四国Tour11#5-1 2011/5/3 足摺岬→宿毛

足摺岬→(県道27他)土佐清水→(国道321)三崎
(以下#5-2) →(国道321)大浦→(町道他)立
(以下#5-3) →(県道43他)一切→(県道43他)二ツ石
→(国道321他)宿毛
 98km  RIDE WITH GPS

岩場の台地上から海岸へおりてきた県道27 もうすぐ土佐清水 RICOH GR DIGITAL 3 GR6.0mm1:1.9
 

 5時に食堂へ行ってみると、宿泊者全員の食事ができていた。つまり、民宿「田村」の朝食はデフォルトで5時からということである。早出の私には大変都合がいいし、足摺岬ならではの日の出需要だと思うが、まだ暗いというのに頭が下がる。そういえば、昨夜21時には、もう宿の方は全員休まれていたようだった。
今日は午前中か昼から雨の予報だ。行程としては、高知・愛媛南部の海岸線、大月、船越半島、由良半島をローラー作戦で岩松まで北上する予定だ。しかしお昼から雨だと、行程半ばの宿毛辺りで手を打たなければならないかもしれない。

民宿田村の玄関 RICOH GR DIGITAL 3 GR6.0mm1:1.9
足摺岬から県道27経由で土佐清水へ 赤は本日の経路  

 5:45、足摺岬「民宿田村」発。
 空には低く厚い雲が垂れ込めていて、どんより薄暗く、湿気か何か、空気が重いような気がする朝だ。昨日の晴天とは打って変わって、空一杯を覆い尽くした灰色の雲を眺めていると、宿毛で手を打つどころか宿毛まで行ければ御の字のような気すらする。
 まあのんびり行こう。

 何とか2車線に拡がった県道17を避け、旧道っぽいような正体不明の裏道で足摺岬市街を抜けることができたものの、足摺岬市街とほぼ連続する松尾からは県道17に合流。

 前回この道を通った時は、大洲から足摺岬までの最終段階。その日の行程全体の見込みが甘く、前半宇和海で時間をとりすぎたため、土佐清水発18:50ですぐに日が暮れてすぐに真っ暗、県道17では道の外側の状況が全くわからず、密林の細道の果てに松尾の灯りが登場してとても安心したのを覚えている。その時はこの松尾で、県道17はやはりけっこうな細道だったように記憶している。

松尾 振り返る足摺岬方面 RICOH GR DIGITAL 3 GR6.0mm1:1.9

 この道だと何だか前回と違う。やはり昨日同様、10年の間に道は拡幅されているようだ、と思った。一方、前回は真っ暗な状態で大変心細かったこの道だが、今回早朝に通ってみると、なかなか海の眺めが素晴らしい。
▼動画31秒 松尾の外れから海を見渡す 展望180°

岩場の海岸線がなかなかの迫力 さすがは四国最南端、良い道だ RICOH GR DIGITAL 3 GR6.0mm1:1.9

 松尾の集落を抜けると、再び道はジャングルのような密林の細道になった。

 これなら記憶通りである。「木のトンネル区間 ライト点灯!」などという注意書きの看板まである。

海岸に降りてくる区間もあって飽きない 道の亀裂の穴にカニ発見 RICOH GR DIGITAL 3 GR6.0mm1:1.9

 切り立った岩場の海岸部の上に続いていた県道17は、土佐清水に近づいて海岸近くに降りてくる。
▼動画1分2秒 土佐清水到着目前

 漁港が見え始めると、さすが土佐の中でもカツオの名産地中の名産地、カツオの香りが道に漂い始めるのが凄い。私設?道の駅のような店で定食でも食べていきたくなるが、まだ早朝である。営業している筈もない。

  土佐清水から三崎経由で大浦へ 赤は本日の経路

 大人しく町中へ脚を進め、6:45、土佐清水着。
 コンビニにはランドナー乗りの先客がいた。さっき県道17で、道ばたで写真を撮っていた私を追い抜いていった方である。少しお話してから、7:10、土佐清水発。

▼動画46秒 国道321 土佐清水→養老 国道にしちゃそう捨てた雰囲気でもない
 ランドナー乗りの方はキャンプ装備だというのに爆速で、アップダウンが続く国道321で、あっと言う間に私を抜き去っていった。その方が見えなくなりそうなところで、前輪の空気が相当少なくなっているのに気が付いた。

 一昨日剣山スーパー林道でパンク交換したチューブが悪かったのか。何しろ古いチューブを使い回ししてるからな。もともと無理っぽい追走はもう完全に諦め、道ばたで空気を入れて再び出発する頃には、もう件の彼は影も形も見えなくなっていた。

記 2011/5/22

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Last Update 2020/3/20
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