コマンド物語 #4
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1号車のブレーキレバー・コマンド取合 |
話は前回からちょっと遡りますが、1号車と2号車が大幅に操作が違うのは嫌なので、1号車コマンド化に先立って、2号車用のコマンドと、予備パーツのコマンドを調達しないといけない。また、山サイなどに使用するマスタシハンドル用にも台座が必要になりますが、台座だけの入手は不可能なので、この分コマンドがもう1ペア必要になります。
このため、「余っている」「要らない」と言っていた友人のコマンドを掻き集め、何とか所要個数が集まりました(その後増殖傾向)。みなさんどうもありがとう。今の私のコマンド生活は、ひとえに皆さん無くしてあり得ません。
さて、1号車・2号車ともコマンド化して、しばらくフリクションで使っていましたが、その間何度かインデックスシフトも試みました。が、うまくいきませんでした。7/8速用のインデックスレバーに6速フリーの組み合わせで、うまく行かないのが当たり前ではあります。赤根ヶ峠さんの「サンツアー会議室」で、サンプレ4000+シュパーブIPCレバー+ウィナープロでインデックスできた、という話を聞いていたので、微妙なピッチの差が勝敗を分けるのだろう、等と思っていました。
サンツアーのIPCシフターは、インデックスをOFFにすると、何と無くごりっとした山のあるフリクションに変わります。つまり、単純に位置の決まらない鈍いクリックを任意の位置で止めるため、中央の環付ボルトの締め具合で調節しないといけない。このごりごりが、2・3ヶ月使っているうち、なんだかフリーの変速ポイントとうまく合っているような気がしてきました。以前コマンド装着時にインデックスシフトにチャレンジしたときはうまくいかなかったので、それでもしばらくフリクションで使ってはいたのですが…そのうちどう考えてもインデックス位置とシフトのタイミングが合っているとしか思えなくなってきました。
そこで、ワイヤーをもう1度調整したら、あっさりインデックスでシンクロしてしまいました。ちなみにレギュラーのワイヤー位置です。
でも、何故今回はうまくできたのか。本来サンツアー7速とザックス6速では歯のピッチが違うのに。結局、何故うまくいくのかは究明できていません。しかし、意外とこんなもんではないのか、という気もしています。
というのは、ちょっと昔のニューサイを読むと、カンパの7速インデックスレバーの広告に「どの会社のどのレバーでもシンクロします」という口上が書いてあるんです。つまり、8速ぐらいまでだったら、レバーのインデックス位置とフリーの歯のピッチは、以外とシンクロできてしまうものなのかも。
等と考えていると、ワイヤーが伸びるのかメカの汚れでタイミングが変わるのか、時々アウター受の調節ネジで、ワイヤーのテンションを調節する必要があるようです。また、しばらく乗っている内に、登りでロー側の自動変速が多発するようになりましたが、多分チェーンが伸びて歯が磨耗して、歯の懸かりが関係しているのではないかと思います。そろそろ交換時期だと思ってチェーンとフリーを交換したら、嘘のようにこの現象が無くなりました。またしばらくすると、自動変速が多発するようになるのでしょう。こういうシビアな面もあります。
というわけで、サンプレFD/RDとザックス6速フリー&ATBチェーン、TAツーリストorアリゼ・コマンドの組み合わせで、ほぼ問題無く(当社比)手元インデックスシフトで使えています。
フロントバッグとコマンドは若干干渉するが、操作上は全く問題ない。 ちなみにハンドルはフィリップランドナー400mmだから狭め、フロントバッグはオーストリッチだから大きめ。普通はもう少し余裕があるかも。 |
記 2003.4/18
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Last Update 2003.7/27