西松井田→(市道・県道51)松井田→(県道51)中小坂
→(国道254)下仁田→(県道45)磐戸
(以上#1)
→(県道45)楢原橋
(以上#2)
→(国道299)海瀬
84km
楢原橋から国道299、再び登り開始で、いよいよ十国峠へ。
さっきの大量うどんで腹はややがぼがぼ気味。これに早朝出発の睡眠不足が一気に加わり、眠気との斗いになりましたが、辺りは神流川の谷間を登るにつれ晩秋の紅葉から初冬の景色に。
日陰の谷底は静かに色が沈んで寂しく落ち着いた味わいで、いかにも上州らしいものでした。
そうかと思うと、時々日が当たる山肌は黄色や赤の紅葉が輝かんばかりの鮮やかさ。
この谷底の落ち着いた雰囲気、すぐ南のぶどう峠を思い出す景色でしたが、「ぶどう峠は谷底区間より山腹〜稜線近くが長く、こっちは谷底区間が長いです」と見事に解説してくれるのはさすができさん。
稜線に出て矢久沢林道と合流。
標高が上がったためか空に拡がり始めた雲で日差しが隠れたからか、この辺りで急に寒さを感じるようになってきましたが、峠手前の旧sky亭(?)でできさんに暖かいコーヒーをいただいて助かりました。
十国峠到着は16時半(頃)。物見櫓のような展望台からは、再び妙義、榛名、赤城、浅間山、そして(たぶん)白根山、秩父方面の二子山が登場。夕日に照らされた紅葉の妙義山、そして青みがかったシルエットの各山々は、澄んだ空気の中で見事なグラデーションで明瞭に見渡せました。
しかし、その奥に夕日に輝くように拡がっていたのが下界の関東平野。赤城山の山裾につながっていたので、多分前橋とかその辺りなのではないかと思われます。それらは全て、まるで夕焼け空の中で、異国の景色のように独特の雰囲気が漂って見えたのでした。
もうその後は標高差700mを20km、あまり急ぎすぎないように気を付けながら下ってしまうだけ。途中で雑木さんを見送り、古谷ダム湖を通過、更にどんどん下ります。
反対側の山が正面に現れ、ほわんと明るかった空が完全に真っ暗になったところで17:15、海瀬到着。
というわけで、紅葉と西上州の景色(とうどん)をたっぷり楽しめたオフでした。
記 2009/11/16