中標津空港→開陽台
(以上#12-1)
→開陽
20km
RIDE WITH GPS
雲は大きいものの遠景は晴れていて、日なたの中では地平線へ続く牧草地と防風林の層が長い影で彩られ、夏より風景の彫りが深い。
西から北側には山影が夕陽の中で、手前の濃い影から次第に薄いシルエットの層になっている。
東の彼方には、オホーツク海、国後島の岸壁が明るく照らされている。陸地が岸壁っぽい岩の色から白めに輝く色に変わってる場所は、多分町なのだろう。
夏の夕方や早朝の風景とは違う表情の開陽台の風景。これこそが、3連休にマイルと株優を投入して得たものである、と実感することができた。
北海道Tour17秋#12 2017/9/16 開陽台 展望台から北側を望む #theta360 - Spherical Image - RICOH THETA
360°の展望を楽しむ間、空には雲が次々にやってきて去って行った。雲の間に隠れたり現れたりしながら、日差しは次第に傾き、弱くなっていった。私が知っている夏の16時半過ぎより大分薄暗くなっている。気が付くと空気はかなり冷たく、明らかに中標津空港到着時と違う肌寒さを帯びていた。そろそろ半袖で耐えがたい。
さっき後回しにしたラ・レトリのサンドイッチを食べ、下り始めることにした。2年前十勝で感じたのと同じ夕方の早さに、やはり秋であることを強く感じられた。
北海道Tour17秋#12 2017/9/16 開陽台 展望台から東側を望む #theta360 - Spherical Image - RICOH THETA
北海道Tour17秋#12 2017/9/16 開陽台 駐車場から東側を望む #theta360 - Spherical Image - RICOH THETA |
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16:50、開陽台発。
途中の町道ダートで立ち寄る私的定点ポイントへ。
防風林の向こうの牧草地が、やはり想像以上にすっかり薄暗くなっているのを眺め、17:15、開陽「民宿地平線」着。
今日のお客さんは私一人なので、到着してすぐに町営温泉へ。その時点でもう、屋外は更に冷え込み始めていた。気温が8℃以下にならないと紅葉は始まらないと言われている。しかし部分的に紅葉が始まっているのだから、それぐらい気温が下がることもあるのだろう。今は8℃ではないにしても。
中標津にやって来る前には。もし晴れれば根釧台地200kmコースにも行けるかも知れないとも思ったこともあったが、石川さんによると、今朝はもう4℃まで気温が下がったそうだ。晴れの日の放射冷却現象なのかもしれない。早朝4℃と言えば、東京だと12月の寒い日に相当する。そんな耐寒装備は持ってきていない。おとなしく202kmコースは断念しよう。
明日の天気予報は午前中晴れ、午後は曇り。明日は問題無い。しかし、まだ遠かった台風が九州目前に進み始めていた。今のところ鹿児島沖で大荒れとのこと。軌道も発表された。明日朝はまだ西日本にも達していないのに、明後日13時にはもう道北辺りが可能性の範囲に入っている。そして、その頃にはほぼ全道が暴風雨圏に入るという話だ。
本当にそうなるのだろうか。去年道東で、台風がやってきて温帯低気圧に変わったときもこんな予報だった。今回も東北地方辺りで勢力は弱まってくれないだろうか。そうだとしても、明後日はあまり走れないような気がしてきた。
それなら明後日はあてにしないで、中標津と根釧台地を1日で楽しむという前提に変えねば。明日はまず開陽台にターゲットを絞り、晴れている午前中に開陽台から町道北19をたっぷり楽しんで、その後は状況を見ながらアドリブ的にコースを選んで開陽まで戻って来よう。とりあえずこんな感じで、確実に楽しめる計画にしよう。
夕食時に石川さんから、作成中の根釧台地130kmの構想手書き地図を見せていただいた。当幌などという、中標津市街から比較的近くなのに全く聞き覚えの無い地名も、コースには含まれるようだ。毎度さすがの地元コースだと思う。
温泉で飲んだ生ジョッキ効果もあり、19時過ぎには就寝してしまった。
記 2018/2/11
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