2010/2/21 南伊豆グルメOFF10 妻良→下田 #2

妻良→(国道136)子浦→(県道119)上小野→(町道)一色
→(国道136)差田→(県道16)あいあい岬
(以上#1)
→(県道16他)手石→(町道他)下賀茂
(以下#3) →(町道)吉佐美→(国道136・市道他)下田  45km

日野の河津桜と菜の花畑 すっかり春 RICOH GR DIGITAL 3 GR6.0mm1:1.9 あいあい岬から石廊崎経由で下賀茂へ 赤は本日の経路

 あいあい岬から石廊崎まで2km。ちょっと走ってすぐ到着という感覚です。しかし、伊豆半島最南端部のこの区間、あいあい岬までの森とはがらっと雰囲気が変わり、道ばたのソテツに自生するアロエ、背の低い密林などなど、南国らしさ溢れる景色が続きます。
▼県道16 あいあい岬から石廊崎へ 動画3分7秒

 灯台手前の広場(広くないけど)に自転車を停め、徒歩で石廊崎へ。

 すぐに海に突き出した部分に自分がいるのを意識します。

岬手前から西方面の海岸を見下ろす 岸壁黒々 RICOH GR DIGITAL 3 GR6.0mm1:1.9+GW-2

 岩の先端から急な階段(とても怖い)を下り、岩室神社でお守りを買ってからおもむろに岬先端部へ。

逆サイドの東方面 広々と、しかし岸壁が続いてゆく RICOH GR DIGITAL 3 GR6.0mm1:1.9+GW-2

 鮮やかな深い紺色の海面は日射しにきらきら輝き、寒天をつついたように小刻みに揺れ、単なる海水というより何か粘度の高い液体みたい。南の海、海というか潮そのものの表情なのでした。
▼石廊崎にて 岩に砕ける熱い波しぶき 動画27秒

濃紺の熱い海 まぶしい光の中にうっすら伊豆諸島 RICOH GR DIGITAL 3 GR6.0mm1:1.9 パノラマ合成

 ▼石廊崎にて 展望360° 画像上でマウスをドラッグしてください
 手前の海岸線はごつごつの岩場と緑の森が後方の彼方へ、水平線の彼方にはうっすら伊豆諸島のシルエットが明るい光の中に浮かんでいます。

あいあい岬から石廊崎経由で下賀茂へ 赤は本日の経路

 今朝の出発時点では曇りが危ぶまれましたが、最南端のこの岬では全く問題無い天気になってくれているのが有り難いです。しかし今日は風が強いのか、見下ろしているだけでわかる程波はやや高め。釣り人を岩場へ運ぶ連絡船らしき船が、まさにどんぶらこ、どんぶらこと大揺れで、しかし力強く高速で海上を進んでいきます。
▼石廊崎にて 船がどんぶらこどんぶらこ 動画27秒

再び岬手前から 岩場には釣り人が貼り付く RICOH GR DIGITAL 3 GR6.0mm1:1.9

 12:00、石廊崎発。さあ、いよいよいつもの「ゑび乃一休」で昼食です。

 再び県道16へ戻り、狙い定めてお店へ向かうと…何と、建物に人気がありません。お休みみたいです。というか、何となくしばらく営業していなさそうな雰囲気です。そういえばご主人お年寄りだったからな。
 そこで隣のお店に入ってみますが、満員です。満員じゃないとしても、最低メニューが\3500。「ゑび乃一休」みたいな海鮮丼は、シーズンオフじゃないとやらないとのこと。
 仕方無い、先へ進みましょう。確か最悪でも日野の手前に何軒かそれっぽいお店があったはずです。

 何となく暴動が起きそうなトゲトゲ光線を背中にひしひしと感じつつ、大瀬、下流と、紺色の海に黒々とした岩場の海岸線をどんどん進みます。
▼県道16 大瀬の奇岩と背後のトゲトゲ光線 動画1分1秒

 石廊崎辺りより再び空の中に何となく雲は増えたとはいえ、南国の眩しい光は海面で相変わらずきらきら光ってウツクシーですし、海面から飛び出した岩も相変わらずごつごつと力強く、なかなか見物です。しかし、漁村に民宿はあれど、食堂はありません。

 途中で住民らしき方を見つけて道を尋ねると、この先の手石に漁協の直売店があって、そこで買ったものをバーベキューで食べられるとか、弓ヶ浜の「青木さざえ店」のさざえ丼が美味しいとか、いろいろ情報が得られました。

 しかし結局、
漁協バーベキューは3〜11月だった→漁協で聞いた日野の食堂を目指す→途中で他のお店を聞いたら戻った方が良いことがわかった
で、手石の「みだレストハウス」へ。

 

 ここのあじたたき定食がいいと聞いていたのですが、果たしてこれが大当たり。活きの良いお刺身に、車エビの塩焼きまで1本付くゴージャスぶりで、お米もお汁も美味しくたっぷり。今日の昼食の課題のみならず、今後の南伊豆グルメOFF2日目の昼食場所の不安まで、一気に解消されたのでした。

 

 しかし、それ以上に箸袋とメニューに書かれていた店名「みだレスト、ハウス」におやじどもはおおヨロコビ。
「何故ここに句読点が」
「そもそもみだレストって一体何だ。やっぱりみだれストか」
「みだレスト、ハウスとはみだれストの家なのか」
「じゃ、お客さんはみだれストか」
「中高年のお客さんも多いが、もしかしてあれはみんなみだれストだな」
「みだれストがどんどんやってくるぞ、すげー」
等々、食事中ずっと素朴な疑問は尽きません。電灯みたいなスイッチを操作する出入り口の自動ドアにもいちいち盛り上がります。

 昼食後は下賀茂、青野川沿いの河津桜見物へ。昨日の松崎から随所で河津桜が絶好調なので、ここは絶対に見逃せません。

下賀茂は桜で一杯

 手石の内陸農村から細道を繋いで下賀茂に出ると、ちらちら見えてはいたものの、川沿いの並木道は桜が満開です。見物客も一杯。

 一方、初めてここの桜が咲いているのを見た皆さんは、満開の桜に釘付け状態。そこで、下流の日野の菜の花畑で合流することにして、粛々と桜並木を下ることにしました。

記 2010/2/27

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Last Update 2019/8/6
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