2005.3/27 白石峠 #1 |
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本川越→(市道他・県道114・町道・県道30)毛呂→(町道)大満 |
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寒い日が続いた3月下旬でしたが、天気予報では気温が上がってこの春一番の暖かさとのこと。今日はいける。薄着できるような衣服で自宅を出発。
果たして朝の本川越は、きりっと爽やかに涼しいですが、天気予報どおり寒さはありません。8:05、本川越発。川越市駅前を通過して、川越の住宅地から入間川沿いの農村地帯へ。
毎度のことですが、こういう川越から奥武蔵にかけての方向感覚が狂いそうな裏道に異常に詳しいさんぽさん、非常に頼りになります。しかし出発早々、細道だろうが向かい風だろうがいきなり30km/h巡航が続くのも、毎度のさんぽツアー通り。
細道から細道へ、何だか同じような、ちょっと寂しい漠とした農村風景が続きます。思えば昔小学生の頃の森林公園への日帰りツーリングの帰り道、ちょっと色気を出して逸れた脇道で果てしなく迷った時も、この辺りにはずっとこんな感じの似たような風景が延々と続いていたのでした。
9:10毛呂着。ちょっとコンビニ休憩後、9:20毛呂発。滝の入・桂木方面への丘越えに足を進めます。
こぢんまりと落ち着いた雰囲気の滝ノ入には、まだ咲いている梅や畑の花、足元には野の花が一杯、思わず足が停まります。既に気温も充分上がってきていて、楽しい春ツーリングの気分が盛り上がります。
滝の入の奥から丘の上の桂木へ登りが始まります。
丘の斜面を何回か折り返して稜線(?)の桂木へ。集落の草花は色とりどり、道ばたの草は確実に力強く、もはや周囲はどこを見ても春の山間の風景です。ついでに谷間がむわっと霞んでいるのは、この春平年比30倍と言われる花粉のせいではないでしょうか。
インフルエンザのリハビリと言いつつとにかく登りの速いさんぽさんに途中途中で待ってもらいながら丘を越え、今度は越生の谷へ。
服装は毛呂から半袖レーパンですが、下りの日陰でももはや涼しいだけで、全く寒さを感じません。
さすがに梅で有名なだけあって、谷間には梅畑が拡がっています。低めに手入れされた畑ばかりではなく。かなりこんもりとした木々が密に生える畑などもあるのですが、そんな畑でもまだまだ梅は満開。ちょっとワイルドな雰囲気が珍しいです。
だらだらっとした丘越え後、今度は都幾川の谷へ。
木製建具の産地だけあって、それ関係の店を眺めながら、10:10、西平着、セブンイレブンでしばし休憩。この道にも練習ロードが増えてしばらく経ちますが、今日も店の前はロード乗りの休憩拠点になっていました。
10:30、西平発。
「下モ」という集落から、いよいよ白石峠への登りが始まります。さんぽさんはぐいぐい登り始めてあっという間に見えなくなってしまったので、のんびり一人旅で中カ、上サ(何故か下手だけ上中下シリーズ)、大野と登ってゆきます。
大分登った勝負平(しかし凄い名前だ)の集落の先当たりから、日陰にはたっぷり雪が目立ち始めます。
そのあたりからひたすら山腹のトラバースになり、行く手に遠く見える白石峠らしい稜線の窪みも少しずつ近づいてきます。
11:50過ぎ、白石峠着。
峠から伸びる笠山峠林道には、けっこう雪が溜まっています。東秩父村の谷間は例によって花粉っぽく霞み気味、山の杉も真っ赤っか、花粉症の人にはかなり辛そうな風景です。
記 2005.4/8