飯能→(県道70)小沢→(県道53)湯基
→(大名栗林道)有馬林道分岐
(以下#2)
→(大名栗林道)大名栗林道起点
→(広河原逆川林道)河俣→(県道53)川越市山の家→(市道)坂元
→(苅場坂林道)苅場坂峠→(奥武蔵1号林道)大野峠
→(丸山林道)十二番→(町道他)横瀬→(国道299)西武秩父
92km
秋雨の時期を過ぎても、週末には何故か雨が降ったり曇りで冴えなかったりだった2008年の秋。北海道Tour08のまとめもあり、気が付くとすっかり出不精の生活サイクルが身についてしまっています。これを打破するにはまず近場から、というわけで、久しぶりに大名栗林道に出かけてみました。
8:20、飯能発。まずは町裏手から名栗街道裏道へ。
裏道なのか旧道なのか、車の多い対岸の道より狭いこの道には車はあまり来ません。
しばし快適でのどかな、もう10年以上前の名栗街道を彷彿とさせる道です。
その道も下赤工で終了、県道70へ統合されます。
その先が名栗まで意外に長く、原市場、赤沢と集落が続きます。
車が多いという先入観はあっても、名栗川の川原、道ばたの木々、次第に狭くなる谷間の表情が楽しい名栗街道です。
いつもの水場で水をくみ、9:10、湯基発。登り開始です。
温泉街の外れで大名栗林道に突入、少し舗装激坂が杉の中に続きます。この舗装区間もけっこう厳しい登りなのですが、その後いよいよメインのダート登りに。
林道はしばらく杉林の山肌を右往左往します。
辺りが開けるとようやく斜度が一段落、緩急が出てきます。
しかしその実態は、壁みたいな岩場に張り付いたり回り込んだり。
尾根をくるっと回り込み、ここでいよいよ稜線に取り付いたことになります。何年か前、子連れ狼さんのOFFでみんなで一望の関東平野に眺め入ったのがここですが、今日は茂みが高くて視界がありません。
稜線近くの山肌を横切るこの大名栗林道、横切るだけで特に峠越えみたいなのはありません。
それだけにハイライトは、広河原逆川林道合流まで続く稜線区間の展望ということになります。
奥武蔵随一の高度だけあり、なかなかの展望と山深さを楽しめます。
特に名栗湖が落ち込んでいるので、名栗湖そのもの、また行く手で合流する広河原逆川林道、そして対岸の山々など、そちら方面の展望が抜群。
また、ちょっと荒れ気味の道には、同じ埼玉県の中津川林道に似た雰囲気があります。けっこう近場でこの雰囲気と比較的まとまったダートが味わえる、なかなか貴重な林道と言えます。
記 2009/1/4