2004.5/22 大弛峠 #2

赤は今回経路 灰色は過去経路

塩山→(県道38・国道140)窪平→(県道210)杣口
→(杣口林道)金峰牧場→(川上牧丘林道)
(以上#1)大弛峠
→(川上牧丘林道・村道)秋山→(県道68)信濃川上
60km

募集要綱・帰着報告

標高2370m 寒い峠でニューサイ写真

だいぶ高度も上がって寒々とした風景 実際寒い 針葉樹も何だかそれっぽい 休み休み登る 楽しいペース この形の先が現れると峠も近い あと少しで峠 峠手前のゲート到着

 峠着は12:40。さすがに標高2370m、陽も出ていないせいか寒いので、おにぎりを何個か食べて防寒兼用の雨具を装着。とっとと下り始めます。

川上村の看板で記念ニューサイ写真 寒い峠周辺 峠の長野県側はいきなりダート 雲が厚い この時はまだそれほど深刻に考えていなかったが… 下り準備完了!

 このままだと三国峠着は15:00過ぎ、ゆっくり走っても19時前には西武秩父に着けるはず、でした。と、峠から見える川上村側は雲に完全に隠れてはいたのですが…
 下り初めてすぐに雨が降ってきました。

けっこう激ダート 一気に下る 正面は峠っぽい ダートはそろそろ落ち着いてきたが… wakaさんいいペース 雨が降ってきた しかも大雨

 つづら折れを下るうち、その雨はすぐに勢いが強い大雨に。最悪の局面です。帽子のつばからぼとぼと水滴が落ち、ガレ気味のダートはまるで川みたい。雲の中だからか気温もどんどん冷えてきています。みんな下るうちにブレーキシューが完全に磨り減ってしまい、レバーとハンドルがくっついてブレーキが効かなくなり(これは恐怖)、時々停まってワイヤを調整します。それでもまだ標高2000m強、最低限、この大雨& 激ダート&トータル1000m以上下りをこなさないと何ともなりません。

雨に煙るカラマツ 雨の中ではあるが少し体制立て直し ひたすら下る つづら折れターン

 私も調整のために停まったら、下の雨具まで持っていていたお二人と違ってレーパンから下が濡れ放題だったためか、冷えて足が動かなくなっていて転倒。気が付くと捻挫していました。
 3人とも「これは多分今年の3大修羅場のひとつになるだろう」と客観的に目の前の局面を分析しつつ、天気も自転車のコンディションも悪いので、三国峠断念がここで決定。内心「助かった…」(笑)。

いよいよ激下り区間が開始 舗装区間突入 雨は続くが、それでも取りあえずニューサイ写真 川上村側ゲートを越える

 舗装区間まで下りきると大分雨は止み、下りきった秋山では路面すら乾いています、三国峠方面は何だか明るく、
高「三国峠は…」
す「自転車の調子が悪いから止めよう」
とか、
す「ここから信州峠という手もあるね」
高「それこそ1000m以上の下りでしょう」
とか、未練たっぷりの会話が続きます。信濃川上で温泉を探しますが適当な温泉が無く、とりあえず駅に着いてみたら、直近の列車は12分後、次のは1時間半以上後。泥除け無しで砂だらけになってしまい、一番温泉に入りたそうだったwakaさんが、一言「輪行!」。

川畑下から始まる普通の道路 小淵沢でホリデー快速を待つ

 小淵沢からは程良く余裕の接続でホリデー快速へ。有名な小淵沢の駅弁とビールを買い込み、その後は平穏な帰路となりました。

記 2003.5/24

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