北海道Tour24 #1
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根室中標津空港で飛行機からタラップを出た途端、涼しいというより嘘、と思った。暑いとか寒いとかじゃなく、想像以上に快適なのだ。これ、ほんとに外の気温?冷やしてないか?と思ったが、どうやら本当らしい。この段階で2泊の中標津、来れて良かったとつくづく思った。
飛行機は満員でも、荷物受け取りはすぐに終了。こういう所が小さい空港は本当に良い。
空港の外ポーチ隅にはサイクリングステーションと名付けられた大型Aバリ(しかも単管)と所在無げに放置されたインフレータが置かれている。サイクリングステーションと名乗るからには給水栓があればいいんだが、と思うのは毎度の事ではあっても、観光客と空港が補助予算で結ばれた例の一つでもあり、やや生暖かく見守ることにするのも毎度の事。むしろ皮肉っぽい自分の物の見方を反省すべきかもしれない。
とにかく、走れるように走る3日間、いや、2日間、いや、実質1日半にしよう。空は薄曇りではあっても、曇りの中は比較的明るい。3日間、ほんのちょっとだけ雨っぽかった天気予報は、幸いにして明日終日曇り、最高気温は大体24℃。明後日午前中晴れか曇りでお昼以降が雨。私の中標津滞在時間がぴったり全く問題無い状態になっている。
ならば目論見通り、明日は2年振りの根釧台地202kmコースに行かせていただこう。
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とは言いつつ今日はもう15時半前。この時間になったらもう民宿地平線直行だ。早く石川さんにお風呂と食事に連れて行っていただき、今日はゆっくり休んで、明日の根釧台地202kmに備えねば。
15:45、根室中標津空港発。何故か各社同じ形のログハウス風レンタカー事務所が並んでいる。こういうのも空港関連予算か何かによる施設のなんだろうな。
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製材所を過ぎ、清掃工場を過ぎ、牧場と防風林の中を北上してゆく。以前悩まされたように感じていたアップダウンも、涼しいとあまり苦にならない。あまり苦にならない原因として、今日は風が無いことに気が付いた。風が無いとこんなに楽なのだ。
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意外にあっという間に開陽の交差点に到着。
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逆に交差点から山裾の民宿地平線までは、意外に長く感じられた。実際の距離は短いにも拘わらず、である。これは開陽から登り斜度が上がっている事が理由かもしれない。道の周囲は知床山脈山裾の牧草地が広がり始め、風景にもどことなく広々とした開放感が感じられる。根釧台地でも特徴のある風景であり、何度通ってもこの辺の風景は退屈しないと思う。
この道に来ると、いつも1986年の民宿地平線初訪問時が毎回思い出される。1/5万地形図の等高線の間隔が、内地より間延びしているので地形は平坦だと思い込み、根室から開陽に向かうというのに14時過ぎに出発してしまった。実際に走ってみると、丘陵の際限無い直登アップダウンのみならず、根室→厚床では国道40の強向かい風にも悩まされた。19時が夕食だというのに、中標津発市街発は確か18時過ぎ。次第に辺りが暮れ始めているのに、ますます増えるアップダウンで泣きそうにへろへろになった。
しかし開陽から先のこの区間では、民宿地平線到着を前にし、広々と清々しい夕暮れの牧草地が出迎えてくれたのだ。その時の印象が、この道で毎回強烈に思い出されるのだ。まあその時は、緩い登りで何だか身体が重いから早く到着したいなとも思っていた。
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16:10、民宿地平線着。荷物を降ろし、すぐ保養所温泉と夕食へ。例によって石川さんが計根別・中春別・中標津南部のオプションコースを付けてくださった。
いつもの保養所温泉は、この連休中食堂営業が中止とのこと。え、それは困るぞ。この温泉の食堂はしっかりしたボリュームと確かな素材で、近年私は、ここでの食事をとても楽しみにしているのだ。
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と思っていたら、石川さんが代わりに蕎麦屋の富貴庵に連れて行ってくださった。ここがとても美味しい。しっかりと美味しい天ざる大盛りをいただきつつ、202kmコース途中、中標津町俵橋や標茶町萩野のソバ畑が思い出される。蕎麦っていいなあ。石川さん、夕食の間1時間もお待たせして恐縮でした。
記 2024/9/5