(以上#1)
→(林道入笠線・千代田湖枯木線)杖突峠
→(国道152)小町屋→(県道16)釜口橋
→(市道他)万治の大仏→(市道他)上諏訪
69km
12:25、芝平峠で少しおにぎり休憩とする。芝平峠では青柳から登って高遠方面へと降りてゆく金沢林道と交差する。高遠方面は相変わらず厚い雲の中で、そのとばっちりでここも冷え込んでいる。ここでも赤とんぼが肩を寄せ合っているのが印象的だ。
12:45、芝平峠発。森の中をしばし登り返すと、ピークで林道千代田湖枯木線の分岐が登場。
林道千代田湖枯木線へ進むと、ここでまたすとーんと一気に200m以上下って標高を下げる。
一応5差路になっている金沢峠では、林道千代田湖枯木線は下ってきて180°ターン、更に下ってゆくのが何だか新鮮な印象だ。そのまま千代田湖の脇を通過すると、杖突峠まで最後のしつこいゴルフ場登りになる。ここまで下ってくると日差しが復活し、気温も上がって一安心。
13:30、杖突峠着。峠自体にはとりつく島は無く、途中の展望台もなんだかさっきまでの入笠山付近からの展望を見た後では物足りない。茅野から登るとまあまあ交通量は許容範囲の国道152も、静かな林道の後だと車もバイクがやかましい。
ここはもう流れのままに一気に下ってしまう。
普通の峠オフだとここで終了なのだが、ここから今日の後半、さんぽさんの諏訪湖神社仏閣巡りツアーが開始である。まずは諏訪大社上社前宮へ。
集落の上手、畑の奥に静かに建てられた諏訪大社上社前宮と森、そして結界を張る4本の柱をしばし鑑賞。
次は諏訪湖南岸を大回り、一気に岡谷方面へ。
湖岸から住宅地へ、裏道連続でさんぽさんに引き回されるように、北側へと進む。
次は万治の石仏。モアイ像にもにていると評されるその素朴な佇まいと、周囲に丁寧に作り込まれた水稲が印象的だった。
もうあとは下諏訪から諏訪湖岸へ。夕方の日差しが真っ赤っかなこの季節らしく、夕日の中をのんびりと上諏訪へ向かった。
上諏訪では最後の目的地、片倉館へ。1928年竣工、多少改修は行われているものの、エキセントリックな中にも上品さの光る作風で近代建築ファンには知られる森山松之助の数少ない現存作品である。しかもここでは建物の中に入れるだけではなく、風呂にまで入れてしまうのだ。
帰りには久しぶりに小淵沢の高原野菜とカツの弁当を入手することができた。中学生の頃すでに中央線名物だったこの駅弁、私は大好きなのだが、小淵沢で買いに走っても売り切れだったりして、なかなか入手しにくいのだ。
というわけで、非常に盛りだくさんな楽しいツーリングだった。さんぽさん、ayakoさん、どうもありがとうございました。
記 2007/11/25