RICOH Caplio R1V
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Caplio R1V |
実に心強い存在のG4wideでしたが、使えるだけに大きさの問題がボトルネックになります。一方その年の暮れ、28mmズームや1cmマクロ、省電設計はそのままに、大幅小型化した新400万画素シリーズのCaplio R1が、その後すぐに500万画素のR1Vも登場。
自分でモードダイヤルを接着剤で修理して、G4wideはまだ一応使えました。でも特に仕事時、ポケットからさっと取り出せて、周囲にカメラを意識させないメリットは非常に大きく、2005年、ある程度値段がこなれたところでR1Vを購入。
ほぼJISカードのサイズに28mm-135mm画角のズームを搭載したこのカメラ、店頭サンプルでも展示機で見ても、何と上位機種のGXよりディストーションが少ない。G4wideのぎゅわんぎゅわんからぎゅわんぐらいにまで減っていて、気をつけて使った上で割り切って我慢すれば、何とかようやく実用レベル範囲に来たという気がしました。
記録フォーマット |
静止画 圧縮:JPEG(Exif Ver.2.21)DCF対応*1 文字 TIFF(MMR 方式 ITU-T.6) 動 画 AVI(Open DML Motion JPEGフォーマット準拠) 音 声 WAV(Exif Ver.2.21μ law ) |
記録媒体 |
SDメモリーカード(3.3V) マルチメディアカード 内蔵メモリー(12MB) |
撮像素子 |
1/2.5型原色CCD 有効画素数502万画素(総画素数519万画素) |
レンズ | RICOH ZOOM LENS f=4.6mm〜22.2mm 1:3.3〜4.8(35mm換算 28〜135mm) |
種類 | 標準ズーム |
デジタルズーム | 3.6倍 |
構成枚数 | 7群9枚 |
対角線画角 | 75°〜18° |
フィルター径 | 無し |
フード | 無し |
ファインダー | 実像式光学ズームファインダー |
液晶モニター | 1.8 型透過型アモルファスシリコンTFT 液晶 約11万画素 |
焦点調節 | マルチオートフォーカス |
撮影距離 | 約0.3m〜∞ (マクロ0.01m〜∞ テレマクロ約0.13m〜∞) |
測光方式 | TTL256分割マルチ測光 中央部重点測光 スポット測光 |
測光素子 | CCD |
露出方式 | プログラムAE |
シャッター形式 | 電子シャッター、メカニカルレンズシャッター併用 |
シャッター速度 |
静止画 8〜1/2000秒 動画 1/30〜1/2000秒 |
感度 | オート(ISO125相当) ISOAUTO/64・100・200・400・800 |
ホワイトバランス |
オート 蛍光灯 屋外 曇天 白熱灯 ホワイトバランスブラケット機能 |
露出補正 |
マニュアル補正 +2.0〜-2.0EV 1/3EVステップ オートブラケット機能 -0.5EV ±0.+0.5EV |
内蔵フラッシュ | オート |
セルフタイマー | 電子式 約10秒/約2秒 |
インターフェイス | USB1.1 オーディオOUT ビデオOUT |
電源 |
専用Li-IONリチャージャブルバッテリー 単3形電池アルカリ/ニッケル水素充電池 2本 専用ACアダプター |
大きさ | w100.2mm h55mm d25mm 突起部含まず |
重量(電源別) | 約150g (バッテリー/SDメモリーカード含まず) |
発売日 | 05年1月21日 |
定価 | \60,900(税込) |
参考リンク |
リコー製品情報 使用説明書PDFダウンロード |
調子に乗ってサイクリング終着間近でGR1のフィルムが無くなった時に登板させると、やはり何となく変な合成色。GR1の緊急代役にすらほど遠いのでした。しかし、値段が倍以上違うカメラを正面から比較すること自体に、いつの間にかデジタル版GR1を求めている自分に気付きました。
外装の質感はG4wideより大幅に向上。と思っていました。ところが、ちょっと使い込んだ頃に間違って落下させると、前面パネルがぱこっと分離。その時現れた嵌合わせ断面に、今までステンレスやアルミヘアラインだと思っていた外装が、実は全部プラスチックだったことに気が付いたのでした(笑)。
記 2006/6/30