越後湯沢→(県道462・国道17・町道)石打 |
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9:50、土市到着。信濃川沿いの国道117を少しスライド、県道285の姿大橋で信濃川を渡って鰕池峠方面へ向かいます。
姿、安養寺、新屋敷と対岸の集落を繋ぐ県道49へ。
宮中のわかりにくい交差点から鰕池峠下への登りが始まります。
谷間をそう厳しくない斜度で遡るうち、速く動いていた雲が切れてかっと日差しが照りつけ始めました。
途端にぐんぐん気温が上昇。というより耐え難い暑さを感じ始めました。だって今まで曇りだったら全然平気だったのに。
思えば魚沼スカイラインの登りからだいぶ標高は下がってきていて、時間ももう10:30。この季節で暑くない方が不思議ではあります。それにしても暑い。こいつはまずい、何とか野々海峠まで、いや、稜線の林道まで登って涼しくなるまで保ってくれ。
そうこうするうち何と行く手にダートが登場。うーん、道間違ったかな。
斜度が安定して拡がる景色にも違和感がありますが、地図を読むとまあこんなもんかもしれない、という気もします。暑くてなんだかどうでもいい気分ですが、もう少し先へ行ってみよう。
と思っているうち、地図に出ていない分岐が登場しましたが、これは多分信濃川と松之山の谷間の間の稜線に続く林道のなれの果てなのではないか。そう考えるとわかりやすい道です。
草刈り作業中のおじさんにも道を確認でき、安心しているうちに鰕池峠下に到着。この鰕池峠はもう少し稜線上を入ったところの上鰕池に向かう破線旧道にあるようなのですが、現代では道が東山に向かってしまうため、脇道となってしまったということのようです。
下り途中では道ばたに何か野草?(明日葉?)を干してあります。そろそろ里か。
と思っているうちに田んぼ、畑、そして人里が登場。東山です。
更に下りは続いて東頸城特有の山肌の複雑な地層も見物でき、11:30、赤倉に到着。
赤倉からは県道427、坪野、五十子平と集落を繋ぐ細道です。
集落の中、けっこうしつこい登り基調が続きます。
ようやく斜度が安定すると国道353に合流。ところが、東川までは一気に急降下。せっかく赤倉から続いた登り貯金がここで一気にパーに。
東川の外れから再び信濃川河岸の間の稜線へ、登りが始まります。手持ち地図ではまだ道が無いのですが、さっきの鰕池峠のおじさんによると、すでに稜線に深坂峠に続く林道ができているとのこと。
登りが始まると途端に暑くて気が遠くなってくるのは、熱中症注意警報です。
中尾の集落でようやく登りは一段落しましたが、まだまだ稜線までは登らないといけなさそうです。
登り途中には木陰もあり、何とかふらふら首の皮一枚で登れています。
集落を過ぎて登るうち、ダートが登場。はらはらしながら進むとコンクリート舗装には変わりましたが、けっこうあやしい道なのは相変わらず。ほんとにこの道は続いているのか。おやじふかしてないか?
暑さで頭もぼうっとしていますが、眺めもだんだん良くなり、まあ道なんてどうでも良くなってきます。
12:40、何とか尾根の林道に到着。良かった、やはり思惑通り林道が通っていました。
これから深坂峠まで稜線の登りとなります。舗装も復活しますが、手持ちの地図ではまだこの道が出ていません。
さっきの鰕池峠あたりもそうでしたが、少しずつ稜線に林道を通している途上なのではないかと思われます。
ぼうっとした頭で道の形と地図を照合して少しずつ登っていきます。
ブナの森の中からは、さっき魚沼スカイラインの700m以上辺りで聞こえたエゾハルゼミの声が響きます。
新緑の色ととても似合うこのセミの声、初夏のサイクリングの楽しみの一つですが、魚沼スカイラインから少し北のこの辺りでは標高600mより少し上で聞けていることになります。
記 2009/1/2