五島列島Tour19#10
2019/5/6(月)
福江島-5 福江→五島福江空港
福江→五島福江空港
15km
RIDE WITH GPS
福岡便は10:00。しかし福江島を発つ前に、この10日間で2回しか食べられなかった五島うどんを最後に食べておきたい。空港のレストラン「カメリア」は8:30営業開始なので、空港にはなるべく8時半から遅くとも9時には着きたい。饂飩を食べるため、朝食も無しでお願いしている。
宿を出るときに、女将さんが五島うどんの乾麺をお土産に下さった。大変有り難い。しかし、ここ福江島を去る前に福江島で五島うどんを食べておきたいことに変わりはない。
6:35、富久屋旅館発。外はやや暗い曇りである。雲も低い。昨日の夕方まで晴れだったはずの天気予報は、いつの間にか曇りに変わっていた。と思っていると、水滴がぱらっと来て止んだ。昨日まで午後から降る予報だった雨が、早まっているのだ。やはりこの季節、西日本は天気が変わりやすいのかもしれない。
朝食代わりにうどんを食べようと思ってはいても、一応20km以上走る予定なので、街中のコンビニ「ポプラ」でラーメンを食べておく。8時半までだと思うと、何となく出発が億劫になっているのかもしれない。等と思っていると、遂に雨が降り始め、路面が黒く濡れたところで一旦止んだ。少なくともこの後、空が劇的に晴れるということは無さそうに思えた。
鬼岳の半島を時計回りに廻るべく、県道165へ。走り始めると雲は思っていたより低い。
県道から時々GPSトラックが、道沿いの細道へ入り込んでゆく。あまり律儀にGPSトラックに従う義務は無い。来てみたら登り下りの激しそうな場所だった、というような道は適当に省略しながら街から漁村へ、海岸沿いの丘陵を進んでゆく。
下大津町辺りから雨が断続し始め、長手町の先で山裾側の畑に入り込んで間もなく、雨は本降りに変わった。
雨具を着て一度70mまで畑の中を登ってはみたものの、雨は更に強くなってきた。
たまらず雨宿りの軒先を探していると、都合良く校門が開いている小学校が道端に登場したので、遠慮なく庇の下へ避難させていただく。
この後、更に海側の小さい半島の細道を回る予定ではある。しかし、半島側の海と西側内陸の山が、いつの間にかかなり霞み始めていることに気付いた。もうこの後、雨はしつこく降り続けるに違いない。それなら、今日はもう空港へ向かってしまえ。
崎山町から鬼岳の裾へ、初日コースで鬼岳天文台から辿った道を途中まで経由してゆく。
鬼岳を見上げつつ、10日前の時は晴れだったな、などと思う。まあ、今日まで一杯晴れたしね。
標高90m位から更に緩々と高度を上げ、空港の近くまで裾の森を巻いてゆく。路上に伸びた木の枝が、雨を避けるのにちょうどいい。
空港への最後の区間はコンクリート舗装の細道だった。幅2mぐらいの細道が、茂みから畑の畦道、空港フェンス手前では牛舎の脇を通ってゆく。空港へのアクセスにこんな細道があるのも、五島福江空港ぐらいのものかもしれない。
8:15、五島福江空港着。自転車を解体、8:40から始まった手荷物受付で無事輪行袋とサドルバッグを預け、レストラン「カメリア」で五島うどんにありつくことができた。
平成最後、令和最初の長期ツーリング。夢のような10日間だった。
記 2019/6/15
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