渡るときは更に冷たい冷気が漂います。
曇りのせいか湿度は高めではありますが、空調と違って身体にストレスを感じない涼しさは、まさに高原ならでは。来て良かった。
犬切峠脇の展望台でちょっと休憩。さっきまでいた民宿しゃくなげの青い屋根が、緑の斜面の途中に見えます。
見晴らしはいいのですが、去年まで無かった広場の手摺、意外なほど広場を狭く感じさせてちょっと興ざめでした。手摺の外の木々も年々背を伸ばしていて、来年辺りはかなり視界が蹴られそうです。
記 2005.7/18