2004.10/16
坤六峠・
奥鬼怒林道
#3

赤は今回経路

湯檜曽→(県道63)粟沢→(町道)一畝田→(県道63)坤六峠(以上#1)
→(県道63)戸倉→(国道401)大清水
→(奥鬼怒林道)奥鬼怒トンネル(以上#2)

→(奥鬼怒林道)川俣温泉→(県道23)川治温泉
→(国道121・町道)鬼怒川温泉   123km

曇り空の下ますます艶やかな紅葉

 奥鬼怒林道のてっぺん、1300m以上の奥鬼怒トンネルの断面はそう大きくなく、トンネル内にはおよそ照明というものが無い。中は真っ直ぐで出口が遠くに見え、足下には丁寧に反射番が付けられていて道幅は把握できる。しかし、自分を包む真っ暗闇に、平衡感覚を失いやすい。注意しながらゆっくり進むので、なかなか出口が近くならない。

ようやく出口が近づいてきた 栃木県側もやっぱり曇り 周囲の山深さにきょろきょろしながら下る

 トンネルを抜けると栃木県、林道は再び山腹に張り付いて下り出す。針葉樹の中に紅葉が目立つ山肌や、いつも崩落している対岸の荒々しい岩肌を眺めながら、八丁ノ湯ゲートへ。

山に張り付いた道から谷を挟んで展望が拡がる 何度か尾根を巻く 初冬の風景が次第に秋の鮮やかな色彩に変わる

 下る途中ではこじまさん、entaさん、MORIZIN、せいろくさんに会うことができた。今日私と逆のコース取りで奥鬼怒林道に来る話を聞いていたので、いつ会えるか楽しみにしていた。しかし、さっきの坤六峠から下ってきた戸倉から奥鬼怒トンネルまでに会えなかったので、途中で尾瀬へ寄り道してるのかな、等と思ってあきらめていたのだ。

先頭を切ってentaさん登場 噂どおりの健脚 男性陣をぶっちぎり 少し遅れてこじまさんとMORIZIN登場 MORIZIN、せいろくさん、こじまさん、entaさん

 それだけに関東地方の最北部とも言える、この山奥の林道で出会えたのは嬉しかったが、お互いに先を急がないといけない。少し話して再び出発。

再び人気のないダートを下り始める 周囲の木々が密に 橋もゴージャス

 トンネル付近で多少初冬の趣が漂っていた周囲の山肌は、八丁ノ湯ゲートまで降りてくると8分ぐらいの紅葉に覆われた。急峻すぎて木々もまばらだったのが、生い茂るように木々の密度が高い。

どんどん周囲が赤くなる トンネルが現れるともうすぐ八丁ノ湯ゲート 2つめのトンネルの向こうがゲート 係員が常駐

 15:20、加仁温着。以前温泉のえっちTourで来たことがある八丁ノ湯、ここから少し遡った日光沢温泉を思い出す。両方とも山奥のすばらしい温泉だったが、今日は通過しないといけない。

鉄橋を渡って道は折り返す 加仁湯、女夫淵温泉、川俣温泉を経由して栗山、川治、鬼怒川温泉へ 赤は今回経路
加仁湯 鬼怒川最奥地の温泉でここだけ鉄筋コンクリート造

 女夫淵温泉まではしばらくアップダウンが続くが、基本的に下り基調だ。紅葉のダートからは、やはり紅葉に覆われ始めている周囲の山々が見渡せた。

ちょっと登り返し ブラインドコーナー多し 相変わらず山深い周囲 ちょっと晴れてきた ダートとは言え路面は良好 おもむろに下り始める

 16:00、奥鬼怒大橋着。すぐ脇の女夫淵温泉をそのまま通過。

相変わらず細い道 つづら折れ開始 女夫淵温泉までぐいぐい下る 奥鬼怒大橋のゲートをくぐって女夫淵温泉到着 そのまま下る 谷間の1本道

 あとはもう下り基調、うだうだ考えずに日没までに川治温泉まで下ってしまえばいい。

途中の茶店で雉串を1本 他にも熊、猪、鹿、雀など盛り沢山 川俣湖登場 川俣ダムへ登り返し 川俣湖を渡る

 今日は空一面に雲が垂れ込めているので、普段より暗くなるのが早いだろう。それでも、川俣温泉、川俣ダム、瀬戸合峡とどんどん下る内に雲は少しづつ切れ、何となく明るくなっていった。

トンネルに切り替わった県道23の旧道へ 川俣ダム、瀬戸合峡がど迫力の大展望 瀬戸合峡
瀬戸合峡を下る 結構高度があるので怖い 早めに降りてしまいたい

 前方の山々にまぶしい夕日が当たり、そっち方面の雲に覆われていた空をバックに、まぶしく輝く山があまり見たことが無い特殊な風景を作っていた。

ようやく鬼怒川に降りてきた 時々飲食店あり 空腹を感じる(笑) どんどん下る 長い下り

 それでもやはり空の大部分は厚い雲で、早々とすっかり真っ暗になった。

谷間が拡がってきた 集落が断続 正面の山が異様に明るい(写らなかった) 振り向くと凄い夕映え空

 17:42、鬼怒川温泉駅着。早速時刻をチェックすると、何と17:45に浅草行きの快速が出てしまう。あと3分。ところが、その後には18:26に特急スペーシアきぬがある。寒空の下1日凍えた後だったので、多少暖かい物も腹に入れたい。何より3分では事実上輪行は無理なので、これ幸いと初スペーシアを決めた。

鬼怒川温泉到着 改札前 スペーシアで帰路に

記 2004.10/25

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Last Update 2004.11/8
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