2005.3/27 白石峠 #2 |
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標高が上がって少し寒いので、あずまやで少し休憩後、12:00出発。
ここからグリーンラインのなれの果て、奈良田林道になります。
定峯峠から白石峠までは結構登りが続くだけあり、逆走の今日は下る一方ですが、日陰の大きな雪の塊にはびっくり。春らしく暖かだった今までと違い、寒さがとても堪えます。
でも、この区間に多い暴走バイク対策の段差でゆっくり下っているため、身体に当たる風が弱いのが救いでした。
杉の合間から見え隠れする、いかにも秩父らしい風景を横目で眺めて、定峰峠はそのまま通過。
この先から更に秩父高原牧場林道が分岐します。粥仁田峠から秩父高原牧場方面への近道で、林道から谷間へ急降下する道も楽しいのですが、今日はこのまま県道11を下ります。
12:20、下りきった白石でちょっと休憩。
定峯峠へ来る度、以前から惹かれていた山間の集落です。こぢんまりとした集落は、この辺りの集落の典型的な佇まい。県道11が現在のように拡幅される10年以上前の風景が、ある意味そのまま残っていました。
帰って見た天気予報では、この日はこの春一番の暖かさだったとのこと。道ばたの梅の木には早くもミツバチがフル出動、道ばたの草花も暖かな陽射しで元気いっぱいでした。
そのまま下りに任せてちゃちゃっと下り、昔からツーリストの定番休憩ポイント「落合の店」で休憩。
さんぽさんの「落合はどこだ〜」のギャグは虚しくも報われませんが、気を取り直して更に槻川沿いに下って、パトリアおがわ脇からさっきのセブンイレブンがあった西平へ。
途中には低いながらももう一発「松郷峠」が。まあ標高が低いからなのですが、この辺の峠には珍しくだらだらした坂が単調な杉林の中に続きます。単調とはいえ、道ばたの茂みの中には時々石塔が見られます。あるいは谷と谷とをショートカットする、旧道だったのでしょう。
しかし、峠近くのセメント工場が、旧道の気分をぶっ飛ばしてくれます。
13:35、西平着。再びセブンイレブンで休憩後、13:50、西平発。神社の脇からさんぽさん推薦の激坂へ。
杉林の中、確かに激坂がぐいぐい続き、やがて周囲がぱっと開けて宮平到着。
その先も集落や隠し畑みたいな中に道が続き、ぱあっと関東平野の展望が開けると鞍部です。
そのままシュールなゴルフ場施設の中を過ぎ、下り続ける途中で、また関東平野を一望。午後のほわんとしたオレンジ色に包まれた景色は、まさしく春特有のものです。近景の農村にも春の花が一杯、ここでも春ツーリングの喜びがこみ上げます。
下りきって往路に通った越生→都幾川の道に合流。
越生では埼玉のサイクリストに名高い豆腐屋「藤屋」で休憩。ここで溜まり豆腐を食べますが、これが評判通りとてもオイシイ。調子に乗って本能の赴くままもう少し食べたくなりますが、さすがに溜まり豆腐2丁はおなかを壊しそうです。
悩んでいたら、さんぽさんが「豆乳レアチーズケーキが美味しいらしいよ」と教えてくれました。名前は何ともイロモノイメージでしたが、サイズ的には非常に適当だったので、大人しく食べてみると、これがまた正しくレアチーズケーキでオイシイ!
14:50、藤屋発。越生からはさんぽさん秘蔵のダート、「未来に伝えたい川越の道」玉林寺の雰囲気一杯のダートを経由。
さっき上から眺めた以上に周囲は春の夕方らしいオレンジ色の霞に包まれていましたが、気温はまだ快適そのもの。せっかくなので、鶴ヶ島の圏央道近くで川越へ帰るさんぽさんと別れ、自走で帰ることにしました。
途中ではサイボクハムで立ち食い、東村山着は17:00。春先のいいツーリングでした。
記 2005.4/8