甲府→(市道他)飯豊橋→(県道5他)開運橋→(県道39)中村→
(村道他)六科→(国道52)勅使→(市道)湯船→
(県道12・市道他)山高→(林道精進ヶ滝線)真原
(以上#1)
→(市道他)横手→(市道)駒ヶ岳神社
→(林道釜無川右岸線・雨宮尾白川線他)上教来石
→(市道他)下鳶木→(県道11・17他)小淵沢 67km
記憶通り蕎麦もソフトも美味しく、しかし何と言っても期待通りの水の美味しさは特筆もの。さすが南アルプスの天然水です。ついつい長居してしまって13:50、出発。
午後の武川〜白州は、今回のハイライトになりました。
手持ちの地図に載っていない新道の大武川の橋では一気に裾野が開け、聳え立つ南アルプス最北端の山々。まぶしい日差しと靄っぽくないクリアな空気の中で、残雪と新緑が鮮やかに続くのでした。
横手から新緑の裾野を少し直登、駒ヶ岳神社で小休止。
そのまま等高線に沿った林道釜無川右岸線・雨宮尾白川線へ進みます。
時々外界ががちらちら見えるようで見えにくいぐらいの森の中。
尾白川を渡って更に道は続きます。
林道の終わりは唐突に高度を下げ始め、サントリー白州工場の脇から再び里へ下りきり、そのままやや迷走気味に鳥原の裾野へ。ここで再び一気に周囲が開けます。南アルプスの各山々、そして八ヶ岳が一度にぐるっと登場するのは、全く想像していませんでした。一同度肝を抜かれてしばし脚が停まります。
流川を渡るのに必要以上に登らされたり、登ってから行って戻ってがあったりして上教来石へ。
上教来石で国道20号に突き当たりますが、ちょうど具合良く旧甲州街道が併走しています。無意識に足を向けたこの細道がまた、意外な、という以上の良い道でした。道の表情も集落も静かで風格があって、さすが甲州街道。甲州街道というと、国道20号=車ばっかりの悪いイメージしかありませんでしたが、見直しました。思えばかつての道志街道もこんな感じで静かな良い道でした。国道はみんなこんな風にどんどん自転車で走りにくくなってきたのでしょう。
15:40、下蔦木到着。ここで今後の身の振り方を検討します。
というより、ここまでの景色があまりに素晴らしく、この後小淵沢から甲斐小泉・大泉への景色は魅力的ではあるものの、その先は最低国道141で韮崎まで下ってしまう必要があります。でももうこんないい景色の後、国道なんて走りたくない。
というわけで、小淵沢終着が決定したのでした。
16:20、小淵沢着。何だか幹事の距離読みの甘さで小淵沢終着となったみたいなものでしたが、今にして思えばこれはこれで南アルプスの感動を胸に旅程を終えられて良かったように思います。
まあそんな具合に新緑と残雪の南アルプス、八ヶ岳、そして雪解けの川に桃畑や田植え前の田んぼが次々角度を変えて登場。天気、景色と良く、とても楽しめた1日になりました。この南アルプスポタ、ここ何年か計画案テキストファイルがほとんど未記入でデスクトップに置きっぱなしになっていた計画でしたが、今日の感動を胸にシリーズ化して、是非来年も開催したいと思います。
記 2009/4/30 編 2009/6/19