宇津俣→(県道301)柳島→(国道405)宮口→(市道他)末野
→(国道253)日向→(県道253)石神
→(市道)大蒲生田→(県道258)長坂
(以上#2-1)
→(県道61)福平→(市道他)国田→(県道241他)名木山
→(県道376)蕨岡→(国道253他)うらがわら
60km
長坂から福平は再び集落山裾。市道以下コンクリート舗装の、首の皮1歩手前で途切れない裏道を繋ぎ、県道241へ。
▼動画1分32秒
国田、岩沢と、そう広くない谷間が拡がったり狭くなったり、田圃と集落、そして森が断続し、所々で少しずつ高度を上げていきます。
上手の集落、山直海の先で、急に各方面へがつんと登り始めるこの道。のどかで静かな景色は味わい深く、てれてれ流しながらなかなかいい気分です。
しかし山直海に着いた辺りから正面の雲はますますどす黒くなり、尾神岳は見上げるすぐ上辺りからとっぷり雲の中。
ざわーっと何だか強い風が不穏に吹き始め、11:25、山直海の外れに着くと雨まで降り始める始末。近くには以前確かに営業していた温浴施設があったはずですが、到着してみるとここも閉館して久しい様子。廃屋の軒下で水滴と寒さを気にしつつ、雨宿りするしかありません。
ここでいよいよ身の振り方を検討します。まあ検討というよりは潮時の確認なんですが。
もう里にまで雨は下りてきているこの状況で、午後から80%の天気予報。この後どう考えても天気が回復する方向ではなく、もう大人の判断で最短距離でほくほく線方面に出てしまうことが自動的に決定したのでした。ただ、雨は豪雨というわけではなく一旦少しづつ収まり始めているようで、里回りで来た道を逆行するより、もう一花、100mだけ登って名木山→蕨岡の県道376へ足を向けるぐらいの余裕はありそうです。
雨が収まるのを待つ間、気温は驚く程どんどん下がっていきます。冷え始めた身体にも、ちょっとした登りは都合が良いのでした。
稜線の分岐、名木山までは標高差80mぐらい。記憶通りにけっこうがつんと一気に来る登りでしたが、稜線を乗り越えると、あとはほくほく線の谷間の蕨岡まで小麦平、上猪子田と、向こう側の谷間中腹の集落を繋ぐ細道下り。
去年夕方に通ったこの道、しばらく続く谷間の展望に可愛らしい斜面集落が個人的に毎回とても楽しみ。今回も雨上がりの雲の中、それだけにやや落ち着いた表情を見せてくれました。
上猪子田の先で道は急に下り始め、谷底に下りきると蕨岡に到着、その先は国道253で一路浦川原へ。
うらがわら駅方面へ戻り、さっき国道253沿いに建っているのをチェックしておいた蕎麦屋「食事処 手打ちそば処 桜花里(あかり)」で昼食。昨日の夕食と同じく、ここでも自然薯つなぎの蕎麦がとても美味しかったです。
その後、14時半過ぎの列車で帰宅となりました。
というわけで2日目がやや欲求不満気味になってしまいましたが、いつものように楽しいお泊まりオフとなりました。
ふと気がつけば、今回で何と頸城オフも10周年。オフ告知をしても参加者が誰もいない、という年もしばらく続きましたが、最近また参加して下さる皆さんが増えつつあるのは大変に嬉しいことです。どうか今後ともよろしくお願いします。
記 2009/10/18 編 2010/2/13