2005.7/17 一ノ瀬高原 #3 |
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犬切峠から一気に下って落合到着は14:15。
ここから再び青梅街道へ。いきなりぐわーっと壁のような直登が見えてちょっと引きますが、意外にその坂は長くは続かず、そこから先はなだらかな高原状の斜面をだらだら登って行きます。
カラマツや広葉樹の木立、集落、キャンプ場、林道分岐、緩いつづら折れが次々現れます。森の中からは夏だというのにウグイスやホトトギスの声が。その森の中に続いていた多摩川上流の沢が下の方に消えて行くと、もう峠は間近。
木々の向こうに続いて行く下流側の谷間は広々として、現在地の高度を改めて意識します。行く手の空は雲が晴れ始め、明るさを感じるようになっていました。
15:15、柳沢峠着。
展望台から開けた塩山方面、濃い緑の木々に覆われて下って行く谷間は、真っ白な雲というかガスというか湿気に覆われています。
でも雨の気配は全く感じられません。ここまで登りが延々続きましたが、もうあとは下るだけ、しかも塩山まで標高差は1000m以上。
15:35、柳沢峠発。
峠下のトラバース下りからつづら折れへ、その途中から見え始めた空中ループ橋へ、程良い斜度の下りをどんどん下ります。
道は広く、来るときはまとめて自動車が何台か来ますが、森の中から放り出されるような空中ループはなかなか快感。
一気に下ってしまう計画で良かった、と思っている間にどんどん高度が下がり、身体に当たる風には次第に懐かしいような暖かさを感じ始めます。
途中の裂石ではayakoさんがパンク。
それも下り途中の程良い休憩になって、その先森から農村の中の下り区間でも気を抜くことなく下り続けられました。
ふと振り返って見上げる山々は緑が濃く、雲の多い空も身体に当たる熱い風ももうすっかり夏の風景。
16:45、塩山着。ついさっきまでの快適な涼しさが信じがたい熱気の中、速攻で輪行を完了、予定通り17:05のホリデー快速で帰路に就いたのでした。
甲府盆地も暑かったですが、八王子辺りで見えた夕方の空も、列車を降りて感じた熱気も、もう間違いなく梅雨明けを感じさせるものでした。
記 2005.7/18