戸田峠から西伊豆スカイライン、仁科峠経由で松崎へ 赤は本日の経路

2004.11/27
ランドナーオフアプローチ
沼津→妻良 #2

沼津→(国道414)多比→(県道17)古宇→(県道127・18)達磨山(以上#1)
→(西伊豆スカイライン)船原峠→(県道411)風早峠→(県道59)仁科峠
(以下#3)→(県道59)仁科→(国道136)松崎→(県道121)岩科南側
→(町道、林道)天神原→(国道136)妻良
   90km

仁科峠からの見返り富士山 過去最高の見晴らし

 達磨山の山肌を巻きながら伽藍山へ登って行く道は、東の修善寺の谷に開けている。伊豆の山々の稜線がほぼ水平に見え、その下には谷間の展望、後ろには富士山も。これらがすべて連続して見えるのだ。

伽藍山から振り返る達磨山方面 連続する南アルプスが圧巻 ちょっと道ばたでニューサイ写真 いろいろな場所でいろいろな展望が

 達磨山が終わって伽藍山に移る辺りでは、すとんと一気に落ち込んだ真下に戸田の町と駿河湾、遙か向こうに遠州方面の陸地や、海から直接立ち上がるような南アルプス、中央アルプスが全部見えた。雪を被った3000m級が、ところどころで突出している。展望台の地図で照合すると赤石岳は確認できた。後で合流したさんぽさんによると、北岳も見えたらしい。

ぐいぐい登る道 開けた道が続く 見通しはとにかく素晴らしい 戸田を見下ろす もう戸田だ その先が伽藍山辺りか 特に表示は無い

 遠景も素晴らしいが、周囲が開けているので、これから先の行く手の道も見渡せる。まさにスカイライン、空の中を行くようなダイナミックな景観である。

伽藍山辺り 駿河湾方面を望む

 伽藍山の脇、開けた土手のような鞍部を過ぎると、おもむろに下りが始まった。標高900mを越える西伊豆スカイラインの最高地点から、標高700m強の船原峠まで一気に下ってしまうのだ。

伽藍山から船原峠・仁科峠経由で松崎・妻良へ 赤は本日の経路 下り始める
下の方に行く手の道、さらにその向こうに船原峠、彼方に仁科峠

 下る途中の正面に向って開けた展望は素晴らしい。近くの山々、駿河湾の近海が明るい光の中でよく見渡せる。正面彼方は少し開けていて、一目でわかる牧草地が拡がっていた。斜面の形に見覚えがある。確かに仁科峠だ。伽藍山と仁科峠の間が船原峠で落ち込んでいるので、何とこんなに手前から仁科峠の牧場が見えるのだろう。よく考えるとたしかにそういう位置関係ではある。

土肥を見渡す まだ下る 船原峠間近

 11:40、船原峠着。噂に聞いていた旧道の通行止めを上からちらっと眺め、そのまま登り返しを開始。さすがにそろそろちょっと空腹感を感じ、登り初めてすぐに休んでおにぎり補給してしまったりするが、まあこの後の松崎回転寿司「ととや」がある。あまり腹を満たすわけにはいかない。

船原峠 通行止めのバリケードが見える 再び登り始める しばらく単調な登り

 杉林の登りには、もう真っ白で穂が飛び散りそうなススキが目立つ。多くの場所で林に遮られてあまり展望は開けず、細かいアップダウンが何回かあったり、棚場山を抜けるトンネルがあったりして、さっきまでの西伊豆スカイラインとは景色の趣は異なる。

ちらっと駿河湾&南アルプス しかし基本的に閉鎖的な道が続く ススキ ススキの輝く登り道 土肥と駿河湾

 3年前の訪問で感動的だった、見返り富士山と駿河湾から南アルプスが見える場所でも、すっきりくっきりの展望が楽しめた。

振り返ると富士山ちらちら 登り基調道が続く 狩野川の谷に降りる分岐 しばらく続くアップダウン 箱根方面 正面も激晴れ

 ただ、いくら標高が高くても、朝の海岸沿い県道17や、さっきの西伊豆スカイラインの方が、山々は大きく見える。

仁科峠の牧場が見えてきた カーブの向こうで風早峠まで一気に展望が開ける

 風早峠から仁科峠までもうあと少し。と思わないとくじけそうなほど、開けた山肌の直登のような登りは長く見える。修善寺側の展望もいよいよここが最後である。低木帯と牧草地の上の仁科峠の向こうは、もう南伊豆エリアの松崎へ下るだけなのだ。

風早峠到着 あと一踏ん張り しつこい登りが続く 写真と称して時々足を停める 仁科峠到着あとは松崎まで一気に下り

 12:40、仁科峠着。今日最後の見返り富士山、宇久須方面へ一気に下る谷と駿河湾の濃厚な紺色をちょっとだけ眺め、おもむろに下り始める。

風早峠から更に直登みたいな登りが続く ぐいぐい登るだけあって展望はどんどんよくなる 箱根〜丹沢方面 仁科峠でニューサイ写真 見返り富士山 さすがに西伊豆スカイライン程でかく見えない こちらは宇久須方面 濃紺の海、きらきら銀色の波 何とも南国

 確かここから松崎へはけっこう長い下りである。回転寿司を食べることを考えると、もはや14時集合のタイムリミットだ。

仁科峠でもう一枚 沼津から伊豆スカイライン・仁科峠経由で松崎方面へ 赤は本日の経路
宇久須方面への分岐 松崎方面の県道59はここから細道

記 2004.12/8

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Last Update 2005.3/9
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