2006/4/30
大名栗林道・広川原逆川林道
#3

大名栗林道から広川原逆川林道へ 赤は本日の経路 濃い灰色は既済経路

飯能→(県道70・市道他)市場→(市道)湯基
→(大名栗林道)白地平下
(以上#1)
→(大名栗林道)大名栗林道起点(以上#2)
→(広川原逆川林道)川俣→(県道73)上影森
→(市道他)西武秩父   71km

広川原逆川林道の秩父側下り 目も眩む谷底へ降りる道 早く降りたい(笑) RICOH GR DIGITAL GR5.9mm1:2.4

 取付区間の激坂で有名な広川原逆川林道も、この辺りまで登ってくるとさすがに目をむくような斜度の坂は無い。

広河原逆川林道 ここにも山桜が 山肌に沿った道 空に向かって開ける道 岩の切り通しもある 有馬山の尾根近くに続く道

 のんびり淡々と尾根近くの山肌を辿り、道が再び尾根の南側に出ると、さっき通ってきた大名栗林道が、今度はこちらから見下ろせるようになった。

岩場も増える さっきまでいた大名栗林道が一望 奥武蔵でこの眺めが楽しめる 切り通しがダイナミック

 登り一辺倒の道がアップダウンに代わると、2度の騙し峠が登場するのはこの道毎度のイベントだ。

山肌をぐいぐい登る 確か2つ目の騙し峠

 最後のぐわっとした登り返しを終え、13:20、市境の峠着。
 奥武蔵の車道最高標高の峠なのだから、押っつけでも捏造でも知事の名前でも、何でもいいから誰かこの峠に名前をつけてあげて欲しい、と思うのもいつも通り。

※注「有馬峠」という表示があるようです。Tedさん、ご指摘ありがとうございました。

騙し峠からちょっと下って登り返し 有馬峠

 峠には何故かスーパーカブの青年がいたが、いかんせん天気があまり良くないためか、さっと下っていった。かく言う私も、あれだけ眺めのいい大名栗林道の後なので、標高的にずっと高いはずのこの眺めに、今日はあまり有り難味を感じない。

秩父側の谷 下り始める

 秩父側を覗くと、こっち側より更に雲が濃い。標高1142m、さすがにじっとしていると身体が冷える。ここは最後のおにぎりを腹に入れたら、ちゃちゃっと下ってしまえ。

広川原逆川林道からさくら湖経由で西武秩父へ 赤は本日の経路 尾根近くを下る
一番雪が残る辺り 今回はさすがにもう雪は無い

 これから降りる深い谷底を見下ろす下りは、落差が恐ろしくて早く下ってしまいたくて、何となく落ち着かない。

ぐいぐい下る 谷底へ開けた道 急降下が続く

 さすがに年がら年中崩落している秩父側、道が張り付いた岩肌に、所々に補修や補強の後が見える。まあそんなことを怖れていても、下りが無くなるわけではないのである。

折り返しも急 秩父方面の深い谷間

 尾根から山肌区間に下ると、一気に季節が下って新緑に包まれるような緑の道になった。

いつの間にか中腹の道に 更にどんどん下る 入り組んだ山肌 巻きながら下る 数年前の大崩落箇所 谷底で折り返し

 緑の中を一気に谷底に降り、まだ更にどんどん下る。

広河原川に沿って道は続く どんどん下る 季節が進む 周囲の山も見上げるほどに高くなった もはや緑に染まりそうな新緑 更に下る

 道の名前にもなっている広川原川沿いにしばらく狭い谷間を下り続け、ようやく秩父側の一番奥の集落、川俣に到着。

川俣に到着 集落の細道へ 花で一杯

 狭い谷間に寄り集まったこの集落はいつも花や木々が美しく、訪れるのが楽しみなのだ。

こっちにもこぶしの花が 毛附トンネルを避けて旧道へ 毛附 集落の細道 そこかしこにまだ花が見られる 石垣も丁寧

 ここから天目山林道に向かう道が分岐しているが、もう14時前。それに狭い谷間の上空に、低い雲が溜まり始めているのが見えた。大人しくそのまま下ろう。

拡幅済み県道に再合流 さらにどんどん下る 深く大きい浦山川の谷間 次第に川幅が拡がる

 川俣から先は、谷底が落ち込んだと思っているうちにさくら湖が始まる。すでに麓の暖かさも戻ってきていた。蕎麦でも食べたい気分だったが、湖岸の店は何故か高齢者ハイカーで満員、私を見た店のおじさんが困ったような顔をした。蕎麦が出てくるまで30分以上掛かるらしいので、秩父へ向かうことにした。

さくら湖 浦山ダムが見えてきた 影森の旧道へ

 ダム取付の急降下を過ぎ、上影森から県道に並行する裏道へ。西武秩父近くの町中でも、どういうわけか蕎麦屋という蕎麦屋に人が並んでいる。

広川原逆川林道からさくら湖経由で西武秩父へ 赤は本日の経路 武甲山
西武秩父 人がいないように見えるが後ろと改札辺りの軒下にうじゃうじゃ

 14:40、西武秩父着。駅前の人出の多さには驚いた。どうやら羊山公園の芝桜目当ての観光客らしい。お陰で蕎麦にありつくにはかなり苦労した。
 おまけに帰りの電車の混雑といったら。

記 2006.5/3

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Last Update 2006.5/16
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