2010/7/17 FCYCLEの尾瀬ツアー#1-2
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ここから先は奥只見湖の谷間、本来魚沼地方というより只見川上流。会津の奥の只見、その奥の奥です。もともと気温は魚沼より低く、更に天気が少し変わって雲が増えてきていて、あの厳しかったかんかん照りがなりを潜め始めています。
峠を越えて少し下りなのも助かる要因で、急峻な山肌に張り付いて下っていく道に身を任せます。
▼動画2分33秒 枝折峠下り
北ノ岐川の橋を渡ると、いよいよ銀山平。
楽しみだった万年雪の荒沢岳が雲に隠れてしまっているのはやや残念ですが、いや、上々です。さっきの灼熱地獄に比べれば。
少し尾瀬三郎商店で休憩。延着を何とか挽回しようと、ちょっと遊覧船で鷹ノ巣までのワープを企みますが、船着き場の時刻を見るとまあ当たり前のようにそんなに都合の良いストーリーはありません。やはりこの先の行程を地道にこなしていくしかありません。
湖岸外周道路へと粛々と進みます。入り組んだ谷に沿って、生い茂る森と茂みとちらちら見える奥只見湖の湖面を眺めながら道は続きます。国道なのに沢を渡るのは常にウォッシュボード、少しすつアップダウンを増やしつつ、少し筒東へ進みます。
真っ暗なグミ沢トンネルを抜けると、まずは標高差80mの中ノ岐越え。
やや小さめの岬越えから湖岸へ下ってから、延々とブラインドコーナー連続の平坦な道が湖岸に続くのが、中ノ岐への道の特徴。
屈曲した道が渡る沢は全て名前が付けられ、橋が少しずつ増えているとは言えまだまだウォッシュボードも連続。谷の奥へ向かうに連れ、どんどん山深さを増す景色は圧巻です。
14:35、雨池橋着。中ノ岐を遡って行く登山道の佇まいには心惹かれるものがありますが、先へ進むことにします。
記 2011/2/6