朴の木→(林道)経塚峠→(国道405)菖蒲東
(以上#3-1)
→(県道346・林道菱ヶ岳1号線)菖蒲高原牧場
→(林道天水島野々海線)深坂峠
(以上#3-2)
→(林道天水島野々海線)大厳寺
→(林道大厳寺線)天水越→(国道405)天水島→(県道80)松之山
→(国道353)池尻→(国道253)松代 54km
13:00、深坂峠着。更に空の雲が低くなり始め、気温も急低下しつつありました。
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晴れると素晴らしいなどという言葉ではとても足りないど迫力の景色が拡がるこの深坂峠。今日は曇りで肌寒く、皆さんも身体が落ち着いてみれば何だか凍えるように寒く、気がつけばけっこう腹も減っていて、景色を楽しむというにはほど遠い気分です。
というわけで、少しおにぎり休憩の後はささっと下ってしまうことに。
下る途中の峠下は、やはりそれなり以上に落ち込んだ谷間の景色に足が停まります。つくづく天気が残念。▼林道天水島野々海線からの東頸城丘陵 展望200°(Quicktime VR) 画像上でマウスをドラッグしてください
稜線区間で高度が下がると、それなりに景色は逆行。再び晩秋の重厚な色彩に包まれててれてれ下り続けます。
途中の分岐から大厳寺方面へ。裾へ下る山肌の道ばたには、「大厳寺のブナ林」という看板を見ることができます。その通りにやはりここも大きめのブナ林がしばらく続きます。
一気に景色が開けると大厳寺原牧場。ここにはレストハウスがあり、だいぶ寂れてしまった菖蒲高原牧場のベルハウスと違って営業中みたいですが、いつも立ち寄る余裕はありません。思えば2003年の雨宿り以来、レストハウスには訪れていないような。
大厳寺原牧場をそのまま通過、次は天水越の棚田へ。
棚田の間を巻きながら、道はのんびりと谷へ下ってゆきます。
カーブを進むにつれ、複雑な地形との位置関係でどんどん変わってゆく展望に、近くや遠くの杉林の垂直線、棚田の水平線がグリッドのリズムを刻み、視覚的にとてもダイナミックな、東頸城の真骨頂とも言える景色が続きます。▼動画1分32秒
棚田区間の最後はさっきの国道403に合流、そのまま一気に天水越から天水島へ下ってしまいます。
この際一気にコンビニがある松之山温泉まで下ってしまいますが、相変わらず濃い、いやむしろ濃さを増しつつある雲に、満場一致でそのまま松代直行が決定。
松之山温泉から先は県道80・国道353、まつだい駅まで30分の最短ルート。
14:35、まつだい着。列車の時刻が迫っていて、皆さん泡を食って輪行開始。最後は何だか乗れる人は速攻で乗っちゃったり、のんびりしたい人は自然に次の列車だったりのなし崩し流れ解散に。
サイクリングも楽しかったですが、3日間を通して宿の食事は素晴らしく、ご飯のすばらしさに加え、個人的には2日目のお蕎麦がとても心に残りました。初日のkiyonagoさん仕込みのどぶろくもとても楽しく、昼も夜も楽しい3日間でした。
記 2009/5/23