2005.12/30
走り納め南房総05 #2

千倉から千倉林道、畑林道経由で潮風王国、千倉へ 赤は本日の経路

鴨川→(県道247・町道)宮山→(国道410他)中台→(町道)原
→(国道128・410)和田→(町道)川合→(町道)和田
→(町道・県道187・町道)寺庭→(町道)南朝夷
(以下#1)
→(千倉林道)畑→(畑林道)原
→(国道410・町道)道の駅 潮風王国→(町道)南千倉
→(県道251)千倉   65km   FCYCLEへ

4年ぶりの千倉林道 RICOH GR DIGITAL GR5.9mm1:2.4

 そろそろ谷が行き詰まりそうな雰囲気が漂い始めた辺りで、待望の千倉林道分岐が登場。

林道分岐登場 谷間を進む 広葉樹主体 常緑樹も多い

 千倉林道はここ2年連続崩落通行止めで通れなかったのが嘘みたいに、キレイに復旧が完了していました。以前よりガードレールが増えたような気もしますが、まあ前向きな復旧維持管理の賜と解釈できます。

頭上に木が覆い被さるのは房総デフォルト 小トンネルもある コンクリートの孔口は後付けか 密林ではあるが開放的な雰囲気も この辺り緩登って下ってが一発 ブラインドコーナー多し 結構軽が来るので要注意 続く密林 一人だと何となく怖いかも

 モルタル補強の素掘りトンネルを始め、狭く細いくねくねの谷間に細かめの常緑樹林はまさしくジャングル。

でも皆さんには好評 登りが続き始める 一人一人トンネルを抜ける すばるさん大喜び
すぐに峠部分の素掘り風トンネル到着 向こう側は日だまりが明るい

 緩めの坂のてっぺんでトンネルを抜けると、いよいよ千倉林道のハイライトです。鬱蒼とした杉林を下って竹藪のトンネルに突入、木漏れ日が眩しく、苔生した砂岩がビロードか絨毯みたい。

密林を下り始める こっちは茂みの中の道 葉の溜まった路面 そろそろ下る いよいよ竹林区間へ 千倉林道のハイライト 木洩れ日がまぶしい 壁のような竹林 竹のトンネル 巨大生物の内臓の中みたい

 以前の台風でずたずただった竹林区間も、だいぶ復旧されたようです。時々竹が根こそぎなぎ倒されている箇所もありましたが、かなり落ち着いた表情を取り戻したと言えるでしょう。

そろりそろり下る 緑のトンネルが続く 木洩れ日も力強い 南の海岸を感じる

 竹林の向こうに突如囲いが登場。畑の集落の外れですが、しばらく道は山裾をくねくね進みます。その間、畑や民家が切れると再び竹藪が復活。海岸の丘陵らしく、竹藪の向こうにも竹藪の谷間と鬱蒼とした低山がちらちら見えます。

畑の特産千両の囲い 集落開始 民家が断続 砂岩の壁がとても美しい 集落の中でも細くねくね道が続く そろそろ千倉林道終点 終点から林道を振り返る

 この道でgenieさんと話題になったのは、くずてつさん1999年主催、南房総衝撃の超名所を辿った、感動の「マニアック南房総OFF」。この千倉林道、毎年通っている畑林道も、このOFFで教えてもらったのでした。ここ2年間崩落が続いて訪れることができなかった千倉林道への、心に残る再訪でした。

畑 砂岩の土手が美しい 物置、用水路まで堀り込まれてビルトインされているのはあまり類を見ない 千倉から千倉林道、畑林道経由で潮風王国、千倉へ 赤は本日の経路
千両畑の囲いが随所に登場

 千倉林道から畑林道2号線に向かう畑の集落内で、ちょっと気になるものを発見。噂の建設中道路です。

件の建設中道路 谷は1つ違えど将来林道畑1号線はこちらに移行かも

 豪快に田圃の中をよぎるこの建設中道路の左側、ぐいーんと曲がって行く方向は畑2号線方面なんです。この道の続きが畑2号線なんてことになると、いかんせん狭い谷間なので旧道を潰してなんてことになってしまいそうです。
 もしそうなら、普通測量ぐらいは始まっているはずなのですが、この後通った畑2号線自体にはその痕跡はまだありませんでした。

畑の行き止まりをちょっと見物 ちょっと森の中を経由 しかし木洩れ日は冬と思えない

 畑では集落一番奥の行き止まり地点を訪問。たまたま現れた地元のおばさんに確認すると、徒歩20分で川沿いにダムを渡って白浜へ抜けられるとのこと。今度チャレンジしてみようと思います

いよいよ畑の終端部へ 静かなたたずまいの美しい農村 手前は千両畑 行き止まりから戻り始める しかし森の道はキレイ 千両畑の中を抜けて 畑2号線へ 左が畑2号線 右は今戻ってきた道

 その後は畑林道2号線へ。鬱蒼とした森の中、しばらくだらだら坂の細道が狭い谷間をくねくね遡ります。林道それ自体は以前と全く変わらず、畑側も名倉側も林道それ自体には工事の気配はありません。

谷間を遡る 鬱蒼とした周囲 やはり一同粛々と進む 小トンネル登場 もう一つ連続 砂岩切り通し

 谷間も道も、さっきの千倉林道よりもう少し狭く入り組んで薄暗い印象。ジャングル度はこっちの方が高いかも。

ayakoさん爆走中 相変わらずブラインドコーナー多し 次第に薄暗くなる道
茂みの中の細道を行く一同

 最後に多少ぐいっと登ると、突如お馴染み素掘りトンネルが登場。薄暗い森の中で地層断面がもこもこ盛り上がり、岩と言うより大きな生物の表皮みたい。そこに開いた入口に、ふと2度と帰って来れないんじゃないかなどと思ってしまいます。

頂部のトンネル 地層もりもり 素掘りトンネルを抜ける 薄暗くも上の木洩れ日が明るく力強い ここは大好き
名倉側 砂岩がすかっと切られている

 勝手な想像に反して短いトンネルを抜けると、砂岩の高い切り通しの下。木漏れ日がきらきらと眩しく、時々頭上の木々を風が音を立てて通り過ぎます。ふと時間を思い出し、時計を見るとやはり順当に時間が過ぎていていい時間になっています。

頭上の木々 下り始める 行く手がまぶしい いよいよ展望ポイント

 ますます鬱蒼としたジャングルの急下りを少し下ると、斜面の向こうに突如太平洋が拡がります。午後の陽差しはますます眩しく、南房総も最南端端部の海はますます濃い紺色。何度見ても感動的な、畑林道のハイライトです。

いつ見ても感動の展望 今日も海は紺色

 道の駅までは海沿いの町道、紺碧の太平洋を眺めつつ、頭の中はもう刺身だけです。

町道海岸道路へ 何度見ても胸を突かれる紺色の海 ここへ来て快晴に 来て良かった

 結局道の駅 潮風王国到着は14時半前。デフォルトの海鮮丼に毎年楽しみなマンボウのお刺身、お任せオプションで頼んでみた金目の煮魚、とても美味しかったですね。

最初はマンボウの刺身 新鮮なので脂っぽくない 黄色いのは肝 毎年デフォルト海鮮丼 お刺身ぷりぷりこりこり みそ汁もオイシイ お任せで登場した金目の煮魚 しみじみ美味しかった…タレも最高 食べ始めると誰もしゃべらない お買い物を終えて出発 潮風王国で記念撮影 クリックで拡大表示します

 食事の後はおみやげをたんまり買い込みます。今回私も干物を買いましたが、とてもオイシイ干物でした(でも実は北海道産サンマ)。
 外へ出ると、信じがたいほど辺りは真っ赤っかに染まっています。こうなると、もうあとは時々ちらちら夕方の寂しい海を眺めつつ、すっかり冷えてきた海岸の町道を千倉へ向かうだけ。

太陽が沈みそう 千倉へ急ごう 景色は真っ赤っか 遠景もほんのり夕焼けオレンジに

 各駅停車の千倉発は16:53。もう秒速で暗くなり始める時間になっていたのでした。

千倉から千倉林道、畑林道経由で潮風王国、千倉へ 赤は本日の経路 千倉到着
輪行完了、普通列車へ 館山からは特急で帰京(ところがその後某会の招集が!)

 2005年一緒に遊んで頂いた皆さん、思い出をたっぷりありがとうございました。2006年もよろしくお願いします。

記 2005.12/31

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Last Update 2006.1/21
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