2009/5/16
誰でも行ける中津川林道 #2

小淵沢→(町道・川俣林道他)清里→(県道28・国道141・村道)
野辺山→(村道・県道106)川上→(県道68)梓山
(以上#1)
→(梓山林道)三国峠→(村道13)神流川出合
→(県道210)中津川大橋→(国道140)三峰口   101km

絶景の谷底を見下ろす 見ている方が怖い絶壁 RICOH GR DIGITAL 2 GR5.9mm1:2.4 三国峠から大滝大橋経由で三峰口へ 赤は本日の経路

 13:05、梓山発。

 いつものように高原野菜畑の奥から梓川を渡り、梓山林道へ。

 事前の予報で危惧された天気でしたが、三国峠まではほぼ天気予報通り(というかkiyonagoさん予報通り)雨雲に追いかけられて逃げ切る展開。

 NUTSさんの登りペースはまたもや快調で、「ゆっくり登ればあっという間ですよ」なんて言っていたのですが、ほんとにあっという間にどんどん登れてしまいました。

 登り中に季節は逆行し、峠手前区間ではなな何と最後の桜に出会うことができました。

 この道、途中から峠手前まで一部桜並木が続くので、三国峠の桜は長い間の懸案だったのでした。

 14:00、三国峠着。厚い雲で遠望は効かず、蝉の大合唱もまだでしたが、穏やかな柔らかい光で新緑や若芽の緑が柔らかく、これはこれでなかなか良かったです。

三国峠から中津川林道経由で王冠へ 赤は本日の経路

 いよいよ本日の山場中津川林道こと旧大滝村道13ですが、峠手前から大粒の霧みたいな水滴が、空気中に漂うようにしっとりと降り(?)始めています。ここはもう補給食をちゃっちゃっと食べ、下り始めます。

木々の間に新緑の谷間が RICOH GR DIGITAL 2 GR5.9mm1:2.4

 下り始めても雨は降ったり止んだりでしたが、弱い雨が緑の瑞々しさ、ボリュームが道、谷間全体を包み込み、まるで水を喜ぶ山々全体の森が語りかけてくるような錯覚を感じるほどで、新たなこの道の表情を見ることができました。

雲に霞む奥秩父の山々 RICOH GR DIGITAL 2 GR5.9mm1:2.4

 所々では中津川林道ならではの緑生い茂る谷間や荒々しい岩場に張り付く行く手の道も眺めることができ、やはり来て良かった状態。

山肌をどんどん下る RICOH GR DIGITAL 2 GR5.9mm1:2.4
中津川登場 新緑に包まれる谷間 RICOH GR DIGITAL 2 GR5.9mm1:2.4

 その中津川林道、穴ぼこやガレ、砂利など、全体的にやや良好と言える路面状態でしたが、落石や斜面崩落などはかなり激しく、これもまた近年あまり見かけることが無かったものでした。

 というわけで、実は名にし負う中津川林道、NUTSさんには喜んでいただけたようで何よりでした。切り立った岩場で嬉々として谷底を見下ろし、岩場の写真を撮る表情が印象的でした。

 滝沢ダムまででも粒の大きな霧みたいな弱い雨が降ったり止んだりと、ほぼ天気予報の範囲内と言える天気で、標高1300m以下では深い森が雨を遮ってくれて逆に埃が立たなくて都合が良いぐらいでした。

中津川から大滝ダム経由で三峰口へ 赤は本日の経路

 大滝大橋を下りきった辺りから急に谷間が霞んでしつこい雨に。

 三峰口到着は18時ちょい前。雨が強くなってきたので、ここでで輪行に切り替えました。しかし三峰口で饂飩を食べた後、20分秩父鉄道に乗って秩父市内に着いてみると雨の形跡すら無く、「やられたー」状態。
 出発は予定より25分遅れ、三峰口から西武秩父まではいつも30分弱なので、幹事の時間読みの甘さで途中通過地点での時間差はありましたが、トータルでは恐ろしく順調に予定時間通り正確に行動できました。
 途中大休止は無く、補給も座ること無く補給食立ち食い。でも、小休止を多めに取ってゆっくり走り続けられたのが良かったと思います。

 18kmの激下りダートはそう簡単に訪れるわけにはいかない道であることは確かですが、中津川林道は皆さんに是非見ていただき、体験していただきたい道のひとつです。小淵沢〜野辺山の富士山・南アルプス・八ヶ岳の展望、川上村での甲信国境の山々、三国峠・中津川林道の埼玉の彼方へ続く緑の山々、そして蝉の大合唱は今回未済事項の宿題になってしまいました。今回参加できなかった皆さんも、是非またの機会に。

記 2009/5/17 編 2009/7/5

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Last Update 2019/7/26
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