2005.4/10
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今回から採用の迂回ルートで小川町の南側を抜け、頃合いを見計らって町外れの県道11へ。いつものセブンイレブンで昼食ネタを仕入れます。
11:45、再び出発。町営施設「パトリアおがわ」から再び槻川を渡り、南岸の静かな集落へ。
川沿いの農村から林の中、そして再び農村に戻って落合橋から立川ダムへの道へ進みます。この辺は毎年のコース通りですが、今年は例年にも増して集落に濃いピンクの桃の花が目立ちます。畑には鮮やかな黄色いアブラナの花や、様々な草花が。また、川からはカジカガエルの声も軽やかに聞こえてきます。今年ももうそんな季節なのです。
今までにも増して道がぐっと細くなり、辺りの雰囲気が山間っぽくなってくるこの区間。途中には大きな鳥居が路上にあったり、小さな小学校や夏には子どもが遊んでいる淵などもあって、退屈しません。一方でそろそろ足に坂の抵抗を感じ始めるのもこの辺りから。
杉林が少し続き坂がちょっと厳しくなってから、周囲が開けて赤木の入口に到着です。「ここが栗山ですか」という質問がありますが、いえいえ。ここから分岐する、そこの激坂。いよいよ本番でございます。一瞬一同しーん(笑)。
例によって最後尾サポートの幹事業務を言訳に、最後からゆっくり登ります。10%程度の坂が連続するこの栗山林道、実はお花見サイクリングもここからが本番。
集落下手ではしばらく桜の道が続きます。特に並木のように一定の間隔で植わっているわけではありませんが、これらの桜が路上に張り出したり、カーブの最高の位置に立っていたり、1本1本がばっちり決まった佇まいです。頭上には満開の桜、道ばたにはアブラナやレンギョウの黄色、そして桃畑には濃いピンクの花がやはり満開。杉の向こうにも見下ろす桜。
まさに花の道です。
途中の杉林を過ぎると、集落も上手に突入。この辺りで再び周囲の展望が開けます。
つづら折れの途中には、桃畑が拡がります。桃の多い栗山でも、以前はここが一面ピンク色でとても賑やかで、その様子が笠山峠を下る途中でよく見えたものでした。確か去年、枝が刈り取られたのではなかったかと思います。また数年後、ここが一気に濃い桃色に盛り上がる景色を見ることが出来るのでしょう。
足元の草花も遠景の畑も様々な花で一杯。ちょっとタイミングが違うと花のピーク同士がずれてしまうのですが、今年は比較的ばっちりだったようです。
後で足を進める予定の萩平方面への分岐にも、鮮やかなツツジが。
この先、空に向かって開けた区間から桜の下のカーブを過ぎ、いよいよ集落一番上手の桜の下へ。
12:35、私が最後に昼食地点のいつもの道端到着。皆さん桜の下で思い思いに食事中。ただ、この集落上手の桜は、いつもさっと散ってしまうようです。今回もほんのちょっと下であんなに桜が見事だったのに、ここではもはや散り際でした。
ひゅ〜ずさん、bicyclaさん、やまたつさんが行方不明とのこと。消去法で想像するに、どうも元気の余ったお3方が栗山を通過してそのまま遙か上の笠山峠を越えてしまったのではないか、ということになりました。
笠山峠というと、奥武蔵でも厳しめの部類に入る峠です。皆さんは体力的にも経験も全く心配の無い方ですし、あまり心配しませんでしたが…特に超人bicyclaさん。頸城や各地のランドナーOFFで力強い走りを何度も見せて戴いていましたし、以前房総でも20%激坂をにこにこシッティングで登られていて、もうこの方が何をされても驚かない自信があったのですが…何故某製作所関係には超人が多いのでしょう。
記 2005.5/7